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新世界編
960話 久しぶりだな
しおりを挟むやばい、魔力がどんどんと失われることが感じられる。
翔の分体は1時間が経過した頃、魔力が予想を遥かに上回るくらい消費されていた。
「はぁ、ついた。」
翔が向かった場所は墓地だった。
「チャッピー、久しぶりだな。いや、チャッピーからしたら三日ぶりか。そっちでの調子はどうだ?相変わらず、ご飯を沢山食べているのか?大概にしないとどんどん太っちゃうぞ。」
「俺は元気だよ。たくさんのことを経験したさ。チャッピーと話せてよかったよ。じゃあ、また今度な。次はチャッピーの好きなカリカリを持ってくるよ。」
パリパリパリパリ
翔の分体が消滅した。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
今回の実験でたくさんの事がわかった。
それは、転移魔法の可能性と他に魔力の多様性、俺の知らない性質にも出会えた。
恐らく、それを知るものはこの世には存在しないのだろう。
だが、あんなにも溜めてあった魔力で滞在期間がかなり短いというのは失念していたな。
今度は時間軸も加味して試してみよう。
次は地球にいる友と語り合いたいものだ。
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