テンプレを無視する異世界生活

新世界編

885話 竜族の受け入れ

「クロはこれからどうするんだ？」

「そう言えばだな。俺がここに来たのは目的があったからだったんだ。」

「どういうことだ？」

「神竜様に伝えてくれと言われていたことを伝え忘れていた。」

「お前は何しにここに来たんだよ本当に.....」

「で、その内容は？」

「竜族をここで受け入れて欲しいんだ。」



竜族をこの国に受け入れる..........キャパ足りなくね？



「なんで急にそんなことを？」

「今、竜族はベビーブームなんだよ。あと数十年後には成竜した竜がわんさか溢れて竜の国がぎゅうぎゅうになってしまうんだ。」

「竜人化させればいいだろう？」

「竜人化してもなんだよ.....」

「そんなに産まれたのか？」

「大体、10年前の5倍は産まれたな.....」

「わかった。だが、もちろんいくつかの約束はしてもらうぞ。」

「それはもちろんだ。」


俺は三つの条件を出した。


・竜人化が出来ること
・歳が200歳を超えること
・住民を襲わないこと



大きくわけてこの三つを提示した。