テンプレを無視する異世界生活

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新世界編

825話 多機能指輪

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翔はガイルにある魔道具を注文していた。


「おい、翔!出来たぞ!」

「わかった、今行く。」


翔はガイルと通信し、ガイルの元へと転移した。



「一応、言われた"録音機能と防御魔法のかかった伸縮自在の指輪"を10万個作っといたぞ。」

「俺は8万って注文したぞ?」

「いや~最後の方は楽しくなっちゃってな。」


こいつはこういうやつだったわ.....



「まあ、2万個はサービスしとくよ。」

「そりゃ、ありがとさん。」

「おう。また、なんかあったら言ってくれ!俺はいつでもお前の味方だぞ。」

「頼むな。」


ガイルは代々あるこの店を続けているため、俺はガロンドに来ることを誘わなかった。

金とか地位より誇りや居場所を大切にしているんだろう。

俺はそういうところを買っているから、ガイルはリーデルにいるべきだ。



こうして、翔は国民全員に指輪を渡した。


「これは、この国の民と示す指輪だ。これを持っていることによって、国の出入りにお金はかからないし、防御魔法もついているためある程度の攻撃も耐えられる。」



そういって、翔は全員に刻印入りの指輪を渡した。
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