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新世界編
822話 最悪の答え
しおりを挟むそこから翔は魔道具の説明やどこに着くのかを説明した。
「空気中の魔素を魔力に変換する技術や転移させる技術はまさに革命だな。」
「しかも、積荷の馬車が100台ほどの広範囲ともなれば.....」
「して、翔殿!このようなものの値段は.....」
「そこは、キュルム王にお任せしますよ?」
それは、キュルム王に取って最悪の答えだった。
超高額で売りつけられれば断れるし、低額ならば買うことが出来る。
だが、値段を自分で決められるとなると、この価値がどれくらいなのかを伝えるということになる。
ここで間違った選択をしてしまったら、友好などありえない。
とキュルム王は考えているが、翔は「高額なものだから、自分が出せる予算内で買ってくれればいいや。少なかったら、貿易を優先的にして貰って稼げばいい。」 と考えていた。
「あの、これと同じものが四国にあるんですよね?」
「はい、そうですね。」
「それで、そのぉ、おいくらくらいでお売りになられたのですか?」
「白金貨が2万枚ですね。」
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