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神族編
710話 翔の対策
しおりを挟む二人はその一言で勢いを取り戻した。
これは、正直キツイな。攻撃を受けること自体はいいとしても、後ろからの魔法もある。
これでは、終わる気配がしない。残りは五人か。
ならいけそうだな。
"太陽の光"
"砕石土"
"影の自分たち"
"影移動"
"空間繋ぎ"
翔は光源を10m上くらいに飛ばし、地面から岩を突き出させた。
それに、気を取られた瞬間
「いない.....」
「影だ!影には気をつけろ!」
シャラドラは闇属性のため、一早く翔の影を使った魔法に気がついた。
だが、それは一足遅かった。
魔法師の一人が
「うわぁ。」
声を上げた瞬間にはもうその場所にはいなかった。
「そこの影は気をつけろ!!」
一人だと思うなよ。
翔はシャラドラを残し、ギダやサヤナまでも影へと引きずり込んだ。
「みんなが影に引き込まれてどのくらい経った?」
「たいたい、5分ってとこじゃないか。」
シューン
翔が影から出てきた。
「シャラドラ」
「翔さん、他のみんなは?」
「それなら、あそこで寝てるぞ。」
そう言って、翔は見ていた魔法師の後ろを指さした。
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