テンプレを無視する異世界生活

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武闘大会編

534話 ジルコ=ストーレ

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「勝者はビリュ.....」

一瞬の出来事に会場はまたもや何もわからなかった。

わかったのは、ビリュが一歩歩いた途端に二人が倒れたことだ。



「あらら、双子ちゃんやられちゃったかぁ。弟子がやられたけどいいの?」

「よくはないですが、まだまだ彼らは未熟者ですから。」

「俺の代わりにあんた次行く?」

「いや、大丈夫です。」

「なんで?仇を打ちたくないの?」

「やる気満々なのはわかっていますよ。それに、あなたが行った方が確実でしょう。」

「バレちったか。」


レネーとネースはまもなく意識を取り戻し、戻ってきた。


「おつかれちゃん。なんなら、バリィとかいうやつともやりたかったんだけどなぁ。二人とも頑張りすぎだよ。」

「あとは任せましたよ。」

「誰に言ってんのさ。俺が負けるんけないでしょ。」


「アルーシャの4人目はこいつだ!!」

「俺だよ、俺!ジルコ=ストーレ。」


ジルコと名乗るそいつはアルーシャの席から100mほどある司会の場所へ移動し、マイクを奪った。


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