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武闘大会編
477話 余興②
しおりを挟む「じゃあ、まずは火属性、水属性、風属性についての話をしよう。魔法の起源はみんなも知っているように無属性から始まり、この三種類、次に雷、闇、光の順番で出来たんだよね。」
「これは最近知られるようになったことなんだが、無属性の魔法っていうのが属性魔法の基盤となっているんだ。これは、情報屋とか王族位にしか浸透してないと思うけど、これからはどんどんと広まっていくだろう。」
「話に戻ろうか。次に出来た三種類の属性だ。これらは他の三属性と違って汎用性が抜群にいい。」
みんなは聞き入った。手に持った飲み物や食べ物は持ったまま、歩いていた人も歩くことを忘れ止まっている。
「例えば "水球"に"冷却"の魔法をかける。」
「すると、"氷球"になる。ここまではみんな知っているよね。ここから氷の球の内部に意識を持っていき"鑽孔"をする。」
すると、翔の手の上にある氷球の中心にのみ穴が空いた。
「"鑽孔"は基本的に地面に穴を掘るための風属性魔法だが、こうすることによって魔法自体にも穴を開けることを可能にする。」
「おぉ、これはすごい。」
「だが、これだけではないんだよ。さらにひと工夫入れると。」
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