テンプレを無視する異世界生活

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武闘大会編

467話 赤鬼の強さ

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「ふん、確かに言うだけのことはあるな。悪くはない。だが、これではワシには勝てないぞ。」

「まあ、今は勝てない。だけどな、2分後には俺がおしてるぞ??」

「ぬかしておけ。」

"大土槌"


ダリュは手をあげ、そう唱えると大きな土の塊が宙へと浮いた。


「フンッ」


手を下げると同時に土の塊は押しつぶすかのように、ヘンリの元へと飛んでいった。


"月ノ枠斬"

「やっぱり、身体がデカいと反応は遅くなるんだな。」


ヘンリは先程つけたい傷の上からさらに切り込んだ。

ダリュからは血が流れ始めた。


「血のいい匂いがするな。」


なるほどね。さっきの赤鬼の説明は都市伝説的なことではなかったんだな。

血を感じれば感じるほどに強くなるのか.....。

だいたい今で1.25倍くらいの強さにはなっているのか。

ダリュの方がまだ分はあるだろうが、このままやらせておけば、確実にヘンリの思うつぼだな。


「なるほどな。わしも少しは本気でやらんといかんようだな。」
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