テンプレを無視する異世界生活

魔族編

406話 幹部との戦い⑱

「さて、次は誰がくたばりたいんだ？」

「くっ、バケモンかよ。」


タッタッタッ


「翔さん、大丈夫ですか？」

「翔、大丈夫か？！」

「おっ、お前らこそ大丈夫だったか？と聞くまでもなく大丈夫そうだな。」

「クロ達にここは任せてもいいか？」

「おう、任せろ！」

「僕達もまだやれますよ！」


俺はみんなに残りの二人を任せることにして、魔王がいるであろう城の方に向かった。


おっ、さすがにでけぇな。

そこには王城と比べても引けを取らないくらいの大きな城があった。


キィー


自動ドア.....


城の中に入ると、関節がおかしな人形が翔の方を見ていた。


これは魔力で動いてるな。


人形は手招きをした。


ついて来いってことか.....。

俺はその人形についていくことにした。


2分ほど歩くと、そこには一際大きな扉があった。


キィー


ここも自動ドアね。


そこにはこれまでに感じたことがないほどの魔力の塊が存在していた。