テンプレを無視する異世界生活

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魔族編

367話 将棋ブーム

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「翔が書いた将棋の本が爆発的に売れたんだよ。ここらの国のブームは将棋なんだ。」

「特に貴族が喜んでな。頭を使うからといって、上に立つものとしてやっておくといい と言われるまでだ。」

「まあ、この国では頭使える面白いボードゲームはなかったからな。ちなみにどれが売れてんだ?」

「アナグマってやつとゴキゲンナカビシャっていうのが人気だな。」


結構、あっちでもポピュラーなのが売れてんだな。


「だから、その収益の八割は翔が受け取ってくれ。」

「いや、別に金はいらんぞ。俺は金には困ってないからな。」

「お金はいくらあってもいいだろう。白金貨100枚分は売れたから、80枚が入った袋だ。」


ネルは俺に渡してきた。


「こんなに売れたのか.....。日本でもこれくらい流行ってくれたらよかったんだけどな.....。」

「それと、今度お前を紹介してくれという貴族がいたから、よければ社交界的な場所に来てみないか?」

「いや、いいよ。俺はそういうのは得意じゃないからな。」

「そう言うと思って、断っておいた。」


本当に俺のことを分かってやがる
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