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魔族編
232話 無意識の維持
しおりを挟む「あんたは何呑気なこといってんだい!私も神族とは一度会ったことあるが、あれはとんでもない化け物さね。」
「そんなことよりレーダはなんで口調が時々変わるんだ?」
「そんなことって.....。地球にいた時とここにいる時じゃ口調を変えてるんだよ。おばあちゃんっぽい喋りの方が凄い使い手に見えるでしょ?」
「そうだったのか。でも、そんな事しなくても出てる魔力の密度と力強さを見ればわかるだろ。」
「翔は私の魔力が見えるのかい?普通の人じゃ見えないはずなんだがね。」
「ああ、見えるよ。」
そうか、俺は無意識のうちに目にも魔力を纏っていたのか。毎日、魔力を身体中に出し続けて維持するという修行をしていたから、癖で身体中に少しではあるが魔力纏っていたんだな.....。
「レーダの魔力が見れるくらいの腕はあるようだね。」
「当たり前だろ。神族に喧嘩を売る予定がある男らしいからな。それくらいはないとな。」
「お前もなかなかにいい魔力を纏ってるな。おおよそ、お前らに双子が大賢者ってわけか。」
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