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魔族編
204話 三姉妹
しおりを挟む俺は魔法を使えるであろう女の子に念話で話しかけた。
この子が魔法を使えることを他の2人の女の子に知られたらまずい可能性があるからな。
と思ったんだが、どうやら三姉妹らしい。
魔法使える女の子が長女で妹を守ろうとしたら一緒に誘拐されたらしい。
「でも、なぜ私が魔法を使えるとわかったのですか?神官様にもバレたことないのに。」
「魔力の抑え方が不自然なくらいに自然だったんだよ。普通の人は均等には魔力が流れていない。でも、君の場合は1ミリの誤差もなくしっかり均等に魔力が流れているんだよ。」
「なるほどです。自然すぎて不自然ですか。今後、気をつけます。」
「そんな気をつけるほどでもないさ。普通の魔法使いじゃまず気づかない。それくらい見事な制御だと思うよ。」
「ありがとうございます。」
名前は長女 ナナ、次女 リリ、三女 モモだ。
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