テンプレを無視する異世界生活

改革編

161話 続・学校⑨

試験内容は結構合理的だな。魔法が出来ないものは魔力測定だけで、魔法が使えるものは実技の試験か。


「おぉ、やってるね。見た感じだと結構筋がいい子が多い気がするな。」

「あ、勇者様来ていらしたのですか。そうですね、非常にレベルが高いですね。400人以上は入学しそうですね。」


見た感じは火属性魔法を使う人が多いな。火属性3割、水属性2割、風属性1.5割、雷属性1.5割、光属性1.5割、闇属性0.5割っていったとこかな。


「勇者様、もしよろしければ何か簡単な魔法をお見せしてくれませんか？」

「そうだな、受験者のモチベーションが上がるかもしれないしな。」

「一旦、試験中止。今から、勇者様が魔法を披露してくれる。しかと目に焼きつけておくといい。」


調子のいいお膳立てはやめてくれ.....。


「では、今回見せるのは俺の得意な魔法の闇魔法だ。」


俺はそう言って両手に魔法陣を展開した。


"翳球"


翔の手から2つの黒い球が出てきた。