テンプレを無視する異世界生活

リーデル編

23話 初めての依頼③

なぜこの3つを選んだかというと、近い場所で現れるから効率がよかったってだけだ。


それにマウントガイライスには剣術、フレイムビーストには魔法、ホワイトワイバーンには剣術と魔法の両立 を強いられるから戦いの経験にもなる。



一石五鳥くらいだな。うまい話はあったってことだ。



ちなみに簡単に言うと、マウントガイライスはゴリラでホワイトワイバーンは鳥でフレイムビーストは犬  の魔物だ。


まずは、フレイムビーストから行くか。


身体強化した翔は目的地まですぐたどり着いた。


7、いや、8匹いるな。


「おい、犬っころこっちに来いよ」


翔がそういうと8匹のフレイムビーストが翔の方に向かってきた。


すると、翔は魔力の球を20個ほど空気中に放った。


これは自分以外の魔力に触れると電流が流れる「空雷球」と言う俺のオリジナル雷魔法だ。


「雷球」という雷魔法の魔法陣を基盤とし、俺がスキル板を使って作った魔法の一つだ。


威力は弱いが魔力量は少なくて済むし、足を止めるには十分に痺れさせられる。


これで終わりだ


  "土炎"


フレイムビーストを土の壁で覆い、内部を炎を焼きつくした。


フレイムビーストがなぜ炎を纏った容姿をしているか俺は知っていた。


炎を纏うことで火属性魔法を効かないと思わせるためである。


攻略法さえ知っていたらこいつはランクC程度だ。


「よし、風魔法と火魔法の合成魔法は完璧。」


翔は戦利品をとり、さらに奥の森へと向った。