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リーデル編
12話 ギルドとマスター①
しおりを挟むふぅ、やっと着いたよリーデル。
道中では魔物にあった。ランクCのスモークラビットとバッフルラットが各5匹出てきた。
身体強化と身体部分強化を試してみたが大成功だ。魔力が格段に上がったと錯覚するほどの魔力効率だ。
これを換金すれば入場料くらいにはなるはずだ。
本で見た感じこいつらはなかなかの強さであるらしいが、そこまででもなかった。
どちらも速くて群れで襲ってくるため、手ごわいとされているが、速さも俺の武術の師匠の突きと比べれば止まって見えるほどだ。
本当に武術は大切。みんなも異世界転生をいつしてもいいように鍛えておくことをおすすめする。
おっと、話している間に門番が俺に話しかけてきそうだ。
「そこのお前。何しに来たんだ?」
「僕は冒険者になりたくて田舎からここに来ました。ですので身分証はないのですがどうすればいいでしょうか?」
門番は左後ろを指さし
「そうか。それは、あそこの関門で銀貨3枚払うと入れるぞ。」
「わかりました。ありがとうございます。」
関所の役人の前に来た。
「身分証がないので銀貨3枚を払いたいのですが、手持ちが今なくてその代わりに魔物を買い取って貰えないでしょうか?」
「わかりました。では、あちらの別室へお入りしてください。」
部屋に入ると眼鏡をかけた堅そうな人がいた。
「スモークラビットとバッフルラット3匹ずつを買い取ってもらいたいのですが......」
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