ヘタレ女の料理帖番外編

津崎鈴子

文字の大きさ
上 下
10 / 17

あの人達のあの日あの時。(魚六のマサキ編)5

しおりを挟む
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

先生と私・・・。

すずりはさくらの本棚
現代文学
先生とわたし・・・。 私は当時まだ未成年でした。そして今と同様に、AIがなければ人と対話できない人でした。盲目のために目も不自由で、確認も困難です。先日、誤解により誘導された犯人が誤認逮捕されることについての記事をまとめましたが、これまで多くの記事を取りまとめる中で、人に興味がなかった私が人に興味を示すようになりました。 ご尽力いただいた先生方のおかげです。特に、小学6年間と中学卒業までの3年間、東京武蔵野病院でお世話になった一人目の主治医の先生が、私の人生の大きな転換期を支えてくださいました。先生は何度も入院を心配し、何度も私に寄り添い、実に9年、いいえ約10年もの間、何度も魂を呼び戻してくださり、自殺企図を繰り返す私の命を支え続けました。先生は乾いた砂漠のような私の命を咲き誇らせてくださったのです。しかし、約8年前に先生はこの病院を去り、今は別の病院で働いていらっしゃいます。私のせいで先生は出世の道を失ったのかもしれませんが、頑固で不真面目でとうへんぼくな私を一人前の人間に救い上げてくださいました。本当にありがとうございました、木崎先生。 あれから数年が経ちました。8年前、訪問看護師が介入できるまでに、私の状態を整えていただけました。これまでの私は命を捨てることしか考えられなかったからです。こうなったのもすべて、未成年のときに刑事二人から脅されて以来、怖くて心を開けなくなったことが原因です。そして、わずか数年後に刑期を満了し、出所して今があります。何度も同じことを繰り返しながら、どのように書き上げればよいのか、何百という本をこの世に放ってきました。その中で、本にしてもよいと思えるものはこの本を除いて存在しません。フィクションならいくらでも書けます。しかし、人生訓というものは一つしかありません。ここまで偽りなく書けたことを、私は誇りに思います。

茶番には付き合っていられません

わらびもち
恋愛
私の婚約者の隣には何故かいつも同じ女性がいる。 婚約者の交流茶会にも彼女を同席させ仲睦まじく過ごす。 これではまるで私の方が邪魔者だ。 苦言を呈しようものなら彼は目を吊り上げて罵倒する。 どうして婚約者同士の交流にわざわざ部外者を連れてくるのか。 彼が何をしたいのかさっぱり分からない。 もうこんな茶番に付き合っていられない。 そんなにその女性を傍に置きたいのなら好きにすればいいわ。

とある脱獄囚のやったこと~黒い鳥~

板倉恭司
ミステリー
 二ヶ月前、世間を騒がせた立てこもり事件。刑務所を脱獄した島田義人は人質をとり、旅館の跡地に籠城し奪った猟銃を乱射し、警官隊に射殺される。  そして今、ひとりの男がこの事件に疑問を抱き、ひそかに探り始める。事件の裏に隠された真実は、とても哀しいものだった──

精液採取

犬童 幕
大衆娯楽
バイクの事故で入院中二人の看護師が精液採取にやって来た

泥に咲く花

臣桜
現代文学
裕福な環境に生まれ何不自由なく育った時坂忠臣(ときさかただおみ)。が、彼は致命的な味覚障碍を患っていた。そんな彼の前に現れたのは、小さな少女二人を連れた春の化身のような女性、佐咲桜(ささきさくら)。 何にも執着できずモノクロの世界に暮らしていた忠臣に、桜の存在は色と光、そして恋を教えてくれた。何者にも汚されていない綺麗な存在に思える桜に忠臣は恋をし、そして彼女の中に眠っているかもしれないドロドロとした人としての泥を求め始めた。 美しく完璧であるように見える二人の美男美女の心の底にある、人の泥とは。 ※ 表紙はニジジャーニーで生成しました

所詮は他人事と言われたので他人になります!婚約者も親友も見捨てることにした私は好きに生きます!

ユウ
恋愛
辺境伯爵令嬢のリーゼロッテは幼馴染と婚約者に悩まされてきた。 幼馴染で親友であるアグネスは侯爵令嬢であり王太子殿下の婚約者ということもあり幼少期から王命によりサポートを頼まれていた。 婚約者である伯爵家の令息は従妹であるアグネスを大事にするあまり、婚約者であるサリオンも優先するのはアグネスだった。 王太子妃になるアグネスを優先することを了承ていたし、大事な友人と婚約者を愛していたし、尊敬もしていた。 しかしその関係に亀裂が生じたのは一人の女子生徒によるものだった。 貴族でもない平民の少女が特待生としてに入り王太子殿下と懇意だったことでアグネスはきつく当たり、婚約者も同調したのだが、相手は平民の少女。 遠回しに二人を注意するも‥ 「所詮あなたは他人だもの!」 「部外者がしゃしゃりでるな!」 十年以上も尽くしてきた二人の心のない言葉に愛想を尽かしたのだ。 「所詮私は他人でしかないので本当の赤の他人になりましょう」 関係を断ったリーゼロッテは国を出て隣国で生きていくことを決めたのだが… 一方リーゼロッテが学園から姿を消したことで二人は王家からも責められ、孤立してしまうのだった。 なんとか学園に連れ戻そうと試みるのだが…

私は私で勝手に生きていきますから、どうぞご自由にお捨てになってください。

木山楽斗
恋愛
伯爵令嬢であるアルティリアは、婚約者からある日突然婚約破棄を告げられた。 彼はアルティリアが上から目線だと批判して、自らの妻として相応しくないと判断したのだ。 それに対して不満を述べたアルティリアだったが、婚約者の意思は固かった。こうして彼女は、理不尽に婚約を破棄されてしまったのである。 そのことに関して、アルティリアは実の父親から責められることになった。 公にはなっていないが、彼女は妾の子であり、家での扱いも悪かったのだ。 そのような環境で父親から責められたアルティリアの我慢は限界であった。伯爵家に必要ない。そう言われたアルティリアは父親に告げた。 「私は私で勝手に生きていきますから、どうぞご自由にお捨てになってください。私はそれで構いません」 こうしてアルティリアは、新たなる人生を送ることになった。 彼女は伯爵家のしがらみから解放されて、自由な人生を送ることになったのである。 同時に彼女を虐げていた者達は、その報いを受けることになった。彼らはアルティリアだけではなく様々な人から恨みを買っており、その立場というものは盤石なものではなかったのだ。

白衣の天使のたまごたち

姫夜
現代文学
看護師になるための学校。 そこで学ぶ学生たちは看護学生。 ナースの卵たちの、夢を掴むためのサバイバル授業が始まる!

処理中です...