98 / 146
どういう状況? 慧side
しおりを挟む
これからのこと~威圧 慧side の続きからスタートです。
お気に入り登録者数、160人突破★
いつもお読みいただき、ありがとうございます♪
もうすぐR18パート入っていくかとおもいます。
2/6 15:30 再編集(斉藤先生と、三浦先生の苗字が違うところを加筆しました。)
(話がずれて~のくだりを変更しました。流れが変だったので・・・)
______________
引きずられながら、病室の外へ出ていく一慶さんを見つめながら、やっぱり最後まで僕のそばに来てくれなかったなと、思いながら、ドアが閉まるまで見つめていた。
ドアが閉まっても、しばらく呆然とドアを見つめていた。
「中村さん・・・」
優しい声が聞こえて、振り向けばそこにはさっき入ってきた、斉藤先生ともう一人の先生がいた。
「あっ、すみません。えっと・・・なにがどうなっているんでしょう・・・?」
「そうですよね。今から説明しますね。でも、その前に少し診察させてください。」
「わかりました。」
「私はあちらのカーテンの向こうに居ますね。」
そう言って、見慣れない先生はカーテン越しに移動した。
それを見届けると、斉藤先生は聴診器を当てたり、喉を見たり、脈を計ったりしている。
「うん、念のため今日は入院してもらうけど、大丈夫そうですね。」
「いいよー」
と斉藤先生が声をかけると、先程の見慣れない先生が斉藤先生の隣に来た。
「まずは彼の自己紹介をしましょうね。」
「あ、はい。」
「はじめまして。ここの病院で小児科医をしている三浦です。中村さんの主治医である斉藤の夫でもあります。あ、
苗字が違うのは、旧姓のまま夫が病院内ではいるからです。」
「あ、そうなんですね!はじめまして。中村 慧です。いつも斉藤先生にはお世話になっています。」
「いえいえ、こちらこそ。医者と患者という立場ではありますが、中村さんのご両親には大変お世話になったので、できればプライベートでも夫婦ともども仲良くして頂けると嬉しいです。」
「はい!もちろん、嬉しいです。」
「それで、ですね。なんで中村さんが病室にいるかなんですが・・・中村さんはαの威圧にあてられて、倒れてしまったのですよ。」
「え・・・?」
「αに”威圧”というものがあるのも知っていますか?」
「はい。一応。」
「威圧にあてられると、Ωは身体や心に不調が現れます。」
「はい。」
「その威圧に初めてあてられて、キャパオーバーになって倒れてしまったのですよ。」
「・・・・・そうなんですか。その威圧は、誰から・・・?」
「それは・・・須藤さんです。」
少し言いよどんだ斉藤先生だったが、覚悟を決めたように言ってくれた。
お気に入り登録者数、160人突破★
いつもお読みいただき、ありがとうございます♪
もうすぐR18パート入っていくかとおもいます。
2/6 15:30 再編集(斉藤先生と、三浦先生の苗字が違うところを加筆しました。)
(話がずれて~のくだりを変更しました。流れが変だったので・・・)
______________
引きずられながら、病室の外へ出ていく一慶さんを見つめながら、やっぱり最後まで僕のそばに来てくれなかったなと、思いながら、ドアが閉まるまで見つめていた。
ドアが閉まっても、しばらく呆然とドアを見つめていた。
「中村さん・・・」
優しい声が聞こえて、振り向けばそこにはさっき入ってきた、斉藤先生ともう一人の先生がいた。
「あっ、すみません。えっと・・・なにがどうなっているんでしょう・・・?」
「そうですよね。今から説明しますね。でも、その前に少し診察させてください。」
「わかりました。」
「私はあちらのカーテンの向こうに居ますね。」
そう言って、見慣れない先生はカーテン越しに移動した。
それを見届けると、斉藤先生は聴診器を当てたり、喉を見たり、脈を計ったりしている。
「うん、念のため今日は入院してもらうけど、大丈夫そうですね。」
「いいよー」
と斉藤先生が声をかけると、先程の見慣れない先生が斉藤先生の隣に来た。
「まずは彼の自己紹介をしましょうね。」
「あ、はい。」
「はじめまして。ここの病院で小児科医をしている三浦です。中村さんの主治医である斉藤の夫でもあります。あ、
苗字が違うのは、旧姓のまま夫が病院内ではいるからです。」
「あ、そうなんですね!はじめまして。中村 慧です。いつも斉藤先生にはお世話になっています。」
「いえいえ、こちらこそ。医者と患者という立場ではありますが、中村さんのご両親には大変お世話になったので、できればプライベートでも夫婦ともども仲良くして頂けると嬉しいです。」
「はい!もちろん、嬉しいです。」
「それで、ですね。なんで中村さんが病室にいるかなんですが・・・中村さんはαの威圧にあてられて、倒れてしまったのですよ。」
「え・・・?」
「αに”威圧”というものがあるのも知っていますか?」
「はい。一応。」
「威圧にあてられると、Ωは身体や心に不調が現れます。」
「はい。」
「その威圧に初めてあてられて、キャパオーバーになって倒れてしまったのですよ。」
「・・・・・そうなんですか。その威圧は、誰から・・・?」
「それは・・・須藤さんです。」
少し言いよどんだ斉藤先生だったが、覚悟を決めたように言ってくれた。
1
お気に入りに追加
239
あなたにおすすめの小説
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
社畜だけど異世界では推し騎士の伴侶になってます⁈
めがねあざらし
BL
気がつくと、そこはゲーム『クレセント・ナイツ』の世界だった。
しかも俺は、推しキャラ・レイ=エヴァンスの“伴侶”になっていて……⁈
記憶喪失の俺に課されたのは、彼と共に“世界を救う鍵”として戦う使命。
しかし、レイとの誓いに隠された真実や、迫りくる敵の陰謀が俺たちを追い詰める――。
異世界で見つけた愛〜推し騎士との奇跡の絆!
推しとの距離が近すぎる、命懸けの異世界ラブファンタジー、ここに開幕!
転生したけど赤ちゃんの頃から運命に囲われてて鬱陶しい
翡翠飾
BL
普通に高校生として学校に通っていたはずだが、気が付いたら雨の中道端で動けなくなっていた。寒くて死にかけていたら、通りかかった馬車から降りてきた12歳くらいの美少年に拾われ、何やら大きい屋敷に連れていかれる。
それから温かいご飯食べさせてもらったり、お風呂に入れてもらったり、柔らかいベッドで寝かせてもらったり、撫でてもらったり、ボールとかもらったり、それを投げてもらったり───ん?
「え、俺何か、犬になってない?」
豹獣人の番大好き大公子(12)×ポメラニアン獣人転生者(1)の話。
※どんどん年齢は上がっていきます。
※設定が多く感じたのでオメガバースを無くしました。
鬼上司と秘密の同居
なの
BL
恋人に裏切られ弱っていた会社員の小沢 海斗(おざわ かいと)25歳
幼馴染の悠人に助けられ馴染みのBARへ…
そのまま酔い潰れて目が覚めたら鬼上司と呼ばれている浅井 透(あさい とおる)32歳の部屋にいた…
いったい?…どうして?…こうなった?
「お前は俺のそばに居ろ。黙って愛されてればいい」
スパダリ、イケメン鬼上司×裏切られた傷心海斗は幸せを掴むことができるのか…
性描写には※を付けております。
愛され末っ子
西条ネア
BL
本サイトでの感想欄は感想のみでお願いします。全ての感想に返答します。
リクエストはTwitter(@NeaSaijou)にて受付中です。また、小説のストーリーに関するアンケートもTwitterにて行います。
(お知らせは本編で行います。)
********
上園琉架(うえぞの るか)四男 理斗の双子の弟 虚弱 前髪は後々左に流し始めます。髪の毛の色はご想像にお任せします。深い赤みたいなのアースアイ 後々髪の毛を肩口くらいまで伸ばしてゆるく結びます。アレルギー多め。その他の設定は各話で出てきます!
上園理斗(うえぞの りと)三男 琉架の双子の兄 琉架が心配 琉架第一&大好き 前髪は後々右に流します。髪の毛の色はご想像にお任せします。深い緑みたいなアースアイ 髪型はずっと短いままです。 琉架の元気もお母さんのお腹の中で取っちゃった、、、
上園静矢 (うえぞの せいや)長男 普通にサラッとイケメン。なんでもできちゃうマン。でも弟(特に琉架)絡むと残念。弟達溺愛。深い青色の瞳。髪の毛の色はご想像にお任せします。
上園竜葵(うえぞの りゅうき)次男 ツンデレみたいな、考えと行動が一致しないマン。でも弟達大好きで奮闘して玉砕する。弟達傷つけられたら、、、 深い青色の瞳。兄貴(静矢)と一個差 ケンカ強い でも勉強できる。料理は壊滅的
上園理玖斗(うえぞの りくと)父 息子達大好き 藍羅(あいら・妻)も愛してる 家族傷つけるやつ許さんマジ 琉架の身体が弱すぎて心配 深い緑の瞳。普通にイケメン
上園藍羅(うえぞの あいら) 母 子供達、夫大好き 母は強し、の具現化版 美人さん 息子達(特に琉架)傷つけるやつ許さんマジ。
てか普通に上園家の皆さんは顔面偏差値馬鹿高いです。
(特に琉架)の部分は家族の中で順列ができているわけではなく、特に琉架になる場面が多いという意味です。
琉架の従者
遼(はる)琉架の10歳上
理斗の従者
蘭(らん)理斗の10歳上
その他の従者は後々出します。
虚弱体質な末っ子・琉架が家族からの寵愛、溺愛を受ける物語です。
前半、BL要素少なめです。
この作品は作者の前作と違い毎日更新(予定)です。
できないな、と悟ったらこの文は消します。
※琉架はある一定の時期から体の成長(精神も若干)がなくなる設定です。詳しくはその時に補足します。
皆様にとって最高の作品になりますように。
※作者の近況状況欄は要チェックです!
西条ネア
君のことなんてもう知らない
ぽぽ
BL
早乙女琥珀は幼馴染の佐伯慶也に毎日のように告白しては振られてしまう。
告白をOKする素振りも見せず、軽く琥珀をあしらう慶也に憤りを覚えていた。
だがある日、琥珀は記憶喪失になってしまい、慶也の記憶を失ってしまう。
今まで自分のことをあしらってきた慶也のことを忘れて、他の人と恋を始めようとするが…
「お前なんて知らないから」
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる