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焦り
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慧くんと初めて会って、1週間ちょっと。
あれから、慧くんからも中村先生からも、病院を受診したって話しは聞いていない。
慧くんからのラインの返事もない・・・
やっぱりしょっぱなから、馴れ馴れしすぎたのか・・・
なるべく怖がらせないようにしたと思うのだが・・・
いや、こんなふうに思っていた自分はやはり上から目線だったのだろうな。
だから、俺の印象も良くなかったのだろうか。
もう嫌われてしまったのだろうか。
挽回はできないだろうか。
紫苑にも、俺らしくないと言われてしまった。
でもしょうがないじゃないか!
”運命の番”に拒否されることは、地獄の苦しみとはよく言ったものだ。
拒否されていないにしろ、それと同じようなものだろう?
違う?いや、違わない?
仕事もあまり手につかず、やってもやってもミスして、なかなか終わらない。
紫苑にも申し訳ないと思うが、どうにもならないのだ。
そんな状況が数日続いたあと、ついに慧くんから連絡がきた!!
"ヤッタ!慧くんからのラインだ!"
と喜んだのもつかの間・・・
内容に愕然とした・・・
"会えない"って・・・
もうダメなのか?
もう希望はないのか?
混乱する頭の中、震える手で気づけば通話ボタンを押していた。
数コールで繋がったが、その時間さえも永遠に思えた。
電話すら、出てもらえないのか。もう終わりだ・・・
なんて、普通の精神状況なら、普通のコール数だろうに、そんなふうに考えてしまった。
_________________
自分を呼ぶ一人称ですが、
慧くん 普段 私、素 僕
一慶 普段 私、素 俺
になります。わざとです!
あれから、慧くんからも中村先生からも、病院を受診したって話しは聞いていない。
慧くんからのラインの返事もない・・・
やっぱりしょっぱなから、馴れ馴れしすぎたのか・・・
なるべく怖がらせないようにしたと思うのだが・・・
いや、こんなふうに思っていた自分はやはり上から目線だったのだろうな。
だから、俺の印象も良くなかったのだろうか。
もう嫌われてしまったのだろうか。
挽回はできないだろうか。
紫苑にも、俺らしくないと言われてしまった。
でもしょうがないじゃないか!
”運命の番”に拒否されることは、地獄の苦しみとはよく言ったものだ。
拒否されていないにしろ、それと同じようなものだろう?
違う?いや、違わない?
仕事もあまり手につかず、やってもやってもミスして、なかなか終わらない。
紫苑にも申し訳ないと思うが、どうにもならないのだ。
そんな状況が数日続いたあと、ついに慧くんから連絡がきた!!
"ヤッタ!慧くんからのラインだ!"
と喜んだのもつかの間・・・
内容に愕然とした・・・
"会えない"って・・・
もうダメなのか?
もう希望はないのか?
混乱する頭の中、震える手で気づけば通話ボタンを押していた。
数コールで繋がったが、その時間さえも永遠に思えた。
電話すら、出てもらえないのか。もう終わりだ・・・
なんて、普通の精神状況なら、普通のコール数だろうに、そんなふうに考えてしまった。
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自分を呼ぶ一人称ですが、
慧くん 普段 私、素 僕
一慶 普段 私、素 俺
になります。わざとです!
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