【完結】前世の不幸は神様のミスでした？異世界転生、条件通りなうえチート能力で幸せです

3章

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姉上は、結婚して今や、1姫3太郎の4人の母だ。
パワフルお母様、という感じだ。
僕は甥っ子、姪っ子がかわいくて、姉上のところにもよく遊びに行っている。


そんな僕はというと、家を出て着々と、実力を伸ばし、実績を積んでいった。
家を出て３年目に、ドラゴンスレイヤーになった。
たまたま村を襲っているドラゴンに遭遇し、討伐した。
それが決定打になって、Sランク冒険者になった！


行く国、行く国で、国王に呼び出され、住民になってくれ、ずっと国にいないかとか言われたり、専属契約しないか、と誘われたが、どの国でもお断りした。

ずっと断り続けていたから、今はもう誘ってくる国はない。


そんな面倒なこともあったけど、嬉しいこともあった。
ドラゴンに襲われた村に、復興の手伝いで通って要るうちに、仲良くなったその村の村長の娘さんに、告白されたのだ。
僕も可愛い子だなと思っていたから、嬉しくて二つ返事でオッケーしたし、喜んだ。
僕の同い年の、可愛い感じの子だ。
　

人間関係初心者だった僕は、恋愛も初心者なわけで、お付き合いの告白は先を越されてしまった。
貴族でいう、婚約だね。
平民はそんなものないから、前世と同じようなお付き合いという感じ。
だけど、この世界のお付き合いは、前世のような軽いものでもない。


冒険者の依頼をこなして、新しい町から町へ歩き、いろんな国に行きながらも、実家へ帰ったり、孤児院へ行ったり、姉上のとこへ行ったり、彼女のとこへ行ったりと忙しくしていた。


そうそう、家を出る前に最上級魔法の転移魔法を覚えた。
父上や兄上が２週間帰らなかったら、探しに出る！って、言われていたから、必死に覚えた。
領主も次期領主もいないとなったら、大変だもん。
あ、今は前領主と、領主か。

それに、僕も家族が好きだからね。


彼女のところでは、魔法や読み書き、それに剣術や体術も教えていた。
強制はしてないよ。
僕が守るからいいと言ったんだけど、それだけじゃ嫌！というので、みっちり３年教えたら、とっても強くなって、今やBランク冒険者だ。
２人でパーティー組んでいる。