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3章
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そして、今日がその孤児院のオープン日。
お店じゃないんだけどね。笑
庭も作ったから、子供たちが自由に遊べる場所ということになっている。
地域の人にお披露目もかねているのだ。
「えー、この度は孤児院の完成にあたり、大工や職人さんたちには、文官、関わってくれた皆様に、大変感謝しています。地域住民の方々、騒音などで、ご迷惑をおかけしたかと思いますが、このように無事オープンできたのは皆様のおかげでございます。孤児がいないことが一番ではございますが、辺境という土地柄、そうはいかないこともあるかと思います。これからもどうぞ温かく孤児院を見守ってくだされば幸いです。」
そう父上が挨拶をした。
「いいぞー!」
「ありがとう!!」
「リートルテ領万歳!!」
という住民の声が聞こえた。
ここの住民は温かい人たちばかりだ。
きっと、どうにかしてあげたいと思っているけれど、自分たちの生活もあるし、と揺れ動いていたのだろう。
とりあえず、孤児院も無事に完成し、オープンできた。
よかったよかった。
教師役は、とりあえず文官から2名ほど派遣することになった。
僕や、兄上・姉上も時間があるときは、臨時教師として授業をすることになっている。
警備には、冒険者と騎士を2名ずつ配置した。
ゆくゆくは、子供たち自身にも強くなっていってほしいと思っている。
さて、お次のトークは僕の番。
「皆様、はじめまして。リートルテ辺境伯の次男、ノア・リートルテです。ここで、職員の紹介をさせていただきます。まず住み込みで働く6名の、親子です。この方たちは、訳合って母子・父子家庭ですが、強く明るく生きています。この者たちのこともどうぞ、温かく見守ってあげてください。主に子供たちの身の回りのお世話をしてもらいます。勉強を教えてくれる教師の2人です。今までは、文官をしてくれていました。ゆくゆくはリートルテに住まう子供たち全員が教育を受けられれば、と思っています。臨時教師として、私たち兄弟も授業をすることがあります。次に警備の騎士2名、冒険者2名です。皆強いので、子供たちにも指南してもらいます。他に新たな職員が入りましたら、お知らせしますので、見知らぬ者が出入りしましたら、教えてください。どうぞ、よろしくお願いします。」
兄上にやってもらおうと思っていたこの挨拶、僕が発起人ということで家族に説得させられ、出ることになってしまったノアでした。
お店じゃないんだけどね。笑
庭も作ったから、子供たちが自由に遊べる場所ということになっている。
地域の人にお披露目もかねているのだ。
「えー、この度は孤児院の完成にあたり、大工や職人さんたちには、文官、関わってくれた皆様に、大変感謝しています。地域住民の方々、騒音などで、ご迷惑をおかけしたかと思いますが、このように無事オープンできたのは皆様のおかげでございます。孤児がいないことが一番ではございますが、辺境という土地柄、そうはいかないこともあるかと思います。これからもどうぞ温かく孤児院を見守ってくだされば幸いです。」
そう父上が挨拶をした。
「いいぞー!」
「ありがとう!!」
「リートルテ領万歳!!」
という住民の声が聞こえた。
ここの住民は温かい人たちばかりだ。
きっと、どうにかしてあげたいと思っているけれど、自分たちの生活もあるし、と揺れ動いていたのだろう。
とりあえず、孤児院も無事に完成し、オープンできた。
よかったよかった。
教師役は、とりあえず文官から2名ほど派遣することになった。
僕や、兄上・姉上も時間があるときは、臨時教師として授業をすることになっている。
警備には、冒険者と騎士を2名ずつ配置した。
ゆくゆくは、子供たち自身にも強くなっていってほしいと思っている。
さて、お次のトークは僕の番。
「皆様、はじめまして。リートルテ辺境伯の次男、ノア・リートルテです。ここで、職員の紹介をさせていただきます。まず住み込みで働く6名の、親子です。この方たちは、訳合って母子・父子家庭ですが、強く明るく生きています。この者たちのこともどうぞ、温かく見守ってあげてください。主に子供たちの身の回りのお世話をしてもらいます。勉強を教えてくれる教師の2人です。今までは、文官をしてくれていました。ゆくゆくはリートルテに住まう子供たち全員が教育を受けられれば、と思っています。臨時教師として、私たち兄弟も授業をすることがあります。次に警備の騎士2名、冒険者2名です。皆強いので、子供たちにも指南してもらいます。他に新たな職員が入りましたら、お知らせしますので、見知らぬ者が出入りしましたら、教えてください。どうぞ、よろしくお願いします。」
兄上にやってもらおうと思っていたこの挨拶、僕が発起人ということで家族に説得させられ、出ることになってしまったノアでした。
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