8 / 171
8
しおりを挟む
今日のダイニング入りは、僕が一番のようだ。
そこに、兄様と姉さまがはいってくる。
「おはようございます。昨日は、申し訳ありませんでした。」
「なんで、ノアが謝るのよー!悪いのは父様でしょ?ノアが謝る必要ないじゃない!」
と、姉さまはまだお怒りのようだ。
「ノア、昨日父上も言っていただろ?そんな風に謝る必要はない。もっと甘えていいんだ。」
「はい!兄様、姉さま、嬉しいです!!」
そうだ、昨日決意したんだ。もっと素直に甘えるって。
父様が母様をエスコートしながらやってきた。
「おはようございます。父様、母様。昨日は取り乱してしまい、申し訳ありませんでした。」
「ノアちゃん。おはよう。昨日のことは、ダンテ様が悪いのよ。ノアちゃんが謝ることではないわ。」
「ノア、昨日はすまなかった。どうか、許してほしい。」
そう言った父様は、やつれていた。きっと母様にこっぴどく叱られ、睡眠時間も足りてないんだろうな・・・
うん、我が家はかかあ天下なんだな。母様は、怒らせてはいけない。うん。覚えた。
「はい。あの、僕の能力が高いことはわかりました。けど、悪用しようとか、全然思っていません。僕は家族に愛されて、友人にも恵まれて・・・そんな生活ができればいいなと。あとは、楽しく生きていきたいです。僕の大切な人になにかあるようなら、能力をつかうことはやぶさかではありませんが、国王になろうとだなんて思っておりません。」
「ノア・・・やぶさかなんて言葉、どこで覚えたんだ?」
「え?普通に・・・皆さん使ってますよね?」
「普通ではございませんな。トーマスも最近使うようになったか?」とイーマス。
「はい、そうです。」
「うーん?どこで覚えたのか・・・?覚えていませんね」
内心焦りながら、ごまかした。
「まあ、いい。せっかくの食事が冷めてしまう。」
____________________
「「「「いただきます。」」」」
「ノアちゃん、今日の予定は?」
「今日は、1日オフです。」
「では、予定は?ないのなら、お茶でもどう?」
「そうですね。書庫にはいこうと思っていますが、予定は特にないので、母様とご一緒します。」
そこに、兄様と姉さまがはいってくる。
「おはようございます。昨日は、申し訳ありませんでした。」
「なんで、ノアが謝るのよー!悪いのは父様でしょ?ノアが謝る必要ないじゃない!」
と、姉さまはまだお怒りのようだ。
「ノア、昨日父上も言っていただろ?そんな風に謝る必要はない。もっと甘えていいんだ。」
「はい!兄様、姉さま、嬉しいです!!」
そうだ、昨日決意したんだ。もっと素直に甘えるって。
父様が母様をエスコートしながらやってきた。
「おはようございます。父様、母様。昨日は取り乱してしまい、申し訳ありませんでした。」
「ノアちゃん。おはよう。昨日のことは、ダンテ様が悪いのよ。ノアちゃんが謝ることではないわ。」
「ノア、昨日はすまなかった。どうか、許してほしい。」
そう言った父様は、やつれていた。きっと母様にこっぴどく叱られ、睡眠時間も足りてないんだろうな・・・
うん、我が家はかかあ天下なんだな。母様は、怒らせてはいけない。うん。覚えた。
「はい。あの、僕の能力が高いことはわかりました。けど、悪用しようとか、全然思っていません。僕は家族に愛されて、友人にも恵まれて・・・そんな生活ができればいいなと。あとは、楽しく生きていきたいです。僕の大切な人になにかあるようなら、能力をつかうことはやぶさかではありませんが、国王になろうとだなんて思っておりません。」
「ノア・・・やぶさかなんて言葉、どこで覚えたんだ?」
「え?普通に・・・皆さん使ってますよね?」
「普通ではございませんな。トーマスも最近使うようになったか?」とイーマス。
「はい、そうです。」
「うーん?どこで覚えたのか・・・?覚えていませんね」
内心焦りながら、ごまかした。
「まあ、いい。せっかくの食事が冷めてしまう。」
____________________
「「「「いただきます。」」」」
「ノアちゃん、今日の予定は?」
「今日は、1日オフです。」
「では、予定は?ないのなら、お茶でもどう?」
「そうですね。書庫にはいこうと思っていますが、予定は特にないので、母様とご一緒します。」
181
お気に入りに追加
1,863
あなたにおすすめの小説
転生先ではゆっくりと生きたい
ひつじ
ファンタジー
勉強を頑張っても、仕事を頑張っても誰からも愛されなかったし必要とされなかった藤田明彦。
事故で死んだ明彦が出会ったのは……
転生先では愛されたいし必要とされたい。明彦改めソラはこの広い空を見ながらゆっくりと生きることを決めた
小説家になろうでも連載中です。
なろうの方が話数が多いです。
https://ncode.syosetu.com/n8964gh/
異世界で快適な生活するのに自重なんかしてられないだろ?
お子様
ファンタジー
机の引き出しから過去未来ではなく異世界へ。
飛ばされた世界で日本のような快適な生活を過ごすにはどうしたらいい?
自重して目立たないようにする?
無理無理。快適な生活を送るにはお金が必要なんだよ!
お金を稼ぎ目立っても、問題無く暮らす方法は?
主人公の考えた手段は、ドン引きされるような内容だった。
(実践出来るかどうかは別だけど)
こちらの異世界で頑張ります
kotaro
ファンタジー
原 雪は、初出勤で事故にあい死亡する。神様に第二の人生を授かり幼女の姿で
魔の森に降り立つ 其処で獣魔となるフェンリルと出合い後の保護者となる冒険者と出合う。
様々の事が起こり解決していく
聖女やめます……タダ働きは嫌!友達作ります!冒険者なります!お金稼ぎます!ちゃっかり世界も救います!
さくしゃ
ファンタジー
職業「聖女」としてお勤めに忙殺されるクミ
祈りに始まり、一日中治療、時にはドラゴン討伐……しかし、全てタダ働き!
も……もう嫌だぁ!
半狂乱の最強聖女は冒険者となり、軟禁生活では味わえなかった生活を知りはっちゃける!
時には、不労所得、冒険者業、アルバイトで稼ぐ!
大金持ちにもなっていき、世界も救いまーす。
色んなキャラ出しまくりぃ!
カクヨムでも掲載チュッ
⚠︎この物語は全てフィクションです。
⚠︎現実では絶対にマネはしないでください!
婚約破棄と追放をされたので能力使って自立したいと思います
かるぼな
ファンタジー
突然、王太子に婚約破棄と追放を言い渡されたリーネ・アルソフィ。
現代日本人の『神木れいな』の記憶を持つリーネはレイナと名前を変えて生きていく事に。
一人旅に出るが周りの人間に助けられ甘やかされていく。
【拒絶と吸収】の能力で取捨選択して良いとこ取り。
癒し系統の才能が徐々に開花してとんでもない事に。
レイナの目標は自立する事なのだが……。
荷物持ちだけど最強です、空間魔法でラクラク発明
まったりー
ファンタジー
主人公はダンジョンに向かう冒険者の荷物を持つポーターと言う職業、その職業に必須の収納魔法を持っていないことで悲惨な毎日を過ごしていました。
そんなある時仕事中に前世の記憶がよみがえり、ステータスを確認するとユニークスキルを持っていました。
その中に前世で好きだったゲームに似た空間魔法があり街づくりを始めます、そしてそこから人生が思わぬ方向に変わります。
積みかけアラフォーOL、公爵令嬢に転生したのでやりたいことをやって好きに生きる!
ぽらいと
ファンタジー
アラフォー、バツ2派遣OLが公爵令嬢に転生したので、やりたいことを好きなようにやって過ごす、というほのぼの系の話。
悪役等は一切出てこない、優しい世界のお話です。
いきなり異世界って理不尽だ!
みーか
ファンタジー
三田 陽菜25歳。会社に行こうと家を出たら、足元が消えて、気付けば異世界へ。
自称神様の作った機械のシステムエラーで地球には帰れない。地球の物は何でも魔力と交換できるようにしてもらい、異世界で居心地良く暮らしていきます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる