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_目覚めると真っ白な世界_
思わず目を細める。
奥から神々しい光を放った人がくる。
「加藤俊太様、大変申し訳ございませんでした。16年間、幸を受け取れず、不幸ばかり・・・あげく、幸を与える前にお亡くなりになられてしまった。これは、私たち神のミスです。本当に申し訳ありません。」
なんでも、人生において幸と不幸は同等与えられるべきはずのもの。
なのに、地球の神がサボって、アイドルの追っかけをしていたらしく、放置されていたそうだ。
側近たちは必死になんとかしようと、奔走した。
が、あぶれてしまう者もいた。その中で、俺は特にひどかったらしい。
なんせ、幸が一度もなかったんだから。
ちなみに目の前の神は、大神と言い、神をまとめている人。
だけどその神も100人いるらしく、順に回っていたら私が亡くなって、詳細を見てビックリ。
幸と不幸が半々でないと、リセットして新しい命にはなれない。
だから、転生してくださいと。
地球は無理だが、自分の一番信頼できる神のいる世界へ転生してほしい。
「地球の神は、神を降格。あなたの体へ入ってもらい、幸のない人生で反省してもらいます。体は一度死んでいますが、地球は医療が進歩しているので、蘇生した際に神の精神を入れます。地球の神には、今まで側近をしていた者になってもらいます。私は、管理能力がなかったとして、引退します。」
「え?地球の神はいいとして、あなたがいないと他の神様が困るのでは?だったら大神様を2人にして、50人ずつ見回った方がいいのでは?」
「ほう!なるほど!俊太様は頭がいいのですな!そうですね。引き継いでも、このようなことは起きるやもしれん。なるほど・・・俊太様の案を実行させていただいてもよろしいですかな?」
「もちろんです。今までも働きにくい会社でしたから・・・理想を述べたまでですよ。」
「寛大なお言葉、ありがとうございます。責任を持って、管轄します。」
「こちらは次に転生する星の神、リゲルです。」
どこからともなく、目の前が発光し神?が現れた。
「リゲルです。地球の神とは違い、私はしっかり見守りますからね。転生の要望はありますか?」
「初めまして。加藤俊太です。衣食住に困らない。それと、親からも友人からも愛されたいです。」
「なるほど、なるほど・・・職は生まれたときから、決まっている方が良いですか?都会と自然豊かな場所、どちらが良いですか?」
「いいえ、仕事は自由に選びたいです。田舎の方がいいです。」
「承知しました!リゲルという星のリゲル国、つまり始まりの国の辺境伯の次男として転生してもらいます。衣食住も保障されますし、両親・兄姉ともに素敵な家族です。今度の人生は、幸せがたくさんありますよ。前世の分と、転生した分がありますから。今度こそ、幸せな人生を_・・・いってらっしゃいませ。」
「いってきます。」
「あ、そうそう。お詫びとして、能力はすべてMAXにしておきました。楽しんで」
思わず目を細める。
奥から神々しい光を放った人がくる。
「加藤俊太様、大変申し訳ございませんでした。16年間、幸を受け取れず、不幸ばかり・・・あげく、幸を与える前にお亡くなりになられてしまった。これは、私たち神のミスです。本当に申し訳ありません。」
なんでも、人生において幸と不幸は同等与えられるべきはずのもの。
なのに、地球の神がサボって、アイドルの追っかけをしていたらしく、放置されていたそうだ。
側近たちは必死になんとかしようと、奔走した。
が、あぶれてしまう者もいた。その中で、俺は特にひどかったらしい。
なんせ、幸が一度もなかったんだから。
ちなみに目の前の神は、大神と言い、神をまとめている人。
だけどその神も100人いるらしく、順に回っていたら私が亡くなって、詳細を見てビックリ。
幸と不幸が半々でないと、リセットして新しい命にはなれない。
だから、転生してくださいと。
地球は無理だが、自分の一番信頼できる神のいる世界へ転生してほしい。
「地球の神は、神を降格。あなたの体へ入ってもらい、幸のない人生で反省してもらいます。体は一度死んでいますが、地球は医療が進歩しているので、蘇生した際に神の精神を入れます。地球の神には、今まで側近をしていた者になってもらいます。私は、管理能力がなかったとして、引退します。」
「え?地球の神はいいとして、あなたがいないと他の神様が困るのでは?だったら大神様を2人にして、50人ずつ見回った方がいいのでは?」
「ほう!なるほど!俊太様は頭がいいのですな!そうですね。引き継いでも、このようなことは起きるやもしれん。なるほど・・・俊太様の案を実行させていただいてもよろしいですかな?」
「もちろんです。今までも働きにくい会社でしたから・・・理想を述べたまでですよ。」
「寛大なお言葉、ありがとうございます。責任を持って、管轄します。」
「こちらは次に転生する星の神、リゲルです。」
どこからともなく、目の前が発光し神?が現れた。
「リゲルです。地球の神とは違い、私はしっかり見守りますからね。転生の要望はありますか?」
「初めまして。加藤俊太です。衣食住に困らない。それと、親からも友人からも愛されたいです。」
「なるほど、なるほど・・・職は生まれたときから、決まっている方が良いですか?都会と自然豊かな場所、どちらが良いですか?」
「いいえ、仕事は自由に選びたいです。田舎の方がいいです。」
「承知しました!リゲルという星のリゲル国、つまり始まりの国の辺境伯の次男として転生してもらいます。衣食住も保障されますし、両親・兄姉ともに素敵な家族です。今度の人生は、幸せがたくさんありますよ。前世の分と、転生した分がありますから。今度こそ、幸せな人生を_・・・いってらっしゃいませ。」
「いってきます。」
「あ、そうそう。お詫びとして、能力はすべてMAXにしておきました。楽しんで」
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