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第二章 学園生活
28.学園祭 1
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やって来ました学園祭!なんと今日、年に一度の生徒たちのお祭りの日なのです。たぶん『えっ?学園祭の準備なんかしてた?』と思う人もいるでしょう。安心して下さい、中等第一の生徒だけ出し物は出さずにただ遊ぶだけで良いのです。なので『学園祭の準備かぁ……』っと思っていた私は本当に嬉しかったのです。が、残念なことに私はある一つの舞台に立たないといけなくなったのです。それは、この王立学園の名物の『三大宝石決定戦』。学園の中で全てに優れている女子三人を選ぶのだそう。
何故私がこの大会に出ることになったかというと勿論ペネのせいである。この大会を主催している先輩達を上手く取り込んで私を出すようにさせたと本人から聞き出した。その上この大会は生徒会のスカラーのように出されたら最後、辞退できないのである。
最初私は『別にどうでも良い』と考えていたのだが、ペネ達からローデス嬢が出ると聞いて『あっ…これは勝たないと何か言われるパターンかな?』と思った私は急にやる気が出てきて、公爵家の力を最大限に使って自分磨きを頑張った。というのも、公爵邸で生活してから少~し、少~しですよ、ちょっと太り気味だったのです。メイドさん達からは『お嬢様、可愛いです』しか言われないので中々気づかなかったのだ。
そしてやって来た大会(学園祭)当日。私はやる気に満ちていた。
「エマ様!日に日に美しくなっていますわね。これは優勝間違いなしですわ」
「ありがとうペネ。……でも、まだ(勝手に出場させたこと)許していないからね」
「うっ(怒っていても可愛いなんて言えない)本当にそのことについては謝罪いたしますわ」
ペネは謝っているつもりだろうが、顔が完全ににやけている。
こやつ反省していないな。
「エマ!こちらにいらしたのですね」 「エマ~!」
「うわ~」
王子達がやって来てしまった。何故ここにいると聞きたかったが、ここは学園だったことを思い出して、今度は何を言ってくるのか不安だけが残った。
「エマ、お願いがあって来たのですが、私と一緒に学園祭をまわりませんか?」
「ちょっと兄上、先に言うなんて。エマ、僕とも!」
また突拍子もないことを…
「えーっと、殿下達とですか?」
「「はい(うん)」」
「それは少し難しいですね。殿下達と一緒にいたら変な噂を流されそうなので…」
「別に良いのでは?」
「良くないですよ!特に私にとっては。まだ婚約もしていない身なので」
よし。この理由でこの王子達から逃げれるかも。
「いえ、でも私はエマのことをかなり気に入っています、いやこの続きは後ほど言いますが…とにかく私はエマに伝えたいことがあるんです」
「はあ、それはここで聞いたらだめなことですか?」
「少し場所が悪いのですよ」
「(あのエリオット殿下、ルーク殿下は何を私に伝えようとしているんですか?)」
「(う~ん、それはちょっと言えないかな)」
「エリオット、何をこそこそ話しているんですか?」
「あ、兄上…いえ、特に何も…」
「そうですか。……というわけでエマ、一緒にまわらなくてもいいので学園祭が終わったらエマの教室、中等第一のデルタクラスで待っていてくれませんか?」
「話を聞くだけなら良いですよ」
「ありがとうございます(ニコッ)」
うわ、意外と長く殿下達と話しすぎたかもしれない。今回は外部の人も来るからかなり目立ってしまっている。あんまりじろじろ見られたくないんだよね。こんな場所とはおさらばしたいから、逃ーげよっと。
「では殿下達、さよならです!」
「あっ、エマ!」
私はいつも通り闇属性魔法で姿をくらました。ペネ達とは三大宝石決定戦の時に合流する予定なので私はぶらぶらしながら出し物を見て回ることにした。学園内で私の顔は知られているので闇属性魔法で認識阻害の魔法をかけて楽しむことにした。そしてある程度探索してから、私は階段を登り、本命の中等第四のデルタクラスが出している魔術実験を見に行くことにした。ここが本命の理由は勿論、私の従者兼護衛であるヒューがいるクラスだからだ。そして、ヒューは魔術においても優れているので、私の予想としてはヒューが魔術の実験をしてくれるのではないか思ったのだ。
生でのヒューの魔術、見てみたい!
教室の中に入るとすでにお客さんもいて殆席が埋まっていた。が、よくよく見ると一つの空間が妙に空いていて、そこには見知った顔があった。フィンお父様とお久しぶりのオリバーさんの二人が座っていた。その周りには誰も座っておらず、二人は仲良く談笑していた。これは良い機会だと思い、認識阻害の魔法を解いて、二人に近づいた。
「フィンお父様、オリバーさん」
「おお、やっぱりここに来たかエマ!」 「久しぶりだな、エマ」
「(やっぱり?)はい!二人はヒューの魔術を見に?」
「ああ、まあそうだな…」
うん?微妙な反応…
「そういえばオリバーさん、今日、私、三大宝石決定戦に出場するんです!」
「エマが!?……まあ、何となく分かるが、エマは自分からそういうのに出る性格じゃないだろ」
「おお、よくお気づきで。実は友達に嵌められたんです」
「へえ、それは意外だな。で、優勝するつもりなのか?」
「ええ、ある事情により。……絶対に優勝するので見ておいて下さいね」
「ああ、分かった」
オリバーさんと会えなかった分沢山話していると
「皆様、今から中等第四デルタクラスの魔術実験を始めます。初めまして、デルタクラスのヒューゴ=スワローです。今回は――」
早速ヒューが前に出てきて話し始めた。今回のテーマは『混合魔術』。エルフィー先生とよく一緒にしていた魔術だ。ヒューは火属性だけど、だれとするんだろう?
ヒューの説明の後に後ろから出てきたのは……
「ようこそいらして下さいました、デルタクラス、ルーク=ウィリアムです」
お前か~い。王太子直々に魔術を出してくれるなんてそう滅多に無いことだから、ルーク殿下は候補から外してしまっていたよ。ああ、油断してしまった。
「私達が披露するのは火属性魔法と光属性魔法の混合魔術です。今から出す輝きをしっかりと目に焼き付けてくださいね」
ルーク殿下がそう言うと、ヒューは火属性魔法の中等魔術、ルーク殿下は光属性魔法の中等魔術を放ち、見事に混ざり合って綺麗な光を生み出した。中心は黄色がかった白色の光、周りは真っ赤な赤い炎に包まれている。どれだけ練習したのだろうか。私とエルフィー先生でもこれだけ綺麗な混合魔術は時間がかかるはず。たぶんヒューとルーク殿下の魔力の相性は良かったのに違いない。
一通り終わると教室は拍手喝采に包まれた。勿論私も拍手をした。これはぜひエルフィー先生にも報告をして、完全再現してみたい。
他にも沢山のクオリティーが高い魔術を見れて私はもう興奮しっぱなしだった。
実験が終わると私達はヒュー達のところに駆け寄った。
「ヒュー!さっきの魔術、本当に綺麗だったよ」
「ありがとうございます、エマ様」
「ああ、本当に素晴らしかったぞ。さすが若手の中でもセバスが認めただけはあるな」
「有難きお言葉、感謝します」
「エマ、私にも何か一言」
「うっ、ルーク殿下。…そうですね、ステキデシタヨ」
「ぶっ、エマ、棒読みはだめだぞ」
ぐっ、余計なことは言わなくてもいいんですよ、オリバーさん。でも、こんなに人がいる中ではちょっと恥ずかしいんだよなぁ…
「いやでも、確かに感動しました。……素敵な魔術、ありがとう…ございました///」
「ゔっ、それは反則です(可愛すぎます)」
「エマ……今のはサービスしすぎだ」
「?何のことですか?」
「はあ~、これだから無自覚は…」
はぁ?『これだから無自覚は』って何なんですか!はっきり言ってくださいよ!
「オリバーさんは嫌いです」
「えっ!?何で急に!?いや、待て、さっきの何処に嫌う要素があったんだ!?」
「『これだから無自覚は』って何ですか!?はっきり言ってほしいんです」
「それか~、それはちょっと説明が長くなるな…」
「オリバーさんの意地悪…」
「だから…そのことだって…」
そう言うとオリバーさんは私を持ち上げて頰にキスをした。
「へえ?」
「可愛すぎるんだよ。そういうことしてると私みたいな狼に直ぐに喰われるぞ」
「な、なな、なんてことするんですか!///ほっぺキスはまだだったのに…」
「それは良かった」
何ですか、何なんですか!?オリバーさんってこんな事する人でしたっけ!いや、これは夢だ。現実ではないはず。
「因みに私はエマのこと好きだから」
「はい?」
「初めて会ったときから」
「それはどういう…」
「私からエマへのプロポーズだ」
ま、待って。頭の中がパンクしちゃった…よ…
―ガクッ
「うん?……エマ!?大丈夫か!エマ!」
私は人生ではじめて気絶というものを経験した。
=================================
「おい、オリバー。何てことしてくれているんだ」
「いや、まさか告白したら気絶するとは思わなくて」
「エマは他の令嬢よりも繊細にできているんだ」
「すみません、ホール公爵…」
「はあ~、すまないがヒューゴ。エマを休憩室へ運んでやってくれないか」
「はい、かしこまりました」
「いや、私が責任を持って運びます」
「「いや、信用できない」」
ピッタリと声がそろった王太子と公爵だった。
「まさかとは思ったが、お前もエマのことが好きだとはな。その上エマがこの教室に来ることを予想していた、かなりの重症だな」
「いやいや、公爵の息子のエルフィーの方が酷いのでは」
「さあ、私には分からないな」
この後二人はエマの勇姿を見るために誰よりも早く講堂に入り席を陣取っていたらしい。
何故私がこの大会に出ることになったかというと勿論ペネのせいである。この大会を主催している先輩達を上手く取り込んで私を出すようにさせたと本人から聞き出した。その上この大会は生徒会のスカラーのように出されたら最後、辞退できないのである。
最初私は『別にどうでも良い』と考えていたのだが、ペネ達からローデス嬢が出ると聞いて『あっ…これは勝たないと何か言われるパターンかな?』と思った私は急にやる気が出てきて、公爵家の力を最大限に使って自分磨きを頑張った。というのも、公爵邸で生活してから少~し、少~しですよ、ちょっと太り気味だったのです。メイドさん達からは『お嬢様、可愛いです』しか言われないので中々気づかなかったのだ。
そしてやって来た大会(学園祭)当日。私はやる気に満ちていた。
「エマ様!日に日に美しくなっていますわね。これは優勝間違いなしですわ」
「ありがとうペネ。……でも、まだ(勝手に出場させたこと)許していないからね」
「うっ(怒っていても可愛いなんて言えない)本当にそのことについては謝罪いたしますわ」
ペネは謝っているつもりだろうが、顔が完全ににやけている。
こやつ反省していないな。
「エマ!こちらにいらしたのですね」 「エマ~!」
「うわ~」
王子達がやって来てしまった。何故ここにいると聞きたかったが、ここは学園だったことを思い出して、今度は何を言ってくるのか不安だけが残った。
「エマ、お願いがあって来たのですが、私と一緒に学園祭をまわりませんか?」
「ちょっと兄上、先に言うなんて。エマ、僕とも!」
また突拍子もないことを…
「えーっと、殿下達とですか?」
「「はい(うん)」」
「それは少し難しいですね。殿下達と一緒にいたら変な噂を流されそうなので…」
「別に良いのでは?」
「良くないですよ!特に私にとっては。まだ婚約もしていない身なので」
よし。この理由でこの王子達から逃げれるかも。
「いえ、でも私はエマのことをかなり気に入っています、いやこの続きは後ほど言いますが…とにかく私はエマに伝えたいことがあるんです」
「はあ、それはここで聞いたらだめなことですか?」
「少し場所が悪いのですよ」
「(あのエリオット殿下、ルーク殿下は何を私に伝えようとしているんですか?)」
「(う~ん、それはちょっと言えないかな)」
「エリオット、何をこそこそ話しているんですか?」
「あ、兄上…いえ、特に何も…」
「そうですか。……というわけでエマ、一緒にまわらなくてもいいので学園祭が終わったらエマの教室、中等第一のデルタクラスで待っていてくれませんか?」
「話を聞くだけなら良いですよ」
「ありがとうございます(ニコッ)」
うわ、意外と長く殿下達と話しすぎたかもしれない。今回は外部の人も来るからかなり目立ってしまっている。あんまりじろじろ見られたくないんだよね。こんな場所とはおさらばしたいから、逃ーげよっと。
「では殿下達、さよならです!」
「あっ、エマ!」
私はいつも通り闇属性魔法で姿をくらました。ペネ達とは三大宝石決定戦の時に合流する予定なので私はぶらぶらしながら出し物を見て回ることにした。学園内で私の顔は知られているので闇属性魔法で認識阻害の魔法をかけて楽しむことにした。そしてある程度探索してから、私は階段を登り、本命の中等第四のデルタクラスが出している魔術実験を見に行くことにした。ここが本命の理由は勿論、私の従者兼護衛であるヒューがいるクラスだからだ。そして、ヒューは魔術においても優れているので、私の予想としてはヒューが魔術の実験をしてくれるのではないか思ったのだ。
生でのヒューの魔術、見てみたい!
教室の中に入るとすでにお客さんもいて殆席が埋まっていた。が、よくよく見ると一つの空間が妙に空いていて、そこには見知った顔があった。フィンお父様とお久しぶりのオリバーさんの二人が座っていた。その周りには誰も座っておらず、二人は仲良く談笑していた。これは良い機会だと思い、認識阻害の魔法を解いて、二人に近づいた。
「フィンお父様、オリバーさん」
「おお、やっぱりここに来たかエマ!」 「久しぶりだな、エマ」
「(やっぱり?)はい!二人はヒューの魔術を見に?」
「ああ、まあそうだな…」
うん?微妙な反応…
「そういえばオリバーさん、今日、私、三大宝石決定戦に出場するんです!」
「エマが!?……まあ、何となく分かるが、エマは自分からそういうのに出る性格じゃないだろ」
「おお、よくお気づきで。実は友達に嵌められたんです」
「へえ、それは意外だな。で、優勝するつもりなのか?」
「ええ、ある事情により。……絶対に優勝するので見ておいて下さいね」
「ああ、分かった」
オリバーさんと会えなかった分沢山話していると
「皆様、今から中等第四デルタクラスの魔術実験を始めます。初めまして、デルタクラスのヒューゴ=スワローです。今回は――」
早速ヒューが前に出てきて話し始めた。今回のテーマは『混合魔術』。エルフィー先生とよく一緒にしていた魔術だ。ヒューは火属性だけど、だれとするんだろう?
ヒューの説明の後に後ろから出てきたのは……
「ようこそいらして下さいました、デルタクラス、ルーク=ウィリアムです」
お前か~い。王太子直々に魔術を出してくれるなんてそう滅多に無いことだから、ルーク殿下は候補から外してしまっていたよ。ああ、油断してしまった。
「私達が披露するのは火属性魔法と光属性魔法の混合魔術です。今から出す輝きをしっかりと目に焼き付けてくださいね」
ルーク殿下がそう言うと、ヒューは火属性魔法の中等魔術、ルーク殿下は光属性魔法の中等魔術を放ち、見事に混ざり合って綺麗な光を生み出した。中心は黄色がかった白色の光、周りは真っ赤な赤い炎に包まれている。どれだけ練習したのだろうか。私とエルフィー先生でもこれだけ綺麗な混合魔術は時間がかかるはず。たぶんヒューとルーク殿下の魔力の相性は良かったのに違いない。
一通り終わると教室は拍手喝采に包まれた。勿論私も拍手をした。これはぜひエルフィー先生にも報告をして、完全再現してみたい。
他にも沢山のクオリティーが高い魔術を見れて私はもう興奮しっぱなしだった。
実験が終わると私達はヒュー達のところに駆け寄った。
「ヒュー!さっきの魔術、本当に綺麗だったよ」
「ありがとうございます、エマ様」
「ああ、本当に素晴らしかったぞ。さすが若手の中でもセバスが認めただけはあるな」
「有難きお言葉、感謝します」
「エマ、私にも何か一言」
「うっ、ルーク殿下。…そうですね、ステキデシタヨ」
「ぶっ、エマ、棒読みはだめだぞ」
ぐっ、余計なことは言わなくてもいいんですよ、オリバーさん。でも、こんなに人がいる中ではちょっと恥ずかしいんだよなぁ…
「いやでも、確かに感動しました。……素敵な魔術、ありがとう…ございました///」
「ゔっ、それは反則です(可愛すぎます)」
「エマ……今のはサービスしすぎだ」
「?何のことですか?」
「はあ~、これだから無自覚は…」
はぁ?『これだから無自覚は』って何なんですか!はっきり言ってくださいよ!
「オリバーさんは嫌いです」
「えっ!?何で急に!?いや、待て、さっきの何処に嫌う要素があったんだ!?」
「『これだから無自覚は』って何ですか!?はっきり言ってほしいんです」
「それか~、それはちょっと説明が長くなるな…」
「オリバーさんの意地悪…」
「だから…そのことだって…」
そう言うとオリバーさんは私を持ち上げて頰にキスをした。
「へえ?」
「可愛すぎるんだよ。そういうことしてると私みたいな狼に直ぐに喰われるぞ」
「な、なな、なんてことするんですか!///ほっぺキスはまだだったのに…」
「それは良かった」
何ですか、何なんですか!?オリバーさんってこんな事する人でしたっけ!いや、これは夢だ。現実ではないはず。
「因みに私はエマのこと好きだから」
「はい?」
「初めて会ったときから」
「それはどういう…」
「私からエマへのプロポーズだ」
ま、待って。頭の中がパンクしちゃった…よ…
―ガクッ
「うん?……エマ!?大丈夫か!エマ!」
私は人生ではじめて気絶というものを経験した。
=================================
「おい、オリバー。何てことしてくれているんだ」
「いや、まさか告白したら気絶するとは思わなくて」
「エマは他の令嬢よりも繊細にできているんだ」
「すみません、ホール公爵…」
「はあ~、すまないがヒューゴ。エマを休憩室へ運んでやってくれないか」
「はい、かしこまりました」
「いや、私が責任を持って運びます」
「「いや、信用できない」」
ピッタリと声がそろった王太子と公爵だった。
「まさかとは思ったが、お前もエマのことが好きだとはな。その上エマがこの教室に来ることを予想していた、かなりの重症だな」
「いやいや、公爵の息子のエルフィーの方が酷いのでは」
「さあ、私には分からないな」
この後二人はエマの勇姿を見るために誰よりも早く講堂に入り席を陣取っていたらしい。
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