ねこびより

佳叉愉快

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おとしもの

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ふぁーーーーーー
今日もいい天気だにゃん!
絶好のお散歩日和てかんじだね!
きらめく太陽に、優しく包み込むようなそよ風...。
なんだか歩いてるだけで気分が良くなる気がするよ。
せっかくのいい天気なんだ!何かいいことないかな?
トテトテトテ...
どこまでも続いていそうな一本道。
そこを進んでいくと見えてくるのは小川にかかる橋!
トン!
橋の柵の上に飛び乗り優雅に僕は歩く。
スタスタスタ
“チャリン”
ん?
なんの音だろう?
僕は辺りわ見渡す。するとそこにはカギが落ちていたんだ。
誰かの落し物...?
あぁ、あの橋の向こうまで歩いていこうとしている女の子の落し物か...。
うーん、めんどくさい...。
でも今日はいい気分だからね!僕は!
これくらい届けてあげるか。
カリ
僕は小さな口を開けてそのカギをくわれえる。
う~
鉄っぽい...。気分の良いものでは無いな!
でも、ここで見失ったらもっと後味が悪いからね!
急ごう!
タッタッタッ!
ポス
僕は女の子に気付いてもらうめに足に軽く頭をぶつける。
ちょっと痛い!
でもそのおかげで女の子が気づいてくれたみたいだ!
「あ!ねこさん!...とカギ?」
あ、カギにも気づいてくれたみたいだ。
「私落としてたんだ...ねこさん!ありがとう!」
と女の子は僕がゆっくりと床に置いたカギを拾いながらそういう。
いいんだよ別に!気分がよかっただけだからね!
「これ!よかったら食べてね」
と女の子がくれたのは給食の残りであろうパンだった。
まぁ、残り物とはいえありがたい。素直に受け取っておこう。
にゃ~ん
とお礼をこめてひとなき。
「じゃぁね!バイバイ」
いっちゃった~。
でも気分はいい。
たまにはおとしものを拾うのも悪くはないかもしれないね。
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