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【赤い悪魔】死闘NO5 アイアン・メイデン(Iron Maiden:鉄の処女)拷問器具
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時空を越えた果ての宇宙、そこで嘗て数千、万年にわたり繰り広げられた対悪魔大戦に於いて、人類が生き残るために開発したバトルアーマーは宇宙空間に於けるドックファイト(格闘戦)で、蝶の様に舞、蜂の様に刺す、そして、陸戦では乱舞、入り乱れて舞い踊る様だと称えられた究極の兵器だ。
白銀のバトルアーマーを装着し凛太朗は人口知能、エルザの高度な知識を一瞬にして共有した。
『火炎竜よ!俺達、人類は何時までも非力を嘆いている訳ではない。
俺の悲しみを、そして、怒りを身を持って受けるがいい。
エル、翼を広げ戦竜となれ!』
羽根を持った銀のバトルアーマーは飛竜形態となって大空に飛翔した。
瘴気を集めて再復活をはかる火炎竜に対し、戦術核、小型核ミサイルを数発お見舞いする。
その威力は一発の弾頭で都市が一つ吹き飛ぶものだ。
「ドドドドー・・・」
閃光の後に大爆発が起こり地響きと共にキノコ雲が東京の空に上がった。
爆発地点の熱線は4000度の高温になる。
その灼熱地獄は生きとし生ける者の存在を否定するものだが、それでも終わりでは無かった。
火炎竜は屍となった千、万の魔物達の瘴気を集め復活した。
「ハハハ・・・オソロシキコトヨ、ワレヲココマデ、オイコムトハ・・・ダガ、ワレニハ、イカナルブツリコウゲキモ、ツウジン」
「エル、奴は不死身なのか・・・?
いや、そんな筈はない。
何処かに魂が入っているコアがあるはずだ。探せるか?」
「凛太朗、先程から核を探していますが、見つかりません。
ターゲットは異次元からの来訪者、常識は考えられない事を考慮すべきです。
もしかしたら霧の様に見える瘴気のアグリゲート(Aggregate:集合体)が意識を持っているのかも・・・」
「ふふふ、エルがAIだという事を忘れそうなファージイ(fuzzy:曖昧な)分析だな・・・。
分かった。ならば手を打つ迄の事、火炎竜よ!永遠に苦しむがいい。
エル、パワーをよこせ!」
「いいわ、凛太朗、全開パワーを受け取りなさい。」
機体に搭載している核融合パワーを変換した精神波が凛太朗に流れ込んで来た。
核融合で作られた無限のエネルギーを使い、凛太朗は超能力のアポート(apport:物体引き寄せ)により瓦礫に埋もれる金属を引き寄せた。
更にモデリング(Modeling:造形)能力により凛太朗は巨大な捕獲器を作る。
それはアイアン・メイデン(Iron Maiden:鉄の処女)という中世ヨーロッパで使われた拷問器具だ。
アイアン・メイデンの左右の扉が開き強力な吸引力で火炎竜を捉えた。
「ギャー・・・」扉が閉まると同時に火炎竜は悲鳴を上げる。
左右の扉に付いているスパイクが、竜の堅甲(けんこう)鎧の皮を、もろともせず突き刺さしたのだ。
火炎竜は激痛に耐えきれず再び霧状の瘴気に戻るが、気密性が高いアイアン・メイデンからもはや逃れる術はない。
「ウゥゥウ・・・ココカラダスンダ・・・」
「ははは・・・火炎竜よ、冗談だろう、誰が捉えた者を逃がす者がいるか・・・」
「クソー、クソー、コレデ、オワッタトオモウナ、アンコクシンサマヤ、ハカイシンサマワ、ワレノヨウニイカン、オモイシルガイイ」
凛太朗は、うるさい火炎竜を捉えたアイアン・メイデンを異次元の収納庫に収めた。
その後、嘗ての千代田区だった地点に飛竜で向かう。
そこには人類に未曽有の災厄を齎したゲートがあり、異次元と繋がる直径数百メートルの巨大ゲートは依然として瘴気を吐き続けていた。
「エル、ゲートの中の異次元を重力砲で、ブラックホールを作って破壊する。」
「了解、凛太朗、設定時間をどうしますか?」
「重力を潰す時間のリミットは無しだ。
巨大ブラックホールを奴等にプレゼントをして、ゲートの向こう側の異次元世界を徹底的に破壊してやる。
お前達がやって来た異次元世界の終末を見るがいい。
これが俺の倍返しだ」
特異点が作られ、ゲートの中に向けて射出された。
リミットは外された重力波は巨大銀河を呑み込む程のブラックホールだ。
例え、暗黒神であろうとも無事で済むわけはない。
まもなく空振があり、続いて地響きの後、ゲートは崩壊した。
白銀のバトルアーマーを装着し凛太朗は人口知能、エルザの高度な知識を一瞬にして共有した。
『火炎竜よ!俺達、人類は何時までも非力を嘆いている訳ではない。
俺の悲しみを、そして、怒りを身を持って受けるがいい。
エル、翼を広げ戦竜となれ!』
羽根を持った銀のバトルアーマーは飛竜形態となって大空に飛翔した。
瘴気を集めて再復活をはかる火炎竜に対し、戦術核、小型核ミサイルを数発お見舞いする。
その威力は一発の弾頭で都市が一つ吹き飛ぶものだ。
「ドドドドー・・・」
閃光の後に大爆発が起こり地響きと共にキノコ雲が東京の空に上がった。
爆発地点の熱線は4000度の高温になる。
その灼熱地獄は生きとし生ける者の存在を否定するものだが、それでも終わりでは無かった。
火炎竜は屍となった千、万の魔物達の瘴気を集め復活した。
「ハハハ・・・オソロシキコトヨ、ワレヲココマデ、オイコムトハ・・・ダガ、ワレニハ、イカナルブツリコウゲキモ、ツウジン」
「エル、奴は不死身なのか・・・?
いや、そんな筈はない。
何処かに魂が入っているコアがあるはずだ。探せるか?」
「凛太朗、先程から核を探していますが、見つかりません。
ターゲットは異次元からの来訪者、常識は考えられない事を考慮すべきです。
もしかしたら霧の様に見える瘴気のアグリゲート(Aggregate:集合体)が意識を持っているのかも・・・」
「ふふふ、エルがAIだという事を忘れそうなファージイ(fuzzy:曖昧な)分析だな・・・。
分かった。ならば手を打つ迄の事、火炎竜よ!永遠に苦しむがいい。
エル、パワーをよこせ!」
「いいわ、凛太朗、全開パワーを受け取りなさい。」
機体に搭載している核融合パワーを変換した精神波が凛太朗に流れ込んで来た。
核融合で作られた無限のエネルギーを使い、凛太朗は超能力のアポート(apport:物体引き寄せ)により瓦礫に埋もれる金属を引き寄せた。
更にモデリング(Modeling:造形)能力により凛太朗は巨大な捕獲器を作る。
それはアイアン・メイデン(Iron Maiden:鉄の処女)という中世ヨーロッパで使われた拷問器具だ。
アイアン・メイデンの左右の扉が開き強力な吸引力で火炎竜を捉えた。
「ギャー・・・」扉が閉まると同時に火炎竜は悲鳴を上げる。
左右の扉に付いているスパイクが、竜の堅甲(けんこう)鎧の皮を、もろともせず突き刺さしたのだ。
火炎竜は激痛に耐えきれず再び霧状の瘴気に戻るが、気密性が高いアイアン・メイデンからもはや逃れる術はない。
「ウゥゥウ・・・ココカラダスンダ・・・」
「ははは・・・火炎竜よ、冗談だろう、誰が捉えた者を逃がす者がいるか・・・」
「クソー、クソー、コレデ、オワッタトオモウナ、アンコクシンサマヤ、ハカイシンサマワ、ワレノヨウニイカン、オモイシルガイイ」
凛太朗は、うるさい火炎竜を捉えたアイアン・メイデンを異次元の収納庫に収めた。
その後、嘗ての千代田区だった地点に飛竜で向かう。
そこには人類に未曽有の災厄を齎したゲートがあり、異次元と繋がる直径数百メートルの巨大ゲートは依然として瘴気を吐き続けていた。
「エル、ゲートの中の異次元を重力砲で、ブラックホールを作って破壊する。」
「了解、凛太朗、設定時間をどうしますか?」
「重力を潰す時間のリミットは無しだ。
巨大ブラックホールを奴等にプレゼントをして、ゲートの向こう側の異次元世界を徹底的に破壊してやる。
お前達がやって来た異次元世界の終末を見るがいい。
これが俺の倍返しだ」
特異点が作られ、ゲートの中に向けて射出された。
リミットは外された重力波は巨大銀河を呑み込む程のブラックホールだ。
例え、暗黒神であろうとも無事で済むわけはない。
まもなく空振があり、続いて地響きの後、ゲートは崩壊した。
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