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同性愛者に育てられた子供の悲痛な叫び
4.そして言論弾圧が始まった。
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論文を発表した直後から、レグニラス教授は激しい攻撃に晒される。
左派勢力は、研究結果について意見を述べたり、議論したりしたのではない――レグニラスの信頼を失墜させ、公の場から追放させようとしたのだ。
まず、スコット゠ローゼンスワイグという筆名の男が、「科学的・学術的な不正があった」「通常の手続きが無視されて掲載された」とレグニラスを攻撃する。これを受け、レグニラスの論文が載った学術誌『社会科学研究』に対し、二百人あまりの学者が抗議文を送りつける。後に、「レグニラス教授の研究や掲載の経緯に不正は見られなかった」と同誌の監査は発表した。
同じような攻撃は、ロバート゠オスカー゠ロペスに対しても行われた。
自分の経験を語るや否や、ロペスやその同僚の元に、「ロペスがゲイバッシングを行っている」「同性愛者に対して差別的なツイートをしている」というメールが送られてくる。
やがて、ネット上の様々なライターから攻撃が始まった。『Frontiers LA』には、本人の顔写真と共に、「反・同性愛団体の全米結婚教会とロペスが癒着している」という事実無根の文が載る。
ロペスが教鞭をとる大学の学長室や学部長室には、ロペスを糾弾し、大学に処分を要求するメールが一年に亘って殺到した。
両性愛者の学生からは、「ロペスは差別主義者だ」「授業中に勃起までしていた」と虚偽の告発をされる。この告発は結果的に却下されたが、大学による調査公聴会を受けさせられることとなった。
さらには、助成金を受け取ることを職員から妨害されたり、出張先の大学では敷地内に入ることを禁じられたり、講演の依頼があった三つの大学から予定をキャンセルされたりもした。
このような嫌がらせの結果、ロペスは昇進を邪魔され、生徒や同僚・友人・家族までもがそれに巻き込まれ、身の安全が脅かされる日々が続いた。
後に述べることだが、日本でもそうなりつつある。
なお、これはアメリカ全土で同性婚が認められる以前の話だ。認められた結果、LGBT活動家や左翼勢力の横暴はさらに酷くなっている。
それについて、同性婚が認められる前から警告していた人もいた。
ドーン゠ステファノヴィッチもその一人だ。
ステファノヴィッチはカナダ人女性である。父親はゲイだった。両親は共に暮らしていたのだが、ある日、男性の愛人を父親が家に連れてくる。母親は病弱なために拒絶できなかった。そして、妻を完全に拒絶し、ゲイとして公然と暮らし始めたのだ。
成人したステファノヴィッチは、同性愛者の親を持つ五十人の子供を取材し、『Out From Under』という本にまとめる。
しかし同性婚が認められて以降、カナダでは言論の自由が委縮してしまったという。(翻訳元:https://www.thepublicdiscourse.com/2015/04/14899/ )
「言論・報道・宗教・結社の自由が、政府の圧力によってカナダでは大きく損なわれています。アメリカで行われている同性婚を巡る議論は、現在のカナダでは合法的に存在し得ないものです。言論に対する法的規制があるため、もし『同性愛者差別(定義上、同性婚に疑問を呈するものを含む)』と見做される発言をしたり書いたりすれば、政府によって起訴されたり懲戒解雇されたりする可能性があります。」
そして、ステファノヴィッチは、親権の究極の決定者は国家であると論じる。
「同性婚を認めても誰の権利も奪わない」と今まで何度も言われてきた。しかしそれは嘘だというのだ。
「二〇〇五年にカナダで同性婚が認められたとき、子育ての定義は変えられました。連邦法の条文から『実父母』という言葉が消し去られたのです。そして、性別に囚われない『法律親』という言葉へ全面的に置き換えられました。これで、国家が定義する『法律上の親』しか全ての子供は持てなくなった。生物学的な親がいることを法的に抹殺することにより、子供たちの最も重要な権利を国家は踏みにじったのです――生物学的な親を知り、その親に育てられたいという普遍的・本質的な切望を。」
やがて、カナダには「憎悪裁判」が到来した。
「結婚は男女間のものだとか、結婚している実の両親の元で全ての子供は育てられるべきだとかと言うことは、カナダでは差別とみなされます。そのような発言は政治的に正しくないだけではありません。何万ドルもの弁護士費用を負担させられ、罰金を取られ、感受性トレーニングを受けさせられることもあるのです。」
「カナダで同性婚が実現したとき、性別に囚われない表現が法的に義務づけられました。新語法では、他人が男性だとか女性だとか、あるいは異性愛者だとかと決めつけることは差別だと宣言しています。そのため、メディア・政府・職場、そして特に学校では、無知・同性愛嫌悪・差別的と思われないように、中立的な特別な言葉が使われるようになったのです。多くの学校では、適切な言葉の使い方を教えるために特別なカリキュラムが組まれています。多くの親が知らないうちに、カナダの学校では、夫と妻、父と母、母の日と父の日、『彼』と『彼女』を表現する性用語の使用が着実に根絶されつつあります。」
同性婚が日本で実現しても、まさかそんなことにはならんだろう――と思う人がいるかもしれない。同性婚を認めるだけで、そういう変なことをしなければいいだけじゃないか――と。
はたしてそうだろうか。先のエピソードで紹介したロペスの主張を思い返してほしい――同性カップルが親の役割を果たすことが出来るように、メディアや教育現場・自治会などが、どれだけのプロパガンダキャンペーンを行ってきたかを。
私は自分を普通ではないと思っている。普通ではないことは悪いことではない。しかし、かの国で行われていることは、普通ではないことを「普通である」と言わせることなのだ。
さらには、LGBT活動家が日本でも暴れまわっている現状や、「性別」というものさえ抹殺しようとしている事実を考えれば、全く楽観できないのである。
左派勢力は、研究結果について意見を述べたり、議論したりしたのではない――レグニラスの信頼を失墜させ、公の場から追放させようとしたのだ。
まず、スコット゠ローゼンスワイグという筆名の男が、「科学的・学術的な不正があった」「通常の手続きが無視されて掲載された」とレグニラスを攻撃する。これを受け、レグニラスの論文が載った学術誌『社会科学研究』に対し、二百人あまりの学者が抗議文を送りつける。後に、「レグニラス教授の研究や掲載の経緯に不正は見られなかった」と同誌の監査は発表した。
同じような攻撃は、ロバート゠オスカー゠ロペスに対しても行われた。
自分の経験を語るや否や、ロペスやその同僚の元に、「ロペスがゲイバッシングを行っている」「同性愛者に対して差別的なツイートをしている」というメールが送られてくる。
やがて、ネット上の様々なライターから攻撃が始まった。『Frontiers LA』には、本人の顔写真と共に、「反・同性愛団体の全米結婚教会とロペスが癒着している」という事実無根の文が載る。
ロペスが教鞭をとる大学の学長室や学部長室には、ロペスを糾弾し、大学に処分を要求するメールが一年に亘って殺到した。
両性愛者の学生からは、「ロペスは差別主義者だ」「授業中に勃起までしていた」と虚偽の告発をされる。この告発は結果的に却下されたが、大学による調査公聴会を受けさせられることとなった。
さらには、助成金を受け取ることを職員から妨害されたり、出張先の大学では敷地内に入ることを禁じられたり、講演の依頼があった三つの大学から予定をキャンセルされたりもした。
このような嫌がらせの結果、ロペスは昇進を邪魔され、生徒や同僚・友人・家族までもがそれに巻き込まれ、身の安全が脅かされる日々が続いた。
後に述べることだが、日本でもそうなりつつある。
なお、これはアメリカ全土で同性婚が認められる以前の話だ。認められた結果、LGBT活動家や左翼勢力の横暴はさらに酷くなっている。
それについて、同性婚が認められる前から警告していた人もいた。
ドーン゠ステファノヴィッチもその一人だ。
ステファノヴィッチはカナダ人女性である。父親はゲイだった。両親は共に暮らしていたのだが、ある日、男性の愛人を父親が家に連れてくる。母親は病弱なために拒絶できなかった。そして、妻を完全に拒絶し、ゲイとして公然と暮らし始めたのだ。
成人したステファノヴィッチは、同性愛者の親を持つ五十人の子供を取材し、『Out From Under』という本にまとめる。
しかし同性婚が認められて以降、カナダでは言論の自由が委縮してしまったという。(翻訳元:https://www.thepublicdiscourse.com/2015/04/14899/ )
「言論・報道・宗教・結社の自由が、政府の圧力によってカナダでは大きく損なわれています。アメリカで行われている同性婚を巡る議論は、現在のカナダでは合法的に存在し得ないものです。言論に対する法的規制があるため、もし『同性愛者差別(定義上、同性婚に疑問を呈するものを含む)』と見做される発言をしたり書いたりすれば、政府によって起訴されたり懲戒解雇されたりする可能性があります。」
そして、ステファノヴィッチは、親権の究極の決定者は国家であると論じる。
「同性婚を認めても誰の権利も奪わない」と今まで何度も言われてきた。しかしそれは嘘だというのだ。
「二〇〇五年にカナダで同性婚が認められたとき、子育ての定義は変えられました。連邦法の条文から『実父母』という言葉が消し去られたのです。そして、性別に囚われない『法律親』という言葉へ全面的に置き換えられました。これで、国家が定義する『法律上の親』しか全ての子供は持てなくなった。生物学的な親がいることを法的に抹殺することにより、子供たちの最も重要な権利を国家は踏みにじったのです――生物学的な親を知り、その親に育てられたいという普遍的・本質的な切望を。」
やがて、カナダには「憎悪裁判」が到来した。
「結婚は男女間のものだとか、結婚している実の両親の元で全ての子供は育てられるべきだとかと言うことは、カナダでは差別とみなされます。そのような発言は政治的に正しくないだけではありません。何万ドルもの弁護士費用を負担させられ、罰金を取られ、感受性トレーニングを受けさせられることもあるのです。」
「カナダで同性婚が実現したとき、性別に囚われない表現が法的に義務づけられました。新語法では、他人が男性だとか女性だとか、あるいは異性愛者だとかと決めつけることは差別だと宣言しています。そのため、メディア・政府・職場、そして特に学校では、無知・同性愛嫌悪・差別的と思われないように、中立的な特別な言葉が使われるようになったのです。多くの学校では、適切な言葉の使い方を教えるために特別なカリキュラムが組まれています。多くの親が知らないうちに、カナダの学校では、夫と妻、父と母、母の日と父の日、『彼』と『彼女』を表現する性用語の使用が着実に根絶されつつあります。」
同性婚が日本で実現しても、まさかそんなことにはならんだろう――と思う人がいるかもしれない。同性婚を認めるだけで、そういう変なことをしなければいいだけじゃないか――と。
はたしてそうだろうか。先のエピソードで紹介したロペスの主張を思い返してほしい――同性カップルが親の役割を果たすことが出来るように、メディアや教育現場・自治会などが、どれだけのプロパガンダキャンペーンを行ってきたかを。
私は自分を普通ではないと思っている。普通ではないことは悪いことではない。しかし、かの国で行われていることは、普通ではないことを「普通である」と言わせることなのだ。
さらには、LGBT活動家が日本でも暴れまわっている現状や、「性別」というものさえ抹殺しようとしている事実を考えれば、全く楽観できないのである。
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