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第1章 イリス大陸編
第26話 冒険者ギルド本部
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二日後、不動颯太はプレトリウム公国の冒険者ギルド本部に到着した。
ギルド本部はひとつの都市であった。都市は城壁で覆われ、傘下の財団や店舗、冒険者の居住施設や関連施設を含んでいる。国家所有の小さな要塞にも匹敵する規模であった。
冒険者ギルドは、聖人を魔の手から守るための善の集団とされる。国家に縛られない自由な組織である代わりに、聖界国家同士の戦争や政治には関与しない。だが、ギルド本部だけは特別である。
プレトリウム公国は、イリス大陸の全ての国に中立を宣言している小国である。「公国」と銘打っているが、実体は議会が主権を持ち、表向きの君主である公爵は議会の傀儡である。地球の日本国に近い立憲君主制の国家だ。そして、その議会こそが冒険者ギルド連合のトップである。つまり、プレトリウム公国は冒険者ギルドそのものなのだ。
「わぁ、広いなあ。しかも、冒険者がこんなにいっぱい」
ギルド本部のロビーに訪れた不動颯太は、メイム王国のギルドとの違いに驚いた。
メイム王国のギルドが酒場のような薄汚い場所であったのに対し、ギルド本部のロビーはまるで館のようで、清掃が行き届いていた。建物の広さもロビーを行きかう冒険者の人数も、メイムのギルドとは比べ物にならないほどの規模であった。掲示板に張り出された依頼書もかなり多い。窓口も「依頼申請」「依頼受注」「各種試験」「総合窓口」などと、多くの受付嬢が配置されていた。メイムのギルドがレンティカのワンオペであるのに対し、プレトリウムのギルドはまるで役所や大きな銀行のようだった。
「あの、昇格試験を受けたいんですけど」
不動颯太は、各種試験の窓口で書類を差し出し、B級昇格試験の旨を受付嬢に伝えた。
試験は一週間以上も先であったが事前受付を行うことができた、不動颯太は当日の試験会場の場所と時刻を案内を受けた後、フリーとなった。
「試験は八日後か。それまで暇だなぁ」
「フドー様はC級冒険者ですので、本部が発行する依頼書も受注可能ですよ」
「なるほど」
C級以上の冒険者なら国籍を問わず依頼を受けることが可能なので、不動颯太は依頼を受けるために掲示板に向かった。
「うーん、どうせならちょっと難易度高めの依頼を受けようかなあ」
不動颯太は掲示板の依頼書を眺めて吟味した。
今後、A級やS級に昇格するには高度な依頼を単独で達成したという実績が必要になる。ギルド本部なら高度な依頼も多いだろうと思った不動颯太は、出来るときに実績を稼いでおこうと思ったのだ。
「良さそうなのがあんまりないなあ」
不動颯太の期待に反してA級やB級の依頼書は極端に少なかった。残っている依頼書には「B級以上」や「C級五人以上のパーティ」などといった条件が定められているものがほとんどであった。
S級を除き、基本的に依頼の難度に冒険者の等級は関係ない。だが、品質や安全性を考慮して依頼主やギルドが冒険者の等級に条件を付けることがあるのだ。
「君もB級昇格試験を受けに来たのかい?」
不動颯太が顎に手を当てて難しい顔をしていると、不動颯太と同じか少し上くらいの年頃の少年が話しかけてきた。その少年は金髪で、腰に剣を差しており、首に赤金のプレート――C級冒険者のタグを着けていた。
金髪の少年は受験の手続きをしていた様子と冒険者証を見て、不動颯太がB級昇格試験の受験者だと分かったのだ。
「ん? まあ、はい」
「実は俺たちもそうなんだ。試験まで時間があるから依頼を受けるつもりだったんだけど、君もそうなんだろ?」
金髪の少年の後ろには同じくらいの年頃の少女二名と少年が控えていた。三人とも、赤金のプレートを身に着けたC級冒険者であった。
「そうだけど、なかなか良さげな依頼が見つからなくて」
同年代くらいの少年がため口で話しかけてきたので、不動颯太は同様の口調で返した。
「よかったら、俺達とパーティを組まないか? あと一人いれば、この依頼を受けられるんだ」
金髪の少年はB級の依頼書を不動颯太に見せた。依頼の標題は「カーバンクルの宝石(青色)の採取」。概要には「B級以上かC級五人以上のパーティ」という条件が記載されている。
「うーん、パーティを組むのは構わないだけど。やっぱり、実績が欲しいんだよなあ……」
「分かるよ、俺だって本当は実績のために単独で依頼を受けたい。だけど見ての通り、C級が単独で受けられるA級やB級の依頼はほとんど残ってない。みんな同じことを考えてるんだろうね。ここは試験のために世界中から冒険者が集まってくるから競争が激しいんだ。どうだ? 俺達のパーティに入らないか?」
「……分かった、入るよ」
不動颯太は金髪の少年のパーティに入ることにした。パーティに入れば危険な魔獣に遭遇しても戦闘で負傷するリスクが低い。単独達成の実績を積めないのなら、せめて強い魔獣を討伐してレベルを上げようと考えたのだ。
不動颯太と金髪の少年たちは、まずは自己紹介をしようと場所を移した。
「俺の名前はアレン。剣士だ。一応、このパーティのリーダーってことになってる。呼び捨てで呼んでくれて構わない。そして、この二人が幼馴染の……」
「フレイディースよ。斧が得意な戦士。父が冒険者で、憧れて私も冒険者になったの。よろしく」
フレイディースと名乗った赤毛の少女は大きな斧を背負っていた。
「僕はヴィンダストル。草の聖法使い。ヒーラー……でいいのかな。よろしく」
ヴィンダストルと名乗った茶髪の少年は丸眼鏡をかけていて、気弱で大人しそうな様子だった。
「草の聖法?」
不動颯太は草の聖法使いと聞いて疑問に思った。聖法使いは火、水、風、土、雷の五大属性の何れかを操ることができる者と思っていたからだ。
「珍しいだろ。五大属性に含まれない特殊な属性使えるんだ、コイツ」
「と、特殊な属性は草の他にも光、闇、音、重などがあります」
ヴィンダストルはアレンに肩を組まれ、その衝撃で下がった眼鏡を調整した。
「んで、最後に……」
「……エクスプラ、召喚士」
エクスプラと名乗った褐色肌の少女はフードを被っていて、不愛想に答えた。
「彼女も君と同じように、さっき俺達のパーティに誘ったんだ。それで、君の名は何というんだい?」
「俺はソータ。戦闘職は……強いて言うなら、アスポーター?」
「アスポーター? 聞いたことないな。武器は持っていないようだけど、どういった戦闘スタイルなんだい?」
「えーっと、素手で戦うタイプ?」
「てことは格闘家か! 前衛が三人とは、なかなか攻撃特化なパーティになったな」
「はは……」
アレンは笑い、不動颯太は彼の勘違いに苦笑いした。不動颯太は説明するのが少し面倒だったので、本当の事は実戦で見せようと思い、そのまま勘違いさせておくことにした。
ギルド本部はひとつの都市であった。都市は城壁で覆われ、傘下の財団や店舗、冒険者の居住施設や関連施設を含んでいる。国家所有の小さな要塞にも匹敵する規模であった。
冒険者ギルドは、聖人を魔の手から守るための善の集団とされる。国家に縛られない自由な組織である代わりに、聖界国家同士の戦争や政治には関与しない。だが、ギルド本部だけは特別である。
プレトリウム公国は、イリス大陸の全ての国に中立を宣言している小国である。「公国」と銘打っているが、実体は議会が主権を持ち、表向きの君主である公爵は議会の傀儡である。地球の日本国に近い立憲君主制の国家だ。そして、その議会こそが冒険者ギルド連合のトップである。つまり、プレトリウム公国は冒険者ギルドそのものなのだ。
「わぁ、広いなあ。しかも、冒険者がこんなにいっぱい」
ギルド本部のロビーに訪れた不動颯太は、メイム王国のギルドとの違いに驚いた。
メイム王国のギルドが酒場のような薄汚い場所であったのに対し、ギルド本部のロビーはまるで館のようで、清掃が行き届いていた。建物の広さもロビーを行きかう冒険者の人数も、メイムのギルドとは比べ物にならないほどの規模であった。掲示板に張り出された依頼書もかなり多い。窓口も「依頼申請」「依頼受注」「各種試験」「総合窓口」などと、多くの受付嬢が配置されていた。メイムのギルドがレンティカのワンオペであるのに対し、プレトリウムのギルドはまるで役所や大きな銀行のようだった。
「あの、昇格試験を受けたいんですけど」
不動颯太は、各種試験の窓口で書類を差し出し、B級昇格試験の旨を受付嬢に伝えた。
試験は一週間以上も先であったが事前受付を行うことができた、不動颯太は当日の試験会場の場所と時刻を案内を受けた後、フリーとなった。
「試験は八日後か。それまで暇だなぁ」
「フドー様はC級冒険者ですので、本部が発行する依頼書も受注可能ですよ」
「なるほど」
C級以上の冒険者なら国籍を問わず依頼を受けることが可能なので、不動颯太は依頼を受けるために掲示板に向かった。
「うーん、どうせならちょっと難易度高めの依頼を受けようかなあ」
不動颯太は掲示板の依頼書を眺めて吟味した。
今後、A級やS級に昇格するには高度な依頼を単独で達成したという実績が必要になる。ギルド本部なら高度な依頼も多いだろうと思った不動颯太は、出来るときに実績を稼いでおこうと思ったのだ。
「良さそうなのがあんまりないなあ」
不動颯太の期待に反してA級やB級の依頼書は極端に少なかった。残っている依頼書には「B級以上」や「C級五人以上のパーティ」などといった条件が定められているものがほとんどであった。
S級を除き、基本的に依頼の難度に冒険者の等級は関係ない。だが、品質や安全性を考慮して依頼主やギルドが冒険者の等級に条件を付けることがあるのだ。
「君もB級昇格試験を受けに来たのかい?」
不動颯太が顎に手を当てて難しい顔をしていると、不動颯太と同じか少し上くらいの年頃の少年が話しかけてきた。その少年は金髪で、腰に剣を差しており、首に赤金のプレート――C級冒険者のタグを着けていた。
金髪の少年は受験の手続きをしていた様子と冒険者証を見て、不動颯太がB級昇格試験の受験者だと分かったのだ。
「ん? まあ、はい」
「実は俺たちもそうなんだ。試験まで時間があるから依頼を受けるつもりだったんだけど、君もそうなんだろ?」
金髪の少年の後ろには同じくらいの年頃の少女二名と少年が控えていた。三人とも、赤金のプレートを身に着けたC級冒険者であった。
「そうだけど、なかなか良さげな依頼が見つからなくて」
同年代くらいの少年がため口で話しかけてきたので、不動颯太は同様の口調で返した。
「よかったら、俺達とパーティを組まないか? あと一人いれば、この依頼を受けられるんだ」
金髪の少年はB級の依頼書を不動颯太に見せた。依頼の標題は「カーバンクルの宝石(青色)の採取」。概要には「B級以上かC級五人以上のパーティ」という条件が記載されている。
「うーん、パーティを組むのは構わないだけど。やっぱり、実績が欲しいんだよなあ……」
「分かるよ、俺だって本当は実績のために単独で依頼を受けたい。だけど見ての通り、C級が単独で受けられるA級やB級の依頼はほとんど残ってない。みんな同じことを考えてるんだろうね。ここは試験のために世界中から冒険者が集まってくるから競争が激しいんだ。どうだ? 俺達のパーティに入らないか?」
「……分かった、入るよ」
不動颯太は金髪の少年のパーティに入ることにした。パーティに入れば危険な魔獣に遭遇しても戦闘で負傷するリスクが低い。単独達成の実績を積めないのなら、せめて強い魔獣を討伐してレベルを上げようと考えたのだ。
不動颯太と金髪の少年たちは、まずは自己紹介をしようと場所を移した。
「俺の名前はアレン。剣士だ。一応、このパーティのリーダーってことになってる。呼び捨てで呼んでくれて構わない。そして、この二人が幼馴染の……」
「フレイディースよ。斧が得意な戦士。父が冒険者で、憧れて私も冒険者になったの。よろしく」
フレイディースと名乗った赤毛の少女は大きな斧を背負っていた。
「僕はヴィンダストル。草の聖法使い。ヒーラー……でいいのかな。よろしく」
ヴィンダストルと名乗った茶髪の少年は丸眼鏡をかけていて、気弱で大人しそうな様子だった。
「草の聖法?」
不動颯太は草の聖法使いと聞いて疑問に思った。聖法使いは火、水、風、土、雷の五大属性の何れかを操ることができる者と思っていたからだ。
「珍しいだろ。五大属性に含まれない特殊な属性使えるんだ、コイツ」
「と、特殊な属性は草の他にも光、闇、音、重などがあります」
ヴィンダストルはアレンに肩を組まれ、その衝撃で下がった眼鏡を調整した。
「んで、最後に……」
「……エクスプラ、召喚士」
エクスプラと名乗った褐色肌の少女はフードを被っていて、不愛想に答えた。
「彼女も君と同じように、さっき俺達のパーティに誘ったんだ。それで、君の名は何というんだい?」
「俺はソータ。戦闘職は……強いて言うなら、アスポーター?」
「アスポーター? 聞いたことないな。武器は持っていないようだけど、どういった戦闘スタイルなんだい?」
「えーっと、素手で戦うタイプ?」
「てことは格闘家か! 前衛が三人とは、なかなか攻撃特化なパーティになったな」
「はは……」
アレンは笑い、不動颯太は彼の勘違いに苦笑いした。不動颯太は説明するのが少し面倒だったので、本当の事は実戦で見せようと思い、そのまま勘違いさせておくことにした。
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