25 / 41
第1章 イリス大陸編
第23話 C級に昇格
しおりを挟む
昇級試験を終えた不動颯太はギルマス代理の権限でC級冒険者となり、赤金のプレートを手に入れた。
「たまげたぜ、お前のスキルであんなことが出来たなんてな。A級でも妥当だと思うんだが、俺の権限じゃC級までしか上げられねえんだ。B級以上になりたいなら、ギルド連合本部で昇格試験を受ける必要があるが、興味あるか?」
【アスポート】の真価を知ったギルマス代理は、不動颯太に対する認識を改めた。
「昇格試験は追々受けようかなとは思ってますけど、とりあえず今は依頼をこなして経験を積みたいです」
「まあ妥当だな」
不動颯太はレベルが上がり、【アスポート】の力も相まって戦闘力はかなり向上した。だが彼は自分が無敵になったとは思っていなかった。何よりスピードとテクニックが足りないという自覚があったので、依頼を通して経験を積んでより力を付けようと考えたのだ。
不動颯太は依頼書の掲示板へ向かった。今日は休むつもりだが、明日分の仕事で目ぼしいものが余っていないか下見しようと思ったのだ。
「あれ、なんか増えてる」
新規掲示板、通常掲示板、常設掲示板の他に「特設掲示板」が増設されていた。
新しい掲示板に貼られた依頼書は、人間の似顔絵が描かれたものが多い。指名手配書のようだ。
「ああ、それな。お前が封印魔人の依頼やってる最中に国王から発表があったんだよ。サイク山の一件は全部コンテネス盗賊団の仕業で、他国と協力して一年以内に組織を壊滅させる、ってな」
「え? なんで……」
不動颯太は王国の事情など知らないので、ギルマス代理が教えてくれたことが事実と異なり戸惑った。
「本当は盗賊の仕業なんかじゃないんだろ」
「あ、いや、それはその……」
小声で話しかけてくるギルマス代理に対し、口止めをされている不動颯太は口ごもった。
「分かってる、口止めされてんだろ? 本当のことは酔ったファルコから聞きだしたからよ。四天王って奴を倒したのもソータだろ?」
「ギクぅ」
核心を突かれて不動颯太はぎくりとした。
「大丈夫だ、俺は口が堅い方だから誰にも言ったりしねえよ。【アスポート】のこともな」
「…………」
不動颯太が魔王軍四天王のビスケスを倒したと確信しているのは現状でギルマス代理と王族のブロッサム第二王女のみである。不動颯太はそのことを隠しているわけではないが、知られてもロクなことはないと思っていた。
「なんで王国は盗賊団の壊滅を?」
不動颯太は話を戻した。
「なんか色々あんだろ。実際、コンテネスはかなりデケえ組織だし、王国からすりゃ魔王軍に次ぐ脅威だ。近年じゃ兵力が足りない中、銀鉱山への襲撃が増えてるらしいし、魔王軍の前に潰しておきたいんだろ。そこの掲示板の通り、幹部には高額な懸賞金がかけられてる」
「ふ~ん」
不動颯太は指名手配書の内容を見てみた。
手配書は、かなり精緻に描かれた似顔絵もあれば、雑に描かれた似顔絵、そもそも似顔絵すら無いものもある。似顔絵は【念写】スキルや【精神感応】スキルによるもので、実際に素顔を見られた構成員は少ない。名前も異名ばかりである。それだけ、コンテネス盗賊団が巧妙に姿を隠しているのがわかる。
手配書だけでなく通常形式の依頼書もあった。奪われた財宝や誘拐された人の奪還の依頼書や、拠点の位置情報を突き止めただけで報酬が出る依頼書もある。
「まずは普通の依頼からだな」
不動颯太は特設掲示板ではなく、通常掲示板の依頼を受けることにした。
多くが真人種である盗賊を倒しても経験値を得ることができない。手配書には「生死は問わず」の記述があったが、そもそも不動颯太は悪人でも同族である人間を殺してもいいとは思えなかった。できる限り生け捕りにし、然るべき法によって裁かれるべきだと考えていた。たが【アスポート】は殺傷には向いているが生け捕りには不向きだ。暴漢を生け捕るにはスキルに頼らない純粋な戦闘能力が必要となる。
このような理由から、不動颯太はまず沢山の魔獣を倒してレベルを上げることに専念しようと考えたのだ。
「この依頼をお願いします」
「かしこまりました」
不動颯太は明日分の仕事として選んだ依頼書をレンティカに渡す。
不動颯太が選んだ依頼書は達成難度C級の「角野兎の角の採取」。期限は二週間も先だ。期限が長い依頼はこのように、実際に仕事に取り掛かる数日前から受注予約しておくことも可能である。
「ふう、今日は疲れたし、本でも買って宿で休もうかな」
本屋にでも行こうと考えた不動颯太がギルドを出ると、建物の影に隠れていた謎の人物が彼の前に立ちはだかった。
「待っていたわよ、フドー・ソータ」
「え? 誰?」
謎の人物は不動颯太より僅かに身長が高く、藍色の髪を持つ少女で、高価そうなドレスを着ていた。メイム王国第二王女、ブロッサムである。
「単刀直入に言うわ。私のオモチャ……じゃなくて、私のしもべになりなさい!」
「はい? というか、誰ですかあなた」
当然のことながら、両者は初対面である。ブロッサムも不動颯太のことを実際に見るのは初めてだが、名簿からその特徴を知っていた。髪色や瞳の色などの人種的特徴と、冒険者とは思えない子供のような容姿から、ひと目で不動颯太だと分かったのだ。
「おっと、自己紹介を先にすべきだったわね。私はメイム王位継承権第18位、ブロッサム・カトル・メイム。この王国の第二王女よ!」
ブロッサムは周囲に人気がないことを良いことに、堂々と自己紹介をする。
ブロッサムは現国王の四人目の子である。本来なら王位継承権は第四位であるのだが、例の問題児っぷりの影響で継承権順位を最下位まで落とされているのだ。
「はは、まさか。お姫様が俺に何の用ですか」
不動颯太は、まさか王女が護衛も付けずに自分に合いに来るとは思ってもいないので、貴族の娘のイタズラか何かだと思って笑った。
「さっきも言ったけど、私のしもべになりさない。しもべっていう表現が嫌なら、騎士でもいいわよ」
「ええ?」
不動颯太は笑いながら困った。
「あ、いた! ブロッサム様ー! 城にお戻りくださいー!」
遠くの方で、執事服を来た男と兵隊たちが大声を上げながらこちらに向かって走ってきた。
「バカ! 名前を言ったら町民に聞かれてしまうだろ!」
「あそっか、姫様ー!」
「それもダメだ、お嬢様と呼べお嬢様!」
「お嬢様ー!」
何やら男たちは漫才のようなやり取りをしながら焦った様子でいる。
「げっ! もう見つかったわ! 良いこと? 今度合いに来るときは正式に私のしもべになるのよ、その時までに準備しておきなさい!」
ブロッサムはそう言い残して、一目散に逃げていってしまった。
不動颯太は訳が分からず、ただ立ち尽くして追われるブロッサムと追う男たちを眺めていた。
「たまげたぜ、お前のスキルであんなことが出来たなんてな。A級でも妥当だと思うんだが、俺の権限じゃC級までしか上げられねえんだ。B級以上になりたいなら、ギルド連合本部で昇格試験を受ける必要があるが、興味あるか?」
【アスポート】の真価を知ったギルマス代理は、不動颯太に対する認識を改めた。
「昇格試験は追々受けようかなとは思ってますけど、とりあえず今は依頼をこなして経験を積みたいです」
「まあ妥当だな」
不動颯太はレベルが上がり、【アスポート】の力も相まって戦闘力はかなり向上した。だが彼は自分が無敵になったとは思っていなかった。何よりスピードとテクニックが足りないという自覚があったので、依頼を通して経験を積んでより力を付けようと考えたのだ。
不動颯太は依頼書の掲示板へ向かった。今日は休むつもりだが、明日分の仕事で目ぼしいものが余っていないか下見しようと思ったのだ。
「あれ、なんか増えてる」
新規掲示板、通常掲示板、常設掲示板の他に「特設掲示板」が増設されていた。
新しい掲示板に貼られた依頼書は、人間の似顔絵が描かれたものが多い。指名手配書のようだ。
「ああ、それな。お前が封印魔人の依頼やってる最中に国王から発表があったんだよ。サイク山の一件は全部コンテネス盗賊団の仕業で、他国と協力して一年以内に組織を壊滅させる、ってな」
「え? なんで……」
不動颯太は王国の事情など知らないので、ギルマス代理が教えてくれたことが事実と異なり戸惑った。
「本当は盗賊の仕業なんかじゃないんだろ」
「あ、いや、それはその……」
小声で話しかけてくるギルマス代理に対し、口止めをされている不動颯太は口ごもった。
「分かってる、口止めされてんだろ? 本当のことは酔ったファルコから聞きだしたからよ。四天王って奴を倒したのもソータだろ?」
「ギクぅ」
核心を突かれて不動颯太はぎくりとした。
「大丈夫だ、俺は口が堅い方だから誰にも言ったりしねえよ。【アスポート】のこともな」
「…………」
不動颯太が魔王軍四天王のビスケスを倒したと確信しているのは現状でギルマス代理と王族のブロッサム第二王女のみである。不動颯太はそのことを隠しているわけではないが、知られてもロクなことはないと思っていた。
「なんで王国は盗賊団の壊滅を?」
不動颯太は話を戻した。
「なんか色々あんだろ。実際、コンテネスはかなりデケえ組織だし、王国からすりゃ魔王軍に次ぐ脅威だ。近年じゃ兵力が足りない中、銀鉱山への襲撃が増えてるらしいし、魔王軍の前に潰しておきたいんだろ。そこの掲示板の通り、幹部には高額な懸賞金がかけられてる」
「ふ~ん」
不動颯太は指名手配書の内容を見てみた。
手配書は、かなり精緻に描かれた似顔絵もあれば、雑に描かれた似顔絵、そもそも似顔絵すら無いものもある。似顔絵は【念写】スキルや【精神感応】スキルによるもので、実際に素顔を見られた構成員は少ない。名前も異名ばかりである。それだけ、コンテネス盗賊団が巧妙に姿を隠しているのがわかる。
手配書だけでなく通常形式の依頼書もあった。奪われた財宝や誘拐された人の奪還の依頼書や、拠点の位置情報を突き止めただけで報酬が出る依頼書もある。
「まずは普通の依頼からだな」
不動颯太は特設掲示板ではなく、通常掲示板の依頼を受けることにした。
多くが真人種である盗賊を倒しても経験値を得ることができない。手配書には「生死は問わず」の記述があったが、そもそも不動颯太は悪人でも同族である人間を殺してもいいとは思えなかった。できる限り生け捕りにし、然るべき法によって裁かれるべきだと考えていた。たが【アスポート】は殺傷には向いているが生け捕りには不向きだ。暴漢を生け捕るにはスキルに頼らない純粋な戦闘能力が必要となる。
このような理由から、不動颯太はまず沢山の魔獣を倒してレベルを上げることに専念しようと考えたのだ。
「この依頼をお願いします」
「かしこまりました」
不動颯太は明日分の仕事として選んだ依頼書をレンティカに渡す。
不動颯太が選んだ依頼書は達成難度C級の「角野兎の角の採取」。期限は二週間も先だ。期限が長い依頼はこのように、実際に仕事に取り掛かる数日前から受注予約しておくことも可能である。
「ふう、今日は疲れたし、本でも買って宿で休もうかな」
本屋にでも行こうと考えた不動颯太がギルドを出ると、建物の影に隠れていた謎の人物が彼の前に立ちはだかった。
「待っていたわよ、フドー・ソータ」
「え? 誰?」
謎の人物は不動颯太より僅かに身長が高く、藍色の髪を持つ少女で、高価そうなドレスを着ていた。メイム王国第二王女、ブロッサムである。
「単刀直入に言うわ。私のオモチャ……じゃなくて、私のしもべになりなさい!」
「はい? というか、誰ですかあなた」
当然のことながら、両者は初対面である。ブロッサムも不動颯太のことを実際に見るのは初めてだが、名簿からその特徴を知っていた。髪色や瞳の色などの人種的特徴と、冒険者とは思えない子供のような容姿から、ひと目で不動颯太だと分かったのだ。
「おっと、自己紹介を先にすべきだったわね。私はメイム王位継承権第18位、ブロッサム・カトル・メイム。この王国の第二王女よ!」
ブロッサムは周囲に人気がないことを良いことに、堂々と自己紹介をする。
ブロッサムは現国王の四人目の子である。本来なら王位継承権は第四位であるのだが、例の問題児っぷりの影響で継承権順位を最下位まで落とされているのだ。
「はは、まさか。お姫様が俺に何の用ですか」
不動颯太は、まさか王女が護衛も付けずに自分に合いに来るとは思ってもいないので、貴族の娘のイタズラか何かだと思って笑った。
「さっきも言ったけど、私のしもべになりさない。しもべっていう表現が嫌なら、騎士でもいいわよ」
「ええ?」
不動颯太は笑いながら困った。
「あ、いた! ブロッサム様ー! 城にお戻りくださいー!」
遠くの方で、執事服を来た男と兵隊たちが大声を上げながらこちらに向かって走ってきた。
「バカ! 名前を言ったら町民に聞かれてしまうだろ!」
「あそっか、姫様ー!」
「それもダメだ、お嬢様と呼べお嬢様!」
「お嬢様ー!」
何やら男たちは漫才のようなやり取りをしながら焦った様子でいる。
「げっ! もう見つかったわ! 良いこと? 今度合いに来るときは正式に私のしもべになるのよ、その時までに準備しておきなさい!」
ブロッサムはそう言い残して、一目散に逃げていってしまった。
不動颯太は訳が分からず、ただ立ち尽くして追われるブロッサムと追う男たちを眺めていた。
0
お気に入りに追加
656
あなたにおすすめの小説
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
隠して忘れていたギフト『ステータスカスタム』で能力を魔改造 〜自由自在にカスタマイズしたら有り得ないほど最強になった俺〜
桜井正宗
ファンタジー
能力(スキル)を隠して、その事を忘れていた帝国出身の錬金術師スローンは、無能扱いで大手ギルド『クレセントムーン』を追放された。追放後、隠していた能力を思い出しスキルを習得すると『ステータスカスタム』が発現する。これは、自身や相手のステータスを魔改造【カスタム】できる最強の能力だった。
スローンは、偶然出会った『大聖女フィラ』と共にステータスをいじりまくって最強のステータスを手に入れる。その後、超高難易度のクエストを難なくクリア、無双しまくっていく。その噂が広がると元ギルドから戻って来いと頭を下げられるが、もう遅い。
真の仲間と共にスローンは、各地で暴れ回る。究極のスローライフを手に入れる為に。
異世界転移ボーナス『EXPが1になる』で楽々レベルアップ!~フィールドダンジョン生成スキルで冒険もスローライフも謳歌しようと思います~
夢・風魔
ファンタジー
大学へと登校中に事故に巻き込まれて溺死したタクミは輪廻転生を司る神より「EXPが1になる」という、ハズレボーナスを貰って異世界に転移した。
が、このボーナス。実は「獲得経験値が1になる」のと同時に、「次のLVupに必要な経験値も1になる」という代物だった。
それを知ったタクミは激弱モンスターでレベルを上げ、あっさりダンジョンを突破。地上に出たが、そこは小さな小さな小島だった。
漂流していた美少女魔族のルーシェを救出し、彼女を連れてダンジョン攻略に乗り出す。そしてボスモンスターを倒して得たのは「フィールドダンジョン生成」スキルだった。
生成ダンジョンでスローライフ。既存ダンジョンで異世界冒険。
タクミが第二の人生を謳歌する、そんな物語。
*カクヨム先行公開
落ちこぼれの烙印を押された少年、唯一無二のスキルを開花させ世界に裁きの鉄槌を!
酒井 曳野
ファンタジー
この世界ニードにはスキルと呼ばれる物がある。
スキルは、生まれた時に全員が神から授けられ
個人差はあるが5〜8歳で開花する。
そのスキルによって今後の人生が決まる。
しかし、極めて稀にスキルが開花しない者がいる。
世界はその者たちを、ドロップアウト(落ちこぼれ)と呼んで差別し、見下した。
カイアスもスキルは開花しなかった。
しかし、それは気付いていないだけだった。
遅咲きで開花したスキルは唯一無二の特異であり最強のもの!!
それを使い、自分を蔑んだ世界に裁きを降す!
天職が『盗賊』という理由で追放されました。盗みを極めし男はやがて魔王と呼ばれる
こたろう文庫
ファンタジー
王国の勇者召喚により異世界に連れてこられた中学生30人。
その中の1人である石川真央の天職は『盗賊』だった。
盗賊は処刑だという理不尽な王国の法により、真央は追放という名目で凶悪な魔物が棲まう樹海へと転移させられてしまう。
そこで出会った真っ黒なスライム。
真央が使える唯一のスキルである『盗む』を使って盗んだのはまさかの・・・
アイテムボックス無双 ~何でも収納! 奥義・首狩りアイテムボックス!~
明治サブ🍆スニーカー大賞【金賞】受賞作家
ファンタジー
※大・大・大どんでん返し回まで投稿済です!!
『第1回 次世代ファンタジーカップ ~最強「進化系ざまぁ」決定戦!』投稿作品。
無限収納機能を持つ『マジックバッグ』が巷にあふれる街で、収納魔法【アイテムボックス】しか使えない主人公・クリスは冒険者たちから無能扱いされ続け、ついに100パーティー目から追放されてしまう。
破れかぶれになって単騎で魔物討伐に向かい、あわや死にかけたところに謎の美しき旅の魔女が現れ、クリスに告げる。
「【アイテムボックス】は最強の魔法なんだよ。儂が使い方を教えてやろう」
【アイテムボックス】で魔物の首を、家屋を、オークの集落を丸ごと収納!? 【アイテムボックス】で道を作り、川を作り、街を作る!? ただの収納魔法と侮るなかれ。知覚できるものなら疫病だろうが敵の軍勢だろうが何だって除去する超能力! 主人公・クリスの成り上がりと「進化系ざまぁ」展開、そして最後に待ち受ける極上のどんでん返しを、とくとご覧あれ! 随所に散りばめられた大小さまざまな伏線を、あなたは見抜けるか!?
異世界転生はどん底人生の始まり~一時停止とステータス強奪で快適な人生を掴み取る!
夢・風魔
ファンタジー
若くして死んだ男は、異世界に転生した。恵まれた環境とは程遠い、ダンジョンの上層部に作られた居住区画で孤児として暮らしていた。
ある日、ダンジョンモンスターが暴走するスタンピードが発生し、彼──リヴァは死の縁に立たされていた。
そこで前世の記憶を思い出し、同時に転生特典のスキルに目覚める。
視界に映る者全ての動きを停止させる『一時停止』。任意のステータスを一日に1だけ奪い取れる『ステータス強奪』。
二つのスキルを駆使し、リヴァは地上での暮らしを夢見て今日もダンジョンへと潜る。
*カクヨムでも先行更新しております。
スキルを極めろ!
アルテミス
ファンタジー
第12回ファンタジー大賞 奨励賞受賞作
何処にでもいる大学生が異世界に召喚されて、スキルを極める!
神様からはスキルレベルの限界を調査して欲しいと言われ、思わず乗ってしまった。
不老で時間制限のないlv上げ。果たしてどこまでやれるのか。
異世界でジンとして生きていく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる