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「まずは、自己紹介から始めようか。俺は春埼暁人。こっちの金髪の女の子がフィーリネで、そこにいるのがゾイト。そこのドラゴンはコーラルって名前なんだ」
「ド、ドラゴンがパーティ内にいるのですか……?」
「あぁ。今はこんな形だけど、本気になったら強いぞ?」
場所はギルド内のテーブル席。
やってきた俺とお爺さん。フィーリネらを含めた四人と一匹でテーブルを囲む。
卓には、俺がお爺さんを連れてくるだろうと踏んでいたのか、すでに食事がいくらか用意されていた。どうやら色々とお見通しだったようである。
フィーリネを見据えてみれば、可愛らしくウィンク。
多分、言い出したのは彼女だろう。
そんな彼女は視線をお爺さんに向けると
「お爺さん。お腹空いてますよね? 良かったら、こちらの食事をどうぞ」
「い、良いのですか……?」
「構わん。どうせ、代金はコイツが払うからな」
言葉は悪いがゾイトの言う通りなので、何も言わずに頷いて食事を促す。
すると、お爺さんは何度も頭を下げてから、恐る恐るといった風に食事を始めた。
最初はそのペースも控えめで遅いものだったが、相当にお腹を空かせていたのだろう。やがて、一心不乱に食事を開始していき、しばらくするとテーブルの上に置かれていた食事は全て消えていた。
老体とは言っても、かなり食欲旺盛な人だ。
「……それで、今回の依頼について聞かせてもらいたいんだけど、大丈夫か?」
「……はい」
機をみて問いかけてみれば、お爺さんは重苦しい口を開いて静かに語り出した。
彼の名前は『タンザ』。曰く、彼はこのカルサイトの街から聖地アガット方面に進んだ場所にある『ルスラン』と呼ばれる村からやってきたらしい。
人口は数十人と少ないが、それでもみんな家族同然の関係を築いて仲良く暮らしていたとのことだ。
そうやって、村のことを語るタンザの表情は穏やかで優しげだった。まるで、家族を思う祖父のような優しい表情。
しかし、そんな顔は話が依頼の方に傾くにつれて苦しげなものへと変化していく。
「数日前です……。オークの群が村を襲いました」
「オーク?」
「豚が二足歩行しているようなやつだ」
ゾイトが珍しくも教えてくれる。
それにしても、二足歩行する豚か……。
脳内で想像されるのは、豚が後ろ足で立ち上がっているような姿だ。
ぶくぶく太った身体に申し訳程度の服を身につけただけの怪物。今のところは想像でした感じでは大した脅威ではなさそうだが、実際に遭遇したら想像とは悪い意味で違うなんてこともある。
実際、ここ数日の間はそんなことあったし。
「一匹一匹の力は大したことありませんが、数で圧倒する戦いを得意とした魔物ですね。とは言っても、奴らの知能は低いので計画的な戦い方はしないでしょう」
隣のフィーリネも付け足すように教えてくれたのだが、何やら腑に落ちないものがあるのだろう。
タンザを見据えると
「けれど、オークは随分前に絶滅したと聞いています。それが何故……?」
「わかりません。しかし、あの姿は伝え聞いたオークのそれです。奴らの生き残りがいたとしか……」
「ふ~ん。なぁ、コーラル。お前、ちょっと前までアガットにいたよな? 何か知らないか?」
『うむ……我も長いことあの地に住んでおったが、矮小なオークなどという魔物は見かけておらん。数千年前……勇者が魔の四天王と戦いを繰り広げておった頃ならばまだしも、ここ数日あの辺りに奴らがいたという可能性は限りなく低いだろう』
興味なさげに一匹食事を楽しんでいたコーラルだが、質問してみれば肉を咀嚼しながら答えてくれた。
「じゃあ、奴らがここ数日の間に別の場所から移動してきたという可能性はないのか?」
「それも限りなく低いと思います。オークは雑食だと言われています。野生動物はもちろん、木々や草に至るまでなんでも口にしてしまいますから。そんなオークが何処かで生きていた上に移動しているとなると、被害がルスランだけにとどまることはないでしょうから」
「つまり、ここ最近の間に潜伏していた奴らが顔を出したか。あるいは、新種のオークでも生まれたかってところか?」
「だろうな。どちらにしても、力を持たない者からすれば厄介な相手には違いない」
そんなオークについての情報を他でもない仲間内から仕入れいていると、タンザは頭を抱えてさらに話を続ける。
「あいつらは畑を荒らし、家畜を貪り食うだけでは飽き足らず、わたしたち人間まで容赦なく殺し、食っていきました……」
「食う、って……」
『魔物も空腹には勝てぬからな。他のものを喰らい生き延びようとしてもおかしくはない。例え、それが人間だったとしてもな』
この世は弱肉強食の世界だ。
人間が全ての生き物の頂点に君臨するわけではない。喰らい食われるというサイクルで、この世界は回っている。
理屈では理解できるけど、実際に人が食べられていると聞かされると流石に気分が悪い。
「若いものたちが率先してオークに対抗してくれているおかげで、女子供やわたしたちのような老人はどうにか生き延びております。しかし、耐えられるのも時間の問題なのです。だから、動けるわたしが助けを呼ぶためここまで……」
「ちょっと待って。若い者が耐えていると言っているが、相手は魔物だぞ? 冒険者でもない村人がそう簡単に耐えられるものなのか?」
腕を組み、何やらそう質問するゾイト。
だが、そんな彼に答えたのはタンザではなく
『オークは基本的に夜行性なのだ。故に、昼間のうちに防備を整えれば、多少なりとも持つだろう』
「そんな情報は聞いたことがないですけど……?」
『人間の情報収集も完璧ではないということだ。……知っておるか? オークの肉は思いのほか柔らかく、適度な高温で熱してやれば美味いのだぞ? 歯ごたえとしては、この豚肉をさらに柔らかくしたくらいと言ったところか』
前足を使って肉を掴むと、それを見せびらかしてから口の中に放り込む。
そうして咀嚼して飲み込むのだが、この街で作られた家畜の肉はオークよりも劣るらしい。若干不服そうだ。
オークも所詮は豚の仲間というわけか。
と、どうでもいいことを考えていた思考を頭を振ることで払拭。
タンザに視線を戻してから
「とにかく、今のところは無事ということだな?」
「はい……。ですが、それも時間の問題。そのドラゴン様のおっしゃる通り、日没を過ぎれば奴らはまたやってきます……。ですから!」
そう言ってタンザは頭を下げた。
そのせいで勢いよくテーブルに頭を打ち付けて鈍い音がなったけれど、お構いなしといった感じで彼は叫ぶ。
「わたしたちだけではどうにもならないのです! ですから、どうかあなた方のお力を貸していただきたい!」
周りの視線が彼の叫びのおかげで俺たちに集まる。
それは単純に驚いたからというものだったり、興味を引かれたというものだったりと様々。
しほうはっぽうから向けられる好奇の目に晒されながら、俺は仲間たちを見据えると
「今回の報酬は1000ジェード。これ以上には跳ね上げられないが、それでも構わないか?」
「はい、問題ありません!」
「フィーリネがそれで良いなら、ボクも構わない」
『我はただ、主に付き従うのみだ』
即答で返ってくる返事に俺は笑みを浮かべる。
それから瞳の端に涙を浮かべ、こちらを見上げてくるタンザに親指を立てると
「アンタの依頼。俺たち『四黒龍』が請け負った!」
「……ありがとう、ございます……」
こうして、俺たちの初クエストは『オーク退治』となったのだ。
「ド、ドラゴンがパーティ内にいるのですか……?」
「あぁ。今はこんな形だけど、本気になったら強いぞ?」
場所はギルド内のテーブル席。
やってきた俺とお爺さん。フィーリネらを含めた四人と一匹でテーブルを囲む。
卓には、俺がお爺さんを連れてくるだろうと踏んでいたのか、すでに食事がいくらか用意されていた。どうやら色々とお見通しだったようである。
フィーリネを見据えてみれば、可愛らしくウィンク。
多分、言い出したのは彼女だろう。
そんな彼女は視線をお爺さんに向けると
「お爺さん。お腹空いてますよね? 良かったら、こちらの食事をどうぞ」
「い、良いのですか……?」
「構わん。どうせ、代金はコイツが払うからな」
言葉は悪いがゾイトの言う通りなので、何も言わずに頷いて食事を促す。
すると、お爺さんは何度も頭を下げてから、恐る恐るといった風に食事を始めた。
最初はそのペースも控えめで遅いものだったが、相当にお腹を空かせていたのだろう。やがて、一心不乱に食事を開始していき、しばらくするとテーブルの上に置かれていた食事は全て消えていた。
老体とは言っても、かなり食欲旺盛な人だ。
「……それで、今回の依頼について聞かせてもらいたいんだけど、大丈夫か?」
「……はい」
機をみて問いかけてみれば、お爺さんは重苦しい口を開いて静かに語り出した。
彼の名前は『タンザ』。曰く、彼はこのカルサイトの街から聖地アガット方面に進んだ場所にある『ルスラン』と呼ばれる村からやってきたらしい。
人口は数十人と少ないが、それでもみんな家族同然の関係を築いて仲良く暮らしていたとのことだ。
そうやって、村のことを語るタンザの表情は穏やかで優しげだった。まるで、家族を思う祖父のような優しい表情。
しかし、そんな顔は話が依頼の方に傾くにつれて苦しげなものへと変化していく。
「数日前です……。オークの群が村を襲いました」
「オーク?」
「豚が二足歩行しているようなやつだ」
ゾイトが珍しくも教えてくれる。
それにしても、二足歩行する豚か……。
脳内で想像されるのは、豚が後ろ足で立ち上がっているような姿だ。
ぶくぶく太った身体に申し訳程度の服を身につけただけの怪物。今のところは想像でした感じでは大した脅威ではなさそうだが、実際に遭遇したら想像とは悪い意味で違うなんてこともある。
実際、ここ数日の間はそんなことあったし。
「一匹一匹の力は大したことありませんが、数で圧倒する戦いを得意とした魔物ですね。とは言っても、奴らの知能は低いので計画的な戦い方はしないでしょう」
隣のフィーリネも付け足すように教えてくれたのだが、何やら腑に落ちないものがあるのだろう。
タンザを見据えると
「けれど、オークは随分前に絶滅したと聞いています。それが何故……?」
「わかりません。しかし、あの姿は伝え聞いたオークのそれです。奴らの生き残りがいたとしか……」
「ふ~ん。なぁ、コーラル。お前、ちょっと前までアガットにいたよな? 何か知らないか?」
『うむ……我も長いことあの地に住んでおったが、矮小なオークなどという魔物は見かけておらん。数千年前……勇者が魔の四天王と戦いを繰り広げておった頃ならばまだしも、ここ数日あの辺りに奴らがいたという可能性は限りなく低いだろう』
興味なさげに一匹食事を楽しんでいたコーラルだが、質問してみれば肉を咀嚼しながら答えてくれた。
「じゃあ、奴らがここ数日の間に別の場所から移動してきたという可能性はないのか?」
「それも限りなく低いと思います。オークは雑食だと言われています。野生動物はもちろん、木々や草に至るまでなんでも口にしてしまいますから。そんなオークが何処かで生きていた上に移動しているとなると、被害がルスランだけにとどまることはないでしょうから」
「つまり、ここ最近の間に潜伏していた奴らが顔を出したか。あるいは、新種のオークでも生まれたかってところか?」
「だろうな。どちらにしても、力を持たない者からすれば厄介な相手には違いない」
そんなオークについての情報を他でもない仲間内から仕入れいていると、タンザは頭を抱えてさらに話を続ける。
「あいつらは畑を荒らし、家畜を貪り食うだけでは飽き足らず、わたしたち人間まで容赦なく殺し、食っていきました……」
「食う、って……」
『魔物も空腹には勝てぬからな。他のものを喰らい生き延びようとしてもおかしくはない。例え、それが人間だったとしてもな』
この世は弱肉強食の世界だ。
人間が全ての生き物の頂点に君臨するわけではない。喰らい食われるというサイクルで、この世界は回っている。
理屈では理解できるけど、実際に人が食べられていると聞かされると流石に気分が悪い。
「若いものたちが率先してオークに対抗してくれているおかげで、女子供やわたしたちのような老人はどうにか生き延びております。しかし、耐えられるのも時間の問題なのです。だから、動けるわたしが助けを呼ぶためここまで……」
「ちょっと待って。若い者が耐えていると言っているが、相手は魔物だぞ? 冒険者でもない村人がそう簡単に耐えられるものなのか?」
腕を組み、何やらそう質問するゾイト。
だが、そんな彼に答えたのはタンザではなく
『オークは基本的に夜行性なのだ。故に、昼間のうちに防備を整えれば、多少なりとも持つだろう』
「そんな情報は聞いたことがないですけど……?」
『人間の情報収集も完璧ではないということだ。……知っておるか? オークの肉は思いのほか柔らかく、適度な高温で熱してやれば美味いのだぞ? 歯ごたえとしては、この豚肉をさらに柔らかくしたくらいと言ったところか』
前足を使って肉を掴むと、それを見せびらかしてから口の中に放り込む。
そうして咀嚼して飲み込むのだが、この街で作られた家畜の肉はオークよりも劣るらしい。若干不服そうだ。
オークも所詮は豚の仲間というわけか。
と、どうでもいいことを考えていた思考を頭を振ることで払拭。
タンザに視線を戻してから
「とにかく、今のところは無事ということだな?」
「はい……。ですが、それも時間の問題。そのドラゴン様のおっしゃる通り、日没を過ぎれば奴らはまたやってきます……。ですから!」
そう言ってタンザは頭を下げた。
そのせいで勢いよくテーブルに頭を打ち付けて鈍い音がなったけれど、お構いなしといった感じで彼は叫ぶ。
「わたしたちだけではどうにもならないのです! ですから、どうかあなた方のお力を貸していただきたい!」
周りの視線が彼の叫びのおかげで俺たちに集まる。
それは単純に驚いたからというものだったり、興味を引かれたというものだったりと様々。
しほうはっぽうから向けられる好奇の目に晒されながら、俺は仲間たちを見据えると
「今回の報酬は1000ジェード。これ以上には跳ね上げられないが、それでも構わないか?」
「はい、問題ありません!」
「フィーリネがそれで良いなら、ボクも構わない」
『我はただ、主に付き従うのみだ』
即答で返ってくる返事に俺は笑みを浮かべる。
それから瞳の端に涙を浮かべ、こちらを見上げてくるタンザに親指を立てると
「アンタの依頼。俺たち『四黒龍』が請け負った!」
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