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嫉妬
しおりを挟む「桜が誰のものか教えてやるよ」
レオが私を押し倒し、冷たい声でそう言った。
――――――――――――――――――――――
――――――――――
この日、私はこの国の古い歴史を知ろうと図書館に来ていた。
「あった…けど、届かない…」
お目当ての本をみつけたはいいが、その本が上の方にあり、身長が足りず届かなかったのだ。
台を使ったが、あともう少しというところで届かなかった。
「と、届いた―――――っあ」
粘っていると、本に手が掛かり取れると思ったとたん、台を踏み外し、落ちそうになった。
転落した痛みに耐えるため、目をぎゅっと閉じた。
「うっ―――」
落ちたとたん、他の人の声が聞こえ、恐る恐る目を開けると、私の下に男の人がいた。
「わっ!ごめんなさい!怪我はないですか?!」
私は、急いでその人の上から退き謝った。
「だ、大丈夫です。それより、皇后様はお怪我は御座いませんか。痛いところなどは…」
「私は大丈夫です。本当にありがとう」
私がお礼を言ったとたん、誰かに腕を引かれた。
「っ…!……ぇっ、レ、レオっ?どうしたの?」
私の腕を引っ張ったのはレオで、私は、腕を引かれた反動で、レオの腕の中にいた。
レオの顔を見上げると、不機嫌な顔をしていて、威圧感を発して、私を見ていた。
レオは、無言で私を抱き上げると、廊下に歩き出した。
「レ、レオ?!ちょっと、待って!ねぇ、降ろして!」
「黙ってろ」
レオは、そう言うと部屋まで無言で行った。
――――――――――――――――――――――――――
―――――――――――――
「あの男は何だよ!」
レオは私を睨みながら、私をドアに押し付けた。
「えっ、あのっ…」
「他の男のところにでも行こうとしてたのか」
「ち、違っ…」
「嘘をつくなっ」
「ち、違うのっ…あれは―――っん」
すると、レオは荒々しく私にキスをしてきた。
「あの男ともこんな事したのか」
「…えっ?」
レオは私をベッドに投げ、乱暴に押し倒すと、着ている服全部無理やり脱がせ、私の足を大きく開いた。
「あいつにも股を開いたのか」
「開いてないっ……」
「…ここは、何もしてないのに濡れてるぞ」
レオはそう言うと私の蜜口に、レオの熱い肉棒の先を当てた。
「ま、待ってレオっ……」
「待たねぇ。桜が誰のものか教えてやるよ」
レオそう言うと、私の中に一気に挿入した。
「やっ、ひぃあっ…んっ…」
レオは荒々しく何度も私の中を突いた。
「桜の中に入れるのは俺だけだっ」
「んあっ、あぁっ…んっ…」
「俺から離れるのは、許さねぇ。絶対に許さねぇ…」
部屋の中には、レオの切実な思いと、私とレオの結合部から聞こえる卑猥な音が響き渡っていた。
「あんっ…はぅんっ、ああっ…」
「桜は俺のものだっ」
レオはそう言うと、私の中で大量の熱い精を吐き出し、私も同時に達した。
「あっ、ん、レオっ…ぁぁあああっ」
レオは私がイキ終えると、私をきつく抱きしめた。
「桜、嫌だ。俺から離れるな。桜は俺のものだ。愛してるんだ…」
「私も愛してるよ、レオ。」
「なら、あの男は何なんだっ」
「あれは、誤解なの」
「何が誤解だっ。あいつと床で抱き合ってただろっ。俺を愛してるって言いながら、本当はあいつのことを愛してたんだろっ」
「違うっ。あれは、私が落ちそうになった所を支えようとして崩れ落ちちゃったのっ。」
「…そうなのか」
「本当だよっ。私が愛してるのはレオだけだからっ」
「…すまない、桜を信じなくて…」
「いいよ。私が愛してるのは、レオだけだからね。」
「ああ。」
レオの目から冷たさがなくなり、優しい目に戻った。
「愛してる」
「私も愛してる」
微笑みながらお互いにそう言うと、レオは思い出したかのように焦りながら言った。
「そういえば、痛いところはないか?乱暴に抱いてしまったから…」
「最初は少し痛かったけど、今は痛くないよ」
「そうか。…本当にすまなかった。もう、乱暴にしない」
「うん。…あのね、レオ」
「なんだ?」
「そろそろ私の中から抜いてほしいんだけど…」
「何言ってるんだ?今からするんだぞ?」
「――え……?」
「さっきは乱暴にしてしまったからな…」
レオはそう言い、私の奥深くをグリグリとこすりつけた。
「…んっ、待って…」
「待たねえ。優しくするから」
「ああっん…んっ、」
レオは、ゆっくりと腰を振り、だんだん速く、激しく腰を振った。
私の中からは、レオの精が泡を立てながら溢れ出し、レオが腰を打ちつける度にパチュパチュと音がなった。
「桜っ。愛してるっ…」
「あんっ、んっ…私もっ、あっ、愛してるっ…」
私がイクのと同時にレオも私の中で達した。
私達はそのまま、キスをし、眠りについた。
――――――――――――――――――――――
――――――――――
翌朝
「ああっ…んっ、レオっ、待って…」
「無理だっ…」
朝起きると、私の中にレオの存在があり、レオが起きると同時に始まった。
一度も途中で抜かなかったため、終わると私の中からは、沢山の白濁液が溢れ出した。
どんどん溢れ出るため、レオは私をお風呂に連れて行き、レオに身体中を洗われた。
レオが白濁液を掻き出すと言い、シャワーで攻められ、何度も喘ぎ、何度も達し、お風呂の中でもう一度レオと繋がった。
「愛してるよ、桜…」
後書き
これで完結となります!
今まで読んでくれてありがとうございました!!
誤字、脱字があったら教えて下さい!
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