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ここはどこ?
しおりを挟む目が覚めると知らないベッドの上にいた。
私は部活が終わり、家のお風呂で汗を流し、疲れていたので夕飯まで寝ようと思い、ベッドに倒れてからの記憶がない。
周りを見渡すと、広い豪華な部屋の中にいて、天蓋付きのベッドの上に私はいた。
夢だろうと思い二度寝しようとしたとき、ドアが開く音がした。
誰が入ってきたのか見ると、
そこには、黒髪で深い紫色の瞳をした若い男の人が立っていた。
男は、私がいるベッドに近づいてきて、押し倒してきた。
「初めて見る顔だな。名前は?」
「え?えっと、桜です。和泉桜。」
(夢の中で、会話できるんだ。)
「桜か。いい名だな。」
「あ、ありがとうございます。
ところで、退いてもらっていいですか?」
「は?何で退かないといけないんだ?抱けないだろ」
「……え?だ、誰を抱くんですか?」
私は、夢のはずなのに一気に怖くなった。
「?お前に決まってるだろ」
ほっぺたを抓ると、痛かった。
「……ゆ、夢じゃないの?」
「?何言ってんだ?夢なわけないだろ」
•••••••••••••••え!?
••••••••••••••••••嘘でしょ!?
「あ、あの、ここは、何処ですか?」
「ここは、アルナチア国だ」
••••え?外国?
「日本て、国知ってますか?」
「知らねえよ」
•••••••••••まさか、異世界!?
「もしかして異世界から来たのか?」
「はい。そうみたいです……
何で分かったんですか?」
「何年か前に、異世界のやつが来て、日本て言ってたからそうかなと思ったんだよ。」
「じゃあ、帰り方知ってますか!」
「帰り方はないぞ。」
「••••••••••••••え?嘘でしょ。」
「異世界のやつは保護する決まりだから、しばらくここにいろ。それに、異世界人に興味がわいた。」
「え?」
「異世界人を抱けるのは貴重な体験だな。」
初めてあって名前も正体も知らない奴に抱かれたくない。
ていうか、知ってても抱かれたくない。
「あ、貴方、何者ですか。あと、名前は何ですか。」
「俺はこの国の王だ。名前はレオニード=アルヴァレスだ」
「•••••お、王様!!!!?」
「驚きすぎだ。あと、敬語は無しな。
まあいい、抱かせろ」
王様はそう言って私の上に体重をかけてきた。
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