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episode.55
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毎週末はレイの家に行っているのだが、いつも行くのは午後なので午前中に買い物に行く事にした。
ネックレスや指輪などのアクセサリーは友達から貰ったらちょっと重いかなと思ったので髪飾りをあげる事にした。
やっぱり魔法石がついたものがいいかなと思い専門店に行ってみた。
たくさんのアクセサリーが並んでいる。
ここのお店は石の加工などもやってくれるらしい。
私はその中でボルドーっぽい色とピンクの花がついた髪飾りをアンナのプレゼントに決めた。
自分のも買おうかなと悩んでいると、店に入ってきた男性に声をかけられた。
「あれ、レイの婚約者の、えーとリオン嬢だ」
振り向くとオレンジ色で短髪のセシルが立っていた。
「あ!お久しぶりです。入学式以来ですよね?アーネット様もお買い物ですか?」
「いや、ちょっとお手伝いがあってね。たまにこの店に来てるんだ」
彼は魔法省長官の息子だから魔法関係で用事があったのだろう。
「そんなことよりそのネックレスすごいね」
セシルはこの前レイから貰ったネックレスをまじまじと見つめた。
「というよりリオン嬢自体がすごいね」
セシルは少し驚いた表情の笑いを浮かべている
(え?どういうことなんだろ)
「ネックレスにも半端ない魔法が付与されてるし、指輪にもついてるだろ?しかもリオン嬢自体にかけられてる魔法ってかけた方もかなりの魔力がいるんだよね。それを継続的にかけてるなんてすごいよ」
どうせレイがかけたんでしょと言ってセシルは笑っていた。
「そんなすごいんですね。私魔力があまりないから気づかなかったです」
私はネックレスを手に取って見た。
「それだけの魔法付与されてるって国王陛下レベルだよ。普通の貴族だったらそんなにいらないのにレイはリオン嬢のこと溺愛しすぎだね」
セシルにそんな事を言われ私は頬が少し熱くなった。
話していて少し時間が遅くなってしまったので、アンナのプレゼント分だけ購入して店を後にした。
その後すぐに家に帰り支度を済ませレイの家に向かう。
家に着き部屋に行くとレイは唐突に質問してきた。
「午前中はどこに行っていたのですか?」
(ん?んん?)
私は混乱した。
レイはニコニコしながら私の小指にはめてある指輪をコンコンと指先した。
私はハッとして指輪を見た。
(ああーそういえばこの指輪探知魔法がかけられているんだった)
「実は今日買い物に行っていたのです。アンナにプレゼントをあげようと思いまして」
レイはちょっと拗ねたような感じで私を抱き寄せてきた。
「なんで私を誘ってくれないんですか?一緒に行くのだったら着て行くドレスも送ったし、プレゼントも買ってあげたかったのに。それに一人で行かせるのは心配です」
心配されているところ悪いが私は今日サッと行って帰ってきたかったのだ。
「今日はすぐに済む用事だったので、今度ゆっくり出かけましょう」
そう言って私はレイを抱きしめた。
ネックレスや指輪などのアクセサリーは友達から貰ったらちょっと重いかなと思ったので髪飾りをあげる事にした。
やっぱり魔法石がついたものがいいかなと思い専門店に行ってみた。
たくさんのアクセサリーが並んでいる。
ここのお店は石の加工などもやってくれるらしい。
私はその中でボルドーっぽい色とピンクの花がついた髪飾りをアンナのプレゼントに決めた。
自分のも買おうかなと悩んでいると、店に入ってきた男性に声をかけられた。
「あれ、レイの婚約者の、えーとリオン嬢だ」
振り向くとオレンジ色で短髪のセシルが立っていた。
「あ!お久しぶりです。入学式以来ですよね?アーネット様もお買い物ですか?」
「いや、ちょっとお手伝いがあってね。たまにこの店に来てるんだ」
彼は魔法省長官の息子だから魔法関係で用事があったのだろう。
「そんなことよりそのネックレスすごいね」
セシルはこの前レイから貰ったネックレスをまじまじと見つめた。
「というよりリオン嬢自体がすごいね」
セシルは少し驚いた表情の笑いを浮かべている
(え?どういうことなんだろ)
「ネックレスにも半端ない魔法が付与されてるし、指輪にもついてるだろ?しかもリオン嬢自体にかけられてる魔法ってかけた方もかなりの魔力がいるんだよね。それを継続的にかけてるなんてすごいよ」
どうせレイがかけたんでしょと言ってセシルは笑っていた。
「そんなすごいんですね。私魔力があまりないから気づかなかったです」
私はネックレスを手に取って見た。
「それだけの魔法付与されてるって国王陛下レベルだよ。普通の貴族だったらそんなにいらないのにレイはリオン嬢のこと溺愛しすぎだね」
セシルにそんな事を言われ私は頬が少し熱くなった。
話していて少し時間が遅くなってしまったので、アンナのプレゼント分だけ購入して店を後にした。
その後すぐに家に帰り支度を済ませレイの家に向かう。
家に着き部屋に行くとレイは唐突に質問してきた。
「午前中はどこに行っていたのですか?」
(ん?んん?)
私は混乱した。
レイはニコニコしながら私の小指にはめてある指輪をコンコンと指先した。
私はハッとして指輪を見た。
(ああーそういえばこの指輪探知魔法がかけられているんだった)
「実は今日買い物に行っていたのです。アンナにプレゼントをあげようと思いまして」
レイはちょっと拗ねたような感じで私を抱き寄せてきた。
「なんで私を誘ってくれないんですか?一緒に行くのだったら着て行くドレスも送ったし、プレゼントも買ってあげたかったのに。それに一人で行かせるのは心配です」
心配されているところ悪いが私は今日サッと行って帰ってきたかったのだ。
「今日はすぐに済む用事だったので、今度ゆっくり出かけましょう」
そう言って私はレイを抱きしめた。
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