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episode.15
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そのあと会場に戻った私はレイと一曲ダンスを踊り、迷って歩き回っていたせいもあり疲れて帰るとことにした。
王子に関してはいろいろな令嬢達に取り囲まれていたので特に話すことなく終わった。
私達は馬車に乗り会場を後にした。
私は疲れてくたっとレイにもたれかかる。
レイは私の手を握り指を絡めてきた。
チラリと横を見るとなんだか不機嫌そうな顔をしている。
「そういえば化粧室に随分長い時間行っていたみたいでしたが、誰かと会っていたのですか?」
「あ、…実は少し迷ってしまっていて…その時偶然殿下にお会いして近くまで案内して頂いたんです」
「その時殿下はあなたに触りましたか?」
「えーと、エスコートしていただいたので手を触れたくらいですが…」
レイはじーっと私を見つめる。
「実は手の甲にキスされました」
また話したいと言われたのは黙っておく事にする。
「やっぱり、魔法が発動した感覚があったのでもしやと思ってましたが」
(魔法?あ、あの静電気みたいなやつ!)
「あの、バチって…なんか痛そうな感じになってたのですが、あれはレイがしたのですか?」
「ええ、リオンに好意がある者が触れると攻撃が発動するようにしてあります。もっとも、危害を加えそうだったらもっと強い魔法が発動しますが」
(えっと…私そんな魔法がかけられてるの?)
「そんなに心配しなくても大丈夫なのに…しかも手の甲ですから挨拶ですよ」
「ダメです。現に魔法が発動してますからね、あいつは危険です」
「全く、浄化するのでこっちに来てください」
レイは私を引き寄せ頬にキスをした。
「えっと、そこはキスされてないですよ」
「いいんです。私がしたいので」
そう言って口にもキスをしてくる。
何回も繰り返され、しばらくした後やっと離された。
「はぁ、全くリオンは可愛いから心配ですね」
よしよしと頭を撫でられる。
その後私の手の甲に手をかざし、浄化の魔法をかけられた。
王子に関してはいろいろな令嬢達に取り囲まれていたので特に話すことなく終わった。
私達は馬車に乗り会場を後にした。
私は疲れてくたっとレイにもたれかかる。
レイは私の手を握り指を絡めてきた。
チラリと横を見るとなんだか不機嫌そうな顔をしている。
「そういえば化粧室に随分長い時間行っていたみたいでしたが、誰かと会っていたのですか?」
「あ、…実は少し迷ってしまっていて…その時偶然殿下にお会いして近くまで案内して頂いたんです」
「その時殿下はあなたに触りましたか?」
「えーと、エスコートしていただいたので手を触れたくらいですが…」
レイはじーっと私を見つめる。
「実は手の甲にキスされました」
また話したいと言われたのは黙っておく事にする。
「やっぱり、魔法が発動した感覚があったのでもしやと思ってましたが」
(魔法?あ、あの静電気みたいなやつ!)
「あの、バチって…なんか痛そうな感じになってたのですが、あれはレイがしたのですか?」
「ええ、リオンに好意がある者が触れると攻撃が発動するようにしてあります。もっとも、危害を加えそうだったらもっと強い魔法が発動しますが」
(えっと…私そんな魔法がかけられてるの?)
「そんなに心配しなくても大丈夫なのに…しかも手の甲ですから挨拶ですよ」
「ダメです。現に魔法が発動してますからね、あいつは危険です」
「全く、浄化するのでこっちに来てください」
レイは私を引き寄せ頬にキスをした。
「えっと、そこはキスされてないですよ」
「いいんです。私がしたいので」
そう言って口にもキスをしてくる。
何回も繰り返され、しばらくした後やっと離された。
「はぁ、全くリオンは可愛いから心配ですね」
よしよしと頭を撫でられる。
その後私の手の甲に手をかざし、浄化の魔法をかけられた。
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