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第四章 コセディアの王女

晩餐会2

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 ミスリル玉を蜜道の奥深く、カインの剛直で押し込まれてしまった。取り出すためには、たっぷり彼の白濁を注がなければいけない。

 そう思い込まされてしまった私は、自ら、

「……ここで、中に出してください」

 と、彼にお願いしてしまった。

 晩餐会の最中で、このバルコニーにいつ誰が来てしまうかも、分からないのに!
 バルコニーの手すりに片足を掛け、カインに貫かれながら、恥ずかしい言葉を口にして震える。

 カインは私をつながったまま抱き上げると、バルコニーに置かれている長椅子に腰を掛けた。そして、私の膝裏に手をやると、彼の剛直を軸にクルリと回転させる。

 彼に腰掛けたような形でつながって、私も彼もバルコニーから、閉め切っていないカーテン越しに食堂の方を向く。足をM字に大きく開かれて。私のつるりとした無毛の秘部と花びらが晒されてしまうのに。彼の極太の剛直を咥え込んだ花びらは、はしたなく蜜液をこぼしてカインの下腹部にシミを作っていく。

「晩餐会の最中だというのに、いったい、どこに何を出して欲しい、と?」

 ミスリル玉のせいで、いつものようにカインのモノを奥深くに収めることが出来ず、押し込まれた玉が奥にコロコロと当たる感覚も初めてで、もどかしい。

「い、意地悪! どうしていつも、意地悪なことばかりするの?」

 私の胸の尖りを摘まんで捻りながら、カインはふうとため息をつく。

「ナギサが可愛いから、ついいじめて困らせたくなる。それにナギサも、すごく感じて悦んでいるから」

 話ながら、クリトリスピアスをくいっと引っ張るから。

「ぁんっ! ィっちゃうっ……!」

 蜜壺がミスリル玉とカインのモノを、きゅうっと締め付け、脳天を抜けるような快感と共に、足のつま先がピンっと伸びて、震えながら、達してしまう。

「よっ、喜んでないしっ! それに、みんなを放っておいていいの……?」

「皆も、よろしくやっているさ」

 エルフの尖った耳を食む、カイン。

「あ、そこ……ダメ」

「ダメ、なのか? ここもイイんだろ?」

「ゃあ、も、もうっ。こんなところでっ……」

 誰かに見られたら……。

「ナギサが早く、肝心なことを言わないから……ミスリル玉を取り除く前に、のぞかれてしまったぞ」

「……え?」

 ――うそ、そんな……。

「フラウ、入って来い」

 カーテンの向こうに彼が声を掛けると、燃えるような赤毛の少年が入って来た。私達の長椅子の前まで来て、跪く。

「頭(こうべ)を上げよ」

 赤竜が人化した少年、フラウは、真っ直ぐな瞳を私達に向けた。金色に光る、蛇のような細長い瞳孔で。


「ぃ、いやぁぁぁぁっ」

 カインの膝に腰掛けて、M字開脚してる私の前で跪かれてちゃうと、フラウの目線が私の秘所の辺りになってしまうのに!! しかも、カインのモノに貫かれた状態でっ。

 涙がポロポロと零れる。

 竜の実年齢がどれほどかは分からないけど、見た目はまだ十代半ばにしか見えない少年に、こんな姿を見せてしまっていいのか? という背徳感も込みあげて、恥辱に堕とされる。

「晩餐に、吸血鬼伯爵には、フェニックスと人族の処女の生血を用意したが、フラウには、俺とナギサの魔力を込めたミスリル玉をやろう」

 その言葉で、フラウの金色の目が、期待に満ちてキラキラと輝き出した。

「ナギサのまんこの中に、ミスリル玉が入っている。今から俺が射精して、ミスリルに魔力を込めるから、待て」

「ありがとうございます、わが君」

「ほら、ナギサ。さっきの続きだ。お前がどこに何を出して欲しいか言わないと、いつまでもこのままだし、フラウ以外の、他の者も来てしまうかもしれないぞ」

 私を揺さぶって、突き上げながら恥ずかしい言葉を言わせようとする。もうもうっ、ドS過ぎる!!

「フラウ、見ているだけではなく、ナギサが盛り上がるように、何か言ってみろ」

「はい! 奥方様の薔薇色の小さな花びらが、わが君の太くて黒いご立派なモノを咥え込まれて、たくさん蜜を流しておいでです。ミスリルに貫通されたクリトリスが、剥き出しになってぷっくりと腫れていますね」

 少年のフラウに、秘部の様子を言葉にされて、恥辱のあまり身をよじらせる。

「……! もうやめて、やめてっ。言うからっ。言うから早く……。わっ私のいやらしいおまんこの中に、カっカインの固くておっきいおちんぽを出し入れして、いっぱい精液、そ、注いで下さいっ」

 かぁっと顔が熱くなって、手で隠そうとするのに、カインに止められてしまう。カインが腰を回したり突き上げたりするから、奥の玉も動いていろんなところにぶつかって、その快感が私を追い詰めていく。

「ゃあ、こんなのっ……! ゃあ、なのにぃっ」

 バルコニーで、赤竜の少年の熱い視線に晒されながら、恥ずかしい恰好で恥ずかしい言葉を言わされて。鼓動が大きく鳴っている。息が止まりそう。いやらしい水音がぐちゅっ、じゅぶっと響き、ついに頭が真っ白になって……。

「ぁあ――ぃ、ィクっ! イッちゃうぅぅぅぅ」

「どこが、イクんだ?」

「ぉっおまんこがっ、イ、イっちゃっ! イっちゃうのっ」

 ボロボロと泣きながら、雷に打たれたようにガクガクと震えて、達してしまう。キーンという耳鳴りの音しか聞こえなくなって。蜜壺が大きくうねり収縮して、カインのモノと玉を絞り上げる。

「ぅっく、すごい締め付けだ……。出すぞっ。受け取れ!」

 蜜口に挿し込まれた剛直が一層、大きく固くなって、ぎゅうっと奥に押し付けるようにして、熱い白濁を放たれる。温かいものが身体中に広がる。この感覚は、もしかして……カインの魔力が込められているからなの?

 ミスリルの玉が邪魔をして、彼の切っ先が最奥に当てられて、子宮の入り口に直接精を注がれないのがもどかしく感じてしまう。

「ぃや……ぁああっ」

 こんなの嫌なのに、身体は……ぷしゅっと潮まで吹てしまった。そこにぶっすりと刺された肉棒の隙間から、収まり切れない白濁液があふれ出して、太腿を伝う。

「す、すごい……」

 間近で呆然と見つめている、フラウがつぶやく。

 ずるり、とカインのモノを引き抜かれた。カリ首が蜜口に少し引っかかり、その刺激でビクンと腰が動く。私の下腹部に彼が手を当てると、玉が下に降りて来た。

 コポッ

 白濁と愛液にまみれたミスリル玉が、蜜口から排出される。

 やだ――産卵しているみたい。

 フラウはうやうやしく両手を差し伸べ、玉を受け止めた。そして、あろうことか、それを口に入れ、飲み込んでしまった。

 恍惚とした表情で、震えるフラウ。赤い髪が逆立って、一瞬フワリと宙に浮く。

「わが君と奥方様の気と魔力が込められたミスリル!! 確かに受け取らせていただきました。僕の忠誠を、わが君と奥方様に捧げます」

 腰の短剣を鞘から引き抜き、刃を自分の方、柄を私に向けて差し出した。振返ってカインを見ると、受け取れ、というように頷く。

 短剣を受け取り、樋(フラー)にキスしてから、フラウに返した。騎士の誓いみたいなものかな、と思って。

 フラウは短剣を柄に収め、一礼してその場を去った。

 それからカインは、私のドレスの裾を直すと、抱き上げ、キスをひとつ落とした。

「行こう」

 私を横抱きに抱いたまま、彼は食堂を足早に通り抜けて、回廊に出る。

 ちらりと視界に見えた宴の席は、淫靡な雰囲気が濃厚に漂っていた。

 猫人族(ケトッシー)達と狼人族、リザードマンが壁際の長椅子で絡み合い、アラクネーはドワーフの上になって腰を振っている。

 吸血鬼伯爵は後ろから人族のメイドを貫き、首筋に牙を埋めて血を啜って。

 そしてオークの長ハイオークはセレーネに圧し掛かって身体を大きく開き、巨根を抜き差ししていた……。
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