11 / 75
第一章 森の中のマンドラゴラ
011.ひゃんっ!
しおりを挟む
おっぱいに挟まれながら、俺は考える。
顔を胸で挟まれているならパフパフだが、全身が包まれているわけだから、ちょっと違う気がする。
現在の俺の身体は、手のひらサイズで棒のような形状だ。
この形状のものを胸で挟む行為は、何か違う言い方をした気がする。
なんと言っただろうか。
そうだ、思い出した。
パイ〇リだ。
俺はパイ〇リをされている。
大人向けの性教育の教科書で見たことがある。
子供向けの性教育の教科書には載っていない上級テクニックだ。
「・・・・・」
あんまり気持ちよくないな。
植物の根っこは性感帯というわけじゃないらしい。
仕方が無いので、つきたての餅のような感触だけでも楽しむことにする。
ぷにぷにとした弾力だけど、吸い付くような独特の感触だ。
触っていると、なんだか楽しい。
「ひゃんっ!」
服の外から、メイの声が聞こえてきた。
どうやら、メイは胸が敏感なようだ。
反応が面白くて、さらにぷにぷにする。
「やんっ!ちょっ!」
「どうしたんだい、メイ。変な声を出して」
「な、なんでもないの、おばあちゃん」
おっといけない。
人がいるんだった。
見つかったら磨り潰されてしまうらしいので、大人しくしていることにする。
「課題は終わったのかい?」
「魔術の課題なら、やっと希少な素材が手に入ったところで・・・」
しかし、こうして挟まれていると、メイの胸は極上の羽毛布団のようだ。
全身を優しく包み込んでくれる。
それでいて、俺を挟んで落とさないので、それなりの質量もある。
「そっちじゃなくて、勉強の方だよ。数学で赤点とったんだってね」
「そ、そっちの課題は・・・半分くらい?」
でも、質量はあるけど、圧し潰されるような圧迫感はない。
ふわふわと柔らかく包んでくれる絶妙なサイズなのだ。
俺のために作られたオーダーメイドの羽毛布団なんじゃないだろうか。
「自分のことなのに、なんで疑問形なんだい」
「きょ、今日中には終わらせるよ」
張りもあって形も綺麗だし、これはただの巨乳じゃない。
きっと美乳というやつだ。
微乳ではない、美乳の方だ。
「なら、今日中に終わらないようだったら、監視しながらやってもらうけどいいね」
「え、それは、その・・・難しい問題で時間がかかるかも知れないし・・・」
メイの胸には、きっと夢や希望が詰まっているのだろう。
だって、挟まれていると幸せな気持ちになる。
「難しかったら、先生に質問しに行けばいいだろ」
「わ、わかったよぅ」
俺が夢見心地でいる間に、どうやらメイともう一人の会話は終わったらしい。
もう一人の足音が遠ざかり、扉から外へ出ていった。
「ふぅ」
メイが緊張から解放されたように溜息をついて、胸元から服の中を覗き込んでくる。
「ケイ、もう大丈夫ですよ」
「・・・・・」
「ケイ?もう出てきてもよいですよ?」
「・・・・・」
心地よいから、このままでも良かったのだけど、そういうわけにはいかないか。
俺はもぞもぞと谷間から這い出る。
「ふぁんっ!あんまり、おっぱいを突かないで下さいよぅ」
「仕方ないだろう。ジャストフィットしているんだから」
這い出ようとして、谷間を押し広げようとすると、ぷにっと手が埋まるのだ。
俺は、柔らかい餅をこねるようにしながら、ちょっとずつ這い出る。
決して、感触が名残惜しかったわけじゃない。
あくまでも、仕方なくだ。
「底なし沼から抜け出たような気分だ」
「人のおっぱいを変なものに喩えないで下さいよぅ」
俺はこの世の楽園から抜け出し、テーブルの上に降り立つ。
そう言えば、先ほどの人物が来る前は逃げていたのだった。
しかし、今はメイもこちらを捕まえようとしてこないので、なんとなく逃げるタイミングを失ってしまった。
どうにか、このまま安全を確保したいところだ。
そこで俺は一計を案じることにした。
「勉強の課題があるんだって?」
「うっ!」
俺が指摘すると、メイが狼狽える。
「お、思い出させないで下さいよぅ」
「そうは言っても、課題はやらないとダメだろう」
「そうなんですけどぉ」
どうやら、メイは勉強があまり得意ではないようだ。
そこに付け込む隙がありそうな気がする。
「交換条件といかないか?」
俺はメイにそう提案した。
顔を胸で挟まれているならパフパフだが、全身が包まれているわけだから、ちょっと違う気がする。
現在の俺の身体は、手のひらサイズで棒のような形状だ。
この形状のものを胸で挟む行為は、何か違う言い方をした気がする。
なんと言っただろうか。
そうだ、思い出した。
パイ〇リだ。
俺はパイ〇リをされている。
大人向けの性教育の教科書で見たことがある。
子供向けの性教育の教科書には載っていない上級テクニックだ。
「・・・・・」
あんまり気持ちよくないな。
植物の根っこは性感帯というわけじゃないらしい。
仕方が無いので、つきたての餅のような感触だけでも楽しむことにする。
ぷにぷにとした弾力だけど、吸い付くような独特の感触だ。
触っていると、なんだか楽しい。
「ひゃんっ!」
服の外から、メイの声が聞こえてきた。
どうやら、メイは胸が敏感なようだ。
反応が面白くて、さらにぷにぷにする。
「やんっ!ちょっ!」
「どうしたんだい、メイ。変な声を出して」
「な、なんでもないの、おばあちゃん」
おっといけない。
人がいるんだった。
見つかったら磨り潰されてしまうらしいので、大人しくしていることにする。
「課題は終わったのかい?」
「魔術の課題なら、やっと希少な素材が手に入ったところで・・・」
しかし、こうして挟まれていると、メイの胸は極上の羽毛布団のようだ。
全身を優しく包み込んでくれる。
それでいて、俺を挟んで落とさないので、それなりの質量もある。
「そっちじゃなくて、勉強の方だよ。数学で赤点とったんだってね」
「そ、そっちの課題は・・・半分くらい?」
でも、質量はあるけど、圧し潰されるような圧迫感はない。
ふわふわと柔らかく包んでくれる絶妙なサイズなのだ。
俺のために作られたオーダーメイドの羽毛布団なんじゃないだろうか。
「自分のことなのに、なんで疑問形なんだい」
「きょ、今日中には終わらせるよ」
張りもあって形も綺麗だし、これはただの巨乳じゃない。
きっと美乳というやつだ。
微乳ではない、美乳の方だ。
「なら、今日中に終わらないようだったら、監視しながらやってもらうけどいいね」
「え、それは、その・・・難しい問題で時間がかかるかも知れないし・・・」
メイの胸には、きっと夢や希望が詰まっているのだろう。
だって、挟まれていると幸せな気持ちになる。
「難しかったら、先生に質問しに行けばいいだろ」
「わ、わかったよぅ」
俺が夢見心地でいる間に、どうやらメイともう一人の会話は終わったらしい。
もう一人の足音が遠ざかり、扉から外へ出ていった。
「ふぅ」
メイが緊張から解放されたように溜息をついて、胸元から服の中を覗き込んでくる。
「ケイ、もう大丈夫ですよ」
「・・・・・」
「ケイ?もう出てきてもよいですよ?」
「・・・・・」
心地よいから、このままでも良かったのだけど、そういうわけにはいかないか。
俺はもぞもぞと谷間から這い出る。
「ふぁんっ!あんまり、おっぱいを突かないで下さいよぅ」
「仕方ないだろう。ジャストフィットしているんだから」
這い出ようとして、谷間を押し広げようとすると、ぷにっと手が埋まるのだ。
俺は、柔らかい餅をこねるようにしながら、ちょっとずつ這い出る。
決して、感触が名残惜しかったわけじゃない。
あくまでも、仕方なくだ。
「底なし沼から抜け出たような気分だ」
「人のおっぱいを変なものに喩えないで下さいよぅ」
俺はこの世の楽園から抜け出し、テーブルの上に降り立つ。
そう言えば、先ほどの人物が来る前は逃げていたのだった。
しかし、今はメイもこちらを捕まえようとしてこないので、なんとなく逃げるタイミングを失ってしまった。
どうにか、このまま安全を確保したいところだ。
そこで俺は一計を案じることにした。
「勉強の課題があるんだって?」
「うっ!」
俺が指摘すると、メイが狼狽える。
「お、思い出させないで下さいよぅ」
「そうは言っても、課題はやらないとダメだろう」
「そうなんですけどぉ」
どうやら、メイは勉強があまり得意ではないようだ。
そこに付け込む隙がありそうな気がする。
「交換条件といかないか?」
俺はメイにそう提案した。
0
お気に入りに追加
18
あなたにおすすめの小説
私の生前がだいぶ不幸でカミサマにそれを話したら、何故かそれが役に立ったらしい
あとさん♪
ファンタジー
その瞬間を、何故かよく覚えている。
誰かに押されて、誰?と思って振り向いた。私の背を押したのはクラスメイトだった。私の背を押したままの、手を突き出した恰好で嘲笑っていた。
それが私の最後の記憶。
※わかっている、これはご都合主義!
※設定はゆるんゆるん
※実在しない
※全五話
隣の席の女の子がエッチだったのでおっぱい揉んでみたら発情されました
ねんごろ
恋愛
隣の女の子がエッチすぎて、思わず授業中に胸を揉んでしまったら……
という、とんでもないお話を書きました。
ぜひ読んでください。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
楽しくなった日常で〈私はのんびり出来たらそれでいい!〉
ミューシャル
ファンタジー
退屈な日常が一変、車に轢かれたと思ったらゲームの世界に。
生産や、料理、戦い、いろいろ楽しいことをのんびりしたい女の子の話。
………の予定。
見切り発車故にどこに向かっているのかよく分からなくなります。
気まぐれ更新。(忘れてる訳じゃないんです)
気が向いた時に書きます。
語彙不足です。
たまに訳わかんないこと言い出すかもです。
こんなんでも許せる人向けです。
R15は保険です。
語彙力崩壊中です
お手柔らかにお願いします。
うっかり『野良犬』を手懐けてしまった底辺男の逆転人生
野良 乃人
ファンタジー
辺境の田舎街に住むエリオは落ちこぼれの底辺冒険者。
普段から無能だの底辺だのと馬鹿にされ、薬草拾いと揶揄されている。
そんなエリオだが、ふとした事がきっかけで『野良犬』を手懐けてしまう。
そこから始まる底辺落ちこぼれエリオの成り上がりストーリー。
そしてこの世界に存在する宝玉がエリオに力を与えてくれる。
うっかり野良犬を手懐けた底辺男。冒険者という枠を超え乱世での逆転人生が始まります。
いずれは王となるのも夢ではないかも!?
◇世界観的に命の価値は軽いです◇
カクヨムでも同タイトルで掲載しています。
痩せる為に不人気のゴブリン狩りを始めたら人生が変わりすぎた件~痩せたらお金もハーレムも色々手に入りました~
ぐうのすけ
ファンタジー
主人公(太田太志)は高校デビューと同時に体重130キロに到達した。
食事制限とハザマ(ダンジョン)ダイエットを勧めれるが、太志は食事制限を後回しにし、ハザマダイエットを開始する。
最初は甘えていた大志だったが、人とのかかわりによって徐々に考えや行動を変えていく。
それによりスキルや人間関係が変化していき、ヒロインとの関係も変わっていくのだった。
※最初は成長メインで描かれますが、徐々にヒロインの展開が多めになっていく……予定です。
カクヨムで先行投稿中!
無能扱いされ会社を辞めさせられ、モフモフがさみしさで命の危機に陥るが懸命なナデナデ配信によりバズる~色々あって心と音速の壁を突破するまで~
ぐうのすけ
ファンタジー
大岩翔(オオイワ カケル・20才)は部長の悪知恵により会社を辞めて家に帰った。
玄関を開けるとモフモフ用座布団の上にペットが座って待っているのだが様子がおかしい。
「きゅう、痩せたか?それに元気もない」
ペットをさみしくさせていたと反省したカケルはペットを頭に乗せて大穴(ダンジョン)へと走った。
だが、大穴に向かう途中で小麦粉の大袋を担いだJKとぶつかりそうになる。
「パンを咥えて遅刻遅刻~ではなく原材料を担ぐJKだと!」
この奇妙な出会いによりカケルはヒロイン達と心を通わせ、心に抱えた闇を超え、心と音速の壁を突破する。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる