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完全に外れてしまったストーリー
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手当たり次第犯されてから日の翌日から、代わる代わるにあの四人一人ずつに毎日犯されるようになった。
魔道具クラスの教室が遠いから、という事で放課後だけで済んでいるが、お昼休憩にはサミュエルが食堂に行く道を毎日阻み続け、食事も自費で用意しなくてはいけなくなった。
食堂は貴族からの寄付でAランチとBランチであれば無料で食べる事ができた。
それも食べられないように阻まれ続けたから、自費で食事を用意するしかなくて貯蓄も減る一方だ。
タブレットはなんとか売上をあげているけど、一個単価がバカみたいに高いから収入としては期待していない。
改良型のペンは長持ちしすぎて、これも全く収入として機能していない。
だから、ただ只管お金が減る現状にも吐きそうになっている。
「今月も銀貨二枚も減ってしまった…」
最近は食欲も無くなってしまって、食事量は減った筈なのに支出は減りを見せない。
なんでだろうっと最近曖昧になっている記憶から掘り起こしてみる。
ああ…治癒の魔道具の魔石が酷使しすぎて壊れちゃったんだ…。
その魔石費用が大きかったんだった。
「ねー、ルドくーん?今日もいいよねー?」
片方の手を輪にし、その輪に二本立てた指を抜き差しさせた。
いつもの合図にもう何も思えなく、ただ人形のように頭を縦に振った。
「最近素直になってほんっとうかわいいよ!ねー、よかったらさ!俺がルドくんの出資者になってあげよっか?」
急な提案に首を傾げた。
なぜ、俺に出資するんだ。
タブレットの恩恵でもあやかろうと思っているのか?
「流石に警戒はしちゃうよねー。今日もあんな事しようとしてるぐらいだけど、俺だって一応は貴族なんだからー、ルドくんは出資すべき人だってわかるんだ!俺が出資したいのはただルドくんだけだよ!魔道具なんか俺バカだから難しくてなーんもわかんないけど、ルドくんがすごいってことだけは知ってるよ!」
あんな事をしなければ、ただの好意として受け取れたのに…。
もう、何もかも遅すぎるんだよ。
否定の意味を込めて首を横に振った。
確かにお金は必要だけど、体で売って稼いだ様なお金はいらない。
まだあるなけなしのプライドで断った。
「そっかー残念。じゃあ今日もよろしくね?」
最近は空き教室も綺麗に整備されていて、ベッドやソファなどの家具類が沢山持ち運ばれている。
最初は床で犯されるのが当たり前だったのが、ソファが持ち運ばれた時はソファの上、ベッドが持ちはこばれた時はベッドの上で犯された。
まるでこの家具全てが俺を犯す場所として用意されたかのように。
何度も犯されすぎて行為自体には痛みを伴わなくなってしまった。
代わりに増えていくキスマークや、行為の後を隠すのに力を注ぐようになっていった。
いつもの教室につけば、中にはなぜかドレットがソファにくつろいで待っていた。
「あれ?ハーペスト様じゃん!どうしてここに来たんすか?」
「お前達がしっかりとその平民を躾けているか確認しにきただけです。それにしても…随分と浅ましさだけは身についたようですね?まるで娼婦のようです」
バカにするような発言に手を強く握りしめることしかできなかった。
「それ以上の要件はないんすか?」
普段おちゃらけている奴が俺の前に出て、ドレットとの間に何故か割って入ってきた。
俺からはドレットの姿は全く見えなくて、聞こえた舌打ちで機嫌が悪いのだけが伝わってくる。
「殿下が私のサミュを独り占めしている苛立ちをその平民にぶつけにきたのですよ」
完全に私をサンドバックにするための発言だった。
連日犯され続けている体に暴力まで加われば、生きている心地などしたものではない。
最近だって、こいつらが手加減をしてくれるようになったから連日でもまだなんとか学校に通えているんだ。
ただのストレス発散の為に苛立ちをぶつけられるなんて絶対に耐えられない。
魔道具クラスの教室が遠いから、という事で放課後だけで済んでいるが、お昼休憩にはサミュエルが食堂に行く道を毎日阻み続け、食事も自費で用意しなくてはいけなくなった。
食堂は貴族からの寄付でAランチとBランチであれば無料で食べる事ができた。
それも食べられないように阻まれ続けたから、自費で食事を用意するしかなくて貯蓄も減る一方だ。
タブレットはなんとか売上をあげているけど、一個単価がバカみたいに高いから収入としては期待していない。
改良型のペンは長持ちしすぎて、これも全く収入として機能していない。
だから、ただ只管お金が減る現状にも吐きそうになっている。
「今月も銀貨二枚も減ってしまった…」
最近は食欲も無くなってしまって、食事量は減った筈なのに支出は減りを見せない。
なんでだろうっと最近曖昧になっている記憶から掘り起こしてみる。
ああ…治癒の魔道具の魔石が酷使しすぎて壊れちゃったんだ…。
その魔石費用が大きかったんだった。
「ねー、ルドくーん?今日もいいよねー?」
片方の手を輪にし、その輪に二本立てた指を抜き差しさせた。
いつもの合図にもう何も思えなく、ただ人形のように頭を縦に振った。
「最近素直になってほんっとうかわいいよ!ねー、よかったらさ!俺がルドくんの出資者になってあげよっか?」
急な提案に首を傾げた。
なぜ、俺に出資するんだ。
タブレットの恩恵でもあやかろうと思っているのか?
「流石に警戒はしちゃうよねー。今日もあんな事しようとしてるぐらいだけど、俺だって一応は貴族なんだからー、ルドくんは出資すべき人だってわかるんだ!俺が出資したいのはただルドくんだけだよ!魔道具なんか俺バカだから難しくてなーんもわかんないけど、ルドくんがすごいってことだけは知ってるよ!」
あんな事をしなければ、ただの好意として受け取れたのに…。
もう、何もかも遅すぎるんだよ。
否定の意味を込めて首を横に振った。
確かにお金は必要だけど、体で売って稼いだ様なお金はいらない。
まだあるなけなしのプライドで断った。
「そっかー残念。じゃあ今日もよろしくね?」
最近は空き教室も綺麗に整備されていて、ベッドやソファなどの家具類が沢山持ち運ばれている。
最初は床で犯されるのが当たり前だったのが、ソファが持ち運ばれた時はソファの上、ベッドが持ちはこばれた時はベッドの上で犯された。
まるでこの家具全てが俺を犯す場所として用意されたかのように。
何度も犯されすぎて行為自体には痛みを伴わなくなってしまった。
代わりに増えていくキスマークや、行為の後を隠すのに力を注ぐようになっていった。
いつもの教室につけば、中にはなぜかドレットがソファにくつろいで待っていた。
「あれ?ハーペスト様じゃん!どうしてここに来たんすか?」
「お前達がしっかりとその平民を躾けているか確認しにきただけです。それにしても…随分と浅ましさだけは身についたようですね?まるで娼婦のようです」
バカにするような発言に手を強く握りしめることしかできなかった。
「それ以上の要件はないんすか?」
普段おちゃらけている奴が俺の前に出て、ドレットとの間に何故か割って入ってきた。
俺からはドレットの姿は全く見えなくて、聞こえた舌打ちで機嫌が悪いのだけが伝わってくる。
「殿下が私のサミュを独り占めしている苛立ちをその平民にぶつけにきたのですよ」
完全に私をサンドバックにするための発言だった。
連日犯され続けている体に暴力まで加われば、生きている心地などしたものではない。
最近だって、こいつらが手加減をしてくれるようになったから連日でもまだなんとか学校に通えているんだ。
ただのストレス発散の為に苛立ちをぶつけられるなんて絶対に耐えられない。
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