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―鬼の頼み―
167話 千手の巨兵
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「完全にヤマタノオロチですね…」
荒れた森から少し離れた山間の開けた場所。さくら達はそこで暴れる白蛇を見ていた。幸いまだ森破壊に精を出しているだけで里を襲おうとはしてないが、それも時間の問題だろう。
その蛇ではあるが普通の蛇ではない白蛇の姿を見たさくらの感想がそれである。日本神話に出てくるあの有名な蛇の化け物、八岐大蛇。当然のことながら本物(本物というわけでもないが)を見るのは始めて。うねうねと動き回り交差する蛇の首にさくらは少し鳥肌が出てしまう。
「言われてみれば確かにそうだね。お酒飲ませて酔っぱらわせれば楽に解決できるかな」
さくらの言葉を聞いた竜崎は神話に基づいた解決法を冗談交じりに口ずさむ。そのネタがわかるのは当然さくらだけ。白鬼は残念そうに首を振った。
「確かにあいつは酒が好きだが、あの状態になってから目もくれない。今や某達のことすら認識していないのだ」
既に試しはしているらしい。ならば違う方法を探すしかないのだろう。
と、しげしげと観察していたメルティ―ソンが口を開いた。
「白鬼さん、あの方ってあそこまで大きくなれたんですか…?」
彼女が指摘した通り、白蛇は山のような大きさとなっている。同じ霊獣であるタマも巨大化はできるが、精々は人を数人背に乗せることが出来るぐらい。最も、力を隠しているのなら別なのだが…。
「そこだ。あいつも霊獣、ある程度の身の丈の変化は自在ではある。だが、ここまで巨大となれるとは思わなかった。どうもおかしい」
眉をひそめる白鬼に続き、里長も腕を組み溜息をつく。
「従来通りの姿ならば、俺や白鬼で取り押さえることも可能だったろう。だがあれほどとなるとな…。傷つけずに、とはどうやってもいかない」
「人獣や魔獣の数も多いですわね。この辺りは元から多いのですか?」
今度はイヴが質問をする。地上ではどこからか湧き出た大量の人獣や魔獣を追い払うオーガ族。森が荒らされた影響か猛っているため対処もままなっていない様子である。それに答える際にも白鬼はしかめ面を浮かべた。
「それも、おかしい。オグノトスの者達は力試しとして魔獣達と闘うことがよくある。この辺りの魔獣達は軒並み狩られてしまい数は少なかったはずなのだが…」
異常続きで手をこまねき、救援依頼を飛ばしたということらしい。学園長は音頭をとる。
「私達はオーガの皆の救援に赴きます。リュウザキ先生、イヴ先生、メルティ―ソン先生、三人は白蛇の沈静化に尽力を」
「「「はい!」」」
彼らの返事を聞いた学園長は微笑み、武器を担いでオーガ族の救援へと向かう。それに続く形で白鬼と里長も駆けていった。
「さくらさん、大丈夫?待っていても良いんだよ?」
「行けます!イヴさんのゴーレムに乗ってみたいですし」
竜崎の心配する声もなんのその。ラケットを取り出しさくらの準備も万端である。イヴはずいっと進み出ると、杖を地面に突き刺し詠唱を始めた。
「じゃ、昨日の汚名返上と行きましょうか!」
周囲に巨大な魔法陣が広がり、空中に術式が浮かび始める。さくら達はそんなイヴの近くに集まる。
「しっかり掴まっていてね」
「はーい」
竜崎とさくらがそう言葉を交わしている間に術式は地面に染みわたり、足元が蠢き始める。
「行くわよ、準備はいい?」
さくら達が頷いたのを確認し、イヴは詠唱を締めくくった。
「現れなさい!『千手の巨兵』!」
ゴゴゴゴゴッ…!
地面が揺れ、イヴを中心に盛り上がり始める。揺れる足元に耐えながら、さくら達は空へと押し上げられる。その場に出来たのは先日並みの巨大ゴーレム。
ただし、姿形は全く異なる。昨日のは至る所にゴーレムが仕込まれ、砦のような装いをした重厚なる『要塞』だった。だが今回のは要塞ではない。体格は普通(巨大だが)である代わりに、その背や側面から生えているのは長い腕、沢山。四十本は生えている。頭頂部から落ちないように下を見たさくらは思わず声をあげた。
「これって…!」
「そう!センジュカンノン、だったかしら?リュウザキ先生が持ってきた異世界の教科書から着想を得たのよ」
自信満々なイヴ。確かに顔や体格は違えど、千手観音のような出で立ちである。竜崎が一枚噛んでいるのも驚きだが、気になるのはイヴの体調。昨日の今日でこんな大きなゴーレムを作り出すとは…。
「イヴさん魔力大丈夫なんですか?」
「ちょっときついけど、大丈夫よ。昨日長風呂して魔力蓄えておいたしね!」
そういえば昨日の夜イヴが顔を真っ赤にしながら長時間風呂につかっていたのをさくらは思い出す。メルティ―ソンが終始心配しながらちょこちょこ様子を見に行っていた。竜崎曰く、教師寮の風呂は含有魔力がとても多い温泉。そんな使い方も出来るらしい。
と、さくらはとある疑問が思い浮かぶ。
「そういえば、千手観音って千本手が生えていないのばかりですよね?なんででしょう?」
千本腕が生えている仏像も見たことがあるが、だいたいの場合百本も生えていない。
「それは理由があるみたいでね。えっと確か腕一本当たりで二十五の世界を救うとかなんとか…」
そう説明してくれる竜崎だが、イヴは平然と答えた。
「千本生えてるわよ?」
「「えっ?」」
驚くさくら達に応えるようにイヴが杖を振ると、腕の一本一本からガシャシャシャと小さい腕が生えてくる。その数、一腕当たり二十五本ほど。それらが一斉にわしゃわしゃ動き始めた。
「うわっ…」
さくらは思わずドン引き。言っちゃなんだが、すごく気持ち悪い…。
「腕が増える分操作性が悪くなっちゃうから仕舞っているだけよ。さ、動かすわ。落ちないようにね」
ズシィン…ズシィン…と動き始める巨兵。地上にいるオーガ族達はおぉ…!と感嘆の声をあげる。巨兵が動く様はやはり圧巻のようだ。
「―!シュルルルルルウル!!」
どうやら白蛇の方も巨兵を敵と認識したらしい。八つの首全てで威嚇をしてくる。対するゴーレムは四十本もの腕をわきわきと動かし臨戦態勢。八岐大蛇vs千手観音という謎の、まるで特撮のような巨大バトルが幕を開けた。
荒れた森から少し離れた山間の開けた場所。さくら達はそこで暴れる白蛇を見ていた。幸いまだ森破壊に精を出しているだけで里を襲おうとはしてないが、それも時間の問題だろう。
その蛇ではあるが普通の蛇ではない白蛇の姿を見たさくらの感想がそれである。日本神話に出てくるあの有名な蛇の化け物、八岐大蛇。当然のことながら本物(本物というわけでもないが)を見るのは始めて。うねうねと動き回り交差する蛇の首にさくらは少し鳥肌が出てしまう。
「言われてみれば確かにそうだね。お酒飲ませて酔っぱらわせれば楽に解決できるかな」
さくらの言葉を聞いた竜崎は神話に基づいた解決法を冗談交じりに口ずさむ。そのネタがわかるのは当然さくらだけ。白鬼は残念そうに首を振った。
「確かにあいつは酒が好きだが、あの状態になってから目もくれない。今や某達のことすら認識していないのだ」
既に試しはしているらしい。ならば違う方法を探すしかないのだろう。
と、しげしげと観察していたメルティ―ソンが口を開いた。
「白鬼さん、あの方ってあそこまで大きくなれたんですか…?」
彼女が指摘した通り、白蛇は山のような大きさとなっている。同じ霊獣であるタマも巨大化はできるが、精々は人を数人背に乗せることが出来るぐらい。最も、力を隠しているのなら別なのだが…。
「そこだ。あいつも霊獣、ある程度の身の丈の変化は自在ではある。だが、ここまで巨大となれるとは思わなかった。どうもおかしい」
眉をひそめる白鬼に続き、里長も腕を組み溜息をつく。
「従来通りの姿ならば、俺や白鬼で取り押さえることも可能だったろう。だがあれほどとなるとな…。傷つけずに、とはどうやってもいかない」
「人獣や魔獣の数も多いですわね。この辺りは元から多いのですか?」
今度はイヴが質問をする。地上ではどこからか湧き出た大量の人獣や魔獣を追い払うオーガ族。森が荒らされた影響か猛っているため対処もままなっていない様子である。それに答える際にも白鬼はしかめ面を浮かべた。
「それも、おかしい。オグノトスの者達は力試しとして魔獣達と闘うことがよくある。この辺りの魔獣達は軒並み狩られてしまい数は少なかったはずなのだが…」
異常続きで手をこまねき、救援依頼を飛ばしたということらしい。学園長は音頭をとる。
「私達はオーガの皆の救援に赴きます。リュウザキ先生、イヴ先生、メルティ―ソン先生、三人は白蛇の沈静化に尽力を」
「「「はい!」」」
彼らの返事を聞いた学園長は微笑み、武器を担いでオーガ族の救援へと向かう。それに続く形で白鬼と里長も駆けていった。
「さくらさん、大丈夫?待っていても良いんだよ?」
「行けます!イヴさんのゴーレムに乗ってみたいですし」
竜崎の心配する声もなんのその。ラケットを取り出しさくらの準備も万端である。イヴはずいっと進み出ると、杖を地面に突き刺し詠唱を始めた。
「じゃ、昨日の汚名返上と行きましょうか!」
周囲に巨大な魔法陣が広がり、空中に術式が浮かび始める。さくら達はそんなイヴの近くに集まる。
「しっかり掴まっていてね」
「はーい」
竜崎とさくらがそう言葉を交わしている間に術式は地面に染みわたり、足元が蠢き始める。
「行くわよ、準備はいい?」
さくら達が頷いたのを確認し、イヴは詠唱を締めくくった。
「現れなさい!『千手の巨兵』!」
ゴゴゴゴゴッ…!
地面が揺れ、イヴを中心に盛り上がり始める。揺れる足元に耐えながら、さくら達は空へと押し上げられる。その場に出来たのは先日並みの巨大ゴーレム。
ただし、姿形は全く異なる。昨日のは至る所にゴーレムが仕込まれ、砦のような装いをした重厚なる『要塞』だった。だが今回のは要塞ではない。体格は普通(巨大だが)である代わりに、その背や側面から生えているのは長い腕、沢山。四十本は生えている。頭頂部から落ちないように下を見たさくらは思わず声をあげた。
「これって…!」
「そう!センジュカンノン、だったかしら?リュウザキ先生が持ってきた異世界の教科書から着想を得たのよ」
自信満々なイヴ。確かに顔や体格は違えど、千手観音のような出で立ちである。竜崎が一枚噛んでいるのも驚きだが、気になるのはイヴの体調。昨日の今日でこんな大きなゴーレムを作り出すとは…。
「イヴさん魔力大丈夫なんですか?」
「ちょっときついけど、大丈夫よ。昨日長風呂して魔力蓄えておいたしね!」
そういえば昨日の夜イヴが顔を真っ赤にしながら長時間風呂につかっていたのをさくらは思い出す。メルティ―ソンが終始心配しながらちょこちょこ様子を見に行っていた。竜崎曰く、教師寮の風呂は含有魔力がとても多い温泉。そんな使い方も出来るらしい。
と、さくらはとある疑問が思い浮かぶ。
「そういえば、千手観音って千本手が生えていないのばかりですよね?なんででしょう?」
千本腕が生えている仏像も見たことがあるが、だいたいの場合百本も生えていない。
「それは理由があるみたいでね。えっと確か腕一本当たりで二十五の世界を救うとかなんとか…」
そう説明してくれる竜崎だが、イヴは平然と答えた。
「千本生えてるわよ?」
「「えっ?」」
驚くさくら達に応えるようにイヴが杖を振ると、腕の一本一本からガシャシャシャと小さい腕が生えてくる。その数、一腕当たり二十五本ほど。それらが一斉にわしゃわしゃ動き始めた。
「うわっ…」
さくらは思わずドン引き。言っちゃなんだが、すごく気持ち悪い…。
「腕が増える分操作性が悪くなっちゃうから仕舞っているだけよ。さ、動かすわ。落ちないようにね」
ズシィン…ズシィン…と動き始める巨兵。地上にいるオーガ族達はおぉ…!と感嘆の声をあげる。巨兵が動く様はやはり圧巻のようだ。
「―!シュルルルルルウル!!」
どうやら白蛇の方も巨兵を敵と認識したらしい。八つの首全てで威嚇をしてくる。対するゴーレムは四十本もの腕をわきわきと動かし臨戦態勢。八岐大蛇vs千手観音という謎の、まるで特撮のような巨大バトルが幕を開けた。
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