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顧客リスト№5 『エルフの遺跡ダンジョン』
人間側 ある盗賊パーティーの女頭が受けた依頼
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「本当にここに行くんすか姐御」
「しゃあないだろ。依頼受けちまったんだから」
ここは森深くにあるエルフの里…の端にある古ぼけた遺跡だ。一応ギルドの登録名称は『遺跡ダンジョン』…なんだが、エルフ達から圧力がかかってるのか表のクエスト表には名前が出ない。『裏メニュー』のようなダンジョンらしい。
アタイ達が依頼を受けたのは最深部にある『エルフの若返りの秘薬』が欲しいという金持ちのため。だがそれは未だ持ち帰った奴はおらず、個人的には正直存在自体が疑わしい代物だ。
それでも諦めきれないのが欲望まみれの金持ちの性、いや人の性か? 確認だけでいいから行ってくれと言われた。依頼主が以前からお世話になっているパトロンであるというのもあり、渋々許諾。仲間の男2人と女一人をつれてやってきたというわけである。
「そういや受付のおっちゃん、なんか変なこと言ってましたけど」
「あー『目の保養と思って楽しんできな』ってな。死ぬ前提なのはまあ良いんだが、なんかあんのか?」
「秘薬が目の保養になるわけないですけどねぇ。ほら姐さんが先行っちゃいましたよ!」
魔物を倒し、警邏をするエルフ達をやり過ごす。朝来たはずが、もう日暮れ間近。時間は掛かったがなんとか最奥らしきところについた。が…
「なんだいこれ? 森?」
「っすよねぇ…」
大きな扉を抜けた先に現れたのは、鬱蒼とした森。てっきり宝物庫のようなものを期待していたアタイ達は落胆気味だった。
「いや、姐さん。相手は森の中で暮らすエルフです。木を隠すには森の中、秘薬を隠すのも森の中かもしれないっすよ」
「そんなものかね。まあここまで来ておめおめ引き下がれるわけでもなし、入ってみるか」
「うえっ口に葉っぱが入った…」
「きゃうっ!蔓が足に…」
アタイ達は苦戦しながら木の隙間を抜けていく。本当にこんな場所に何か隠されてるのか?その疑念が口に出かけた時だった。
「あっ!姐御!光が!」
「なんだって!?」
突然、森の奥に光が見える。警戒しながらその方向へ進むと…
「わぁ…!綺麗…!」
「こんなものが隠されていたんすね…」
仲間達はほうっと見惚れる。勿論アタイもだ。そこにあったのは超美しい泉。この世のものとは思えない、二種類の光が…駄目だ、アタイの語彙力じゃ上手く美しさを表せない。でも、今まで見てきたどの景色よりも綺麗なのは確かだ。
「誰も居なさそうですぜ、近づいてみます?」
「あぁ…」
全員揃って、ふらふらと泉に近づいていく。すると泉の上でふわふわと浮いていた光の球が幾つか近寄ってきた。
「わっ!姐さん、これ皆妖精ですよ!」
「へぇ…これが妖精か。可愛らしいもんだね」
アタイらに興味津々な妖精を軽く追い払い、泉の様子をしげしげと覗き込む。水の透明度はとんでもなく高く、泉の底すら見えるほど。
「姐御…!もしかしてこれがエルフの『若返りの秘薬』ってやつじゃないんすかね」
「これがかい?」
「きっとそうっすよ!だって森の中に隠してありますし!」
そう言われればそうな気がしてくる。とりあえず瓶を二つ取り出し、うち一つを女仲間に手渡した。
「ただの水にしては仄かに青く光ってるし、マジで秘薬なのかもねぇ。飲んでみようか」
「えー姐御、俺達の分は?」
ブー垂れる男衆。アタイはハンッと鼻を鳴らした。
「こういうのは女子優先だよ。男は肌とか皺とか気にしないだろ」
「…女子…?」
「殴るよ」
アタイ達がそう言いあっていると、女仲間がボソリと呟いた。
「…これ、私が飲んだら子供になっちゃったりしませんよね」
「噂だと、自分が最も美しいと思う歳に若返るみたいだけどねぇ。怖いなら飲まなくていいよ、アンタまだ若いしね」
「いえ!飲みます!」
そう言い切ると、女仲間は瓶の中身を一気にあおった。普段の酒盛りでも見たことのない良い飲みっぷりにアタイ達は思わず唸ってしまった。
「どうだい?若返ったかい?」
わくわくしながらアタイは聞く。しかし返ってきた答えは…。
「がふっ…」
ドシャッ
僅かな断末魔と身体が地面に崩れる音だった。
「お、おい!どうしたんだい!?」
慌てて抱き寄せるが、既に肉体に力はない。死んでしまっている。
「この水、毒ってことですかい…!」
「秘薬じゃなかった…!」
男衆も驚愕している。こんな水、持ち帰れるわけない。慌てて瓶の中身を捨てた時だった。
「姐御!誰か来るようですぜ!」
「なんだって!?」
急ぎ死んだ女仲間の死体を引きずり、近くの森の中に隠れる。それと同時に奥にある森の間からエルフ達が出てきた。
「おぉ…!別嬪揃いだ…」
「受付のおっちゃんが言っていたのはこのことか…!」
草木の隙間から覗きをする男衆。アタイも少し覗いてみる。
「男のエルフはいないのかい?」
「うーん、いないっすね」
なんだ、じゃあ興味ない。アタイは即座に首を戻した。
「お、エルフ達服を脱ぎ始めやがった!」
「この泉で水浴びする気なのか。うひょー!」
テンションが上がっていく男衆。アタイももう一度覗いてみる。チッ、エルフの連中、嫉妬するほどに綺麗な裸している。傷一つない艶めかしい肌だ。羨ましい。
「おい、もうちょっと向こう行けよ。見えねえだろうが」
「お前こそあっち行けよ。暑苦しい」
とうとう男2人で覗き場所の奪い合いを始めやがった。見兼ねたアタイが静かにしろと叱ろうとした時だった。
ドッ!
ドッ!
「「がっ…」」
一瞬の出来事だった。泉のほうから飛んできた、つまりエルフが放った矢が男衆の額に突き刺さったのだ。当然、即死である。
ヤバい…!瞬時に判断したアタイは仲間の死体をうっちゃり、その場から離れた。その背後から幾人かの足音、そして話し声が聞こえてきた。
「また覗き?人間って懲りないわよね」
「あら、この女の子は先に死んでたみたい。ははぁ…さては泉の水飲んじゃったのね。人間には魔力が濃すぎて猛毒と同じなのに」
同情するように、楽し気に話すエルフ達。どうやらアタイのことはバレていないようだが、癪に障る。なんとかして見返せないものか…。
と、少しの間物を探る音が聞こえる。そしてまたもエルフ達の声。
「どう?妖精いた?」
「いなーい。この人達は妖精を攫ってなかったみたい。よかったあ」
「しっかし、隊長が策を講じてくれたから私達も大分気が楽ね。ちょっと汚れちゃったしもう一度水浴びしない?」
「「さんせーい!」」
再度遠くで聞こえ始めた水音を聞きながら、アタイはにやついていた。
「そうだ…妖精がいるじゃないか」
あの可愛らしい小さい連中は好事家の間で高く売れる。一匹売るだけで死んだ仲間分の復活費用は回収できるほどの価値があるんだ。エルフ達がいなくなったのを見計らい、アタイは再度泉に近寄った。
「へっへ…。おいでー妖精ちゃん。こっちだよー」
にんまり笑顔を浮かべ、手招きする。だが、先程近づいてきたはずの妖精達は一向に寄ってこない。それどころか―。
「あっ!逃げるな!」
人の心の内を感じ取る能力があるのか、危険を察知した妖精達は一斉に散る。だがアタイも必死、全力で追いかけた。
「待てええええ!!」
ふわりふわりと飛ぶ妖精達は一直線にどこかへと向かう。その先に会ったのは蓋が半開きの大きい箱、彼女達は次々とその中に身を隠した。だけどそれは袋のネズミ、アタイにとっては絶好の機会だった。
「そんなところに隠れても無駄無駄…!もう逃がさないからね!」
手をパキパキ、勢いよく開けようと蓋を掴んだ。その時だった。
「それはこっちの台詞よ」
ガシッ
「はっ…!?」
箱の中にいる何かに、服を掴まれた。そしてそのままバクンと引き込まれてしまった。
「あ…あ…」
メキメキ…グルグル…
訳も分からないうちに身体を絨毯のように丸められたアタイは、今際の際に変なものを見た。それは箱からひょっこりと姿を現した女魔物の姿だった。
「はーい妖精さん達、もう大丈夫だよー。怖かったねー。…この職場良いわぁ。手足を触手に出来ないのはちょっと面倒だけど、ここにいるだけですごい力が湧いてくるし、美味しい湧き水飲み放題だし、エルフの人達優しいし。社長に感謝ね」
…そう言っていた気がする。あれが幻覚幻聴だったかはわからない。結果アタイ達は全滅、依頼主に平謝りするはめになってしまった。
「しゃあないだろ。依頼受けちまったんだから」
ここは森深くにあるエルフの里…の端にある古ぼけた遺跡だ。一応ギルドの登録名称は『遺跡ダンジョン』…なんだが、エルフ達から圧力がかかってるのか表のクエスト表には名前が出ない。『裏メニュー』のようなダンジョンらしい。
アタイ達が依頼を受けたのは最深部にある『エルフの若返りの秘薬』が欲しいという金持ちのため。だがそれは未だ持ち帰った奴はおらず、個人的には正直存在自体が疑わしい代物だ。
それでも諦めきれないのが欲望まみれの金持ちの性、いや人の性か? 確認だけでいいから行ってくれと言われた。依頼主が以前からお世話になっているパトロンであるというのもあり、渋々許諾。仲間の男2人と女一人をつれてやってきたというわけである。
「そういや受付のおっちゃん、なんか変なこと言ってましたけど」
「あー『目の保養と思って楽しんできな』ってな。死ぬ前提なのはまあ良いんだが、なんかあんのか?」
「秘薬が目の保養になるわけないですけどねぇ。ほら姐さんが先行っちゃいましたよ!」
魔物を倒し、警邏をするエルフ達をやり過ごす。朝来たはずが、もう日暮れ間近。時間は掛かったがなんとか最奥らしきところについた。が…
「なんだいこれ? 森?」
「っすよねぇ…」
大きな扉を抜けた先に現れたのは、鬱蒼とした森。てっきり宝物庫のようなものを期待していたアタイ達は落胆気味だった。
「いや、姐さん。相手は森の中で暮らすエルフです。木を隠すには森の中、秘薬を隠すのも森の中かもしれないっすよ」
「そんなものかね。まあここまで来ておめおめ引き下がれるわけでもなし、入ってみるか」
「うえっ口に葉っぱが入った…」
「きゃうっ!蔓が足に…」
アタイ達は苦戦しながら木の隙間を抜けていく。本当にこんな場所に何か隠されてるのか?その疑念が口に出かけた時だった。
「あっ!姐御!光が!」
「なんだって!?」
突然、森の奥に光が見える。警戒しながらその方向へ進むと…
「わぁ…!綺麗…!」
「こんなものが隠されていたんすね…」
仲間達はほうっと見惚れる。勿論アタイもだ。そこにあったのは超美しい泉。この世のものとは思えない、二種類の光が…駄目だ、アタイの語彙力じゃ上手く美しさを表せない。でも、今まで見てきたどの景色よりも綺麗なのは確かだ。
「誰も居なさそうですぜ、近づいてみます?」
「あぁ…」
全員揃って、ふらふらと泉に近づいていく。すると泉の上でふわふわと浮いていた光の球が幾つか近寄ってきた。
「わっ!姐さん、これ皆妖精ですよ!」
「へぇ…これが妖精か。可愛らしいもんだね」
アタイらに興味津々な妖精を軽く追い払い、泉の様子をしげしげと覗き込む。水の透明度はとんでもなく高く、泉の底すら見えるほど。
「姐御…!もしかしてこれがエルフの『若返りの秘薬』ってやつじゃないんすかね」
「これがかい?」
「きっとそうっすよ!だって森の中に隠してありますし!」
そう言われればそうな気がしてくる。とりあえず瓶を二つ取り出し、うち一つを女仲間に手渡した。
「ただの水にしては仄かに青く光ってるし、マジで秘薬なのかもねぇ。飲んでみようか」
「えー姐御、俺達の分は?」
ブー垂れる男衆。アタイはハンッと鼻を鳴らした。
「こういうのは女子優先だよ。男は肌とか皺とか気にしないだろ」
「…女子…?」
「殴るよ」
アタイ達がそう言いあっていると、女仲間がボソリと呟いた。
「…これ、私が飲んだら子供になっちゃったりしませんよね」
「噂だと、自分が最も美しいと思う歳に若返るみたいだけどねぇ。怖いなら飲まなくていいよ、アンタまだ若いしね」
「いえ!飲みます!」
そう言い切ると、女仲間は瓶の中身を一気にあおった。普段の酒盛りでも見たことのない良い飲みっぷりにアタイ達は思わず唸ってしまった。
「どうだい?若返ったかい?」
わくわくしながらアタイは聞く。しかし返ってきた答えは…。
「がふっ…」
ドシャッ
僅かな断末魔と身体が地面に崩れる音だった。
「お、おい!どうしたんだい!?」
慌てて抱き寄せるが、既に肉体に力はない。死んでしまっている。
「この水、毒ってことですかい…!」
「秘薬じゃなかった…!」
男衆も驚愕している。こんな水、持ち帰れるわけない。慌てて瓶の中身を捨てた時だった。
「姐御!誰か来るようですぜ!」
「なんだって!?」
急ぎ死んだ女仲間の死体を引きずり、近くの森の中に隠れる。それと同時に奥にある森の間からエルフ達が出てきた。
「おぉ…!別嬪揃いだ…」
「受付のおっちゃんが言っていたのはこのことか…!」
草木の隙間から覗きをする男衆。アタイも少し覗いてみる。
「男のエルフはいないのかい?」
「うーん、いないっすね」
なんだ、じゃあ興味ない。アタイは即座に首を戻した。
「お、エルフ達服を脱ぎ始めやがった!」
「この泉で水浴びする気なのか。うひょー!」
テンションが上がっていく男衆。アタイももう一度覗いてみる。チッ、エルフの連中、嫉妬するほどに綺麗な裸している。傷一つない艶めかしい肌だ。羨ましい。
「おい、もうちょっと向こう行けよ。見えねえだろうが」
「お前こそあっち行けよ。暑苦しい」
とうとう男2人で覗き場所の奪い合いを始めやがった。見兼ねたアタイが静かにしろと叱ろうとした時だった。
ドッ!
ドッ!
「「がっ…」」
一瞬の出来事だった。泉のほうから飛んできた、つまりエルフが放った矢が男衆の額に突き刺さったのだ。当然、即死である。
ヤバい…!瞬時に判断したアタイは仲間の死体をうっちゃり、その場から離れた。その背後から幾人かの足音、そして話し声が聞こえてきた。
「また覗き?人間って懲りないわよね」
「あら、この女の子は先に死んでたみたい。ははぁ…さては泉の水飲んじゃったのね。人間には魔力が濃すぎて猛毒と同じなのに」
同情するように、楽し気に話すエルフ達。どうやらアタイのことはバレていないようだが、癪に障る。なんとかして見返せないものか…。
と、少しの間物を探る音が聞こえる。そしてまたもエルフ達の声。
「どう?妖精いた?」
「いなーい。この人達は妖精を攫ってなかったみたい。よかったあ」
「しっかし、隊長が策を講じてくれたから私達も大分気が楽ね。ちょっと汚れちゃったしもう一度水浴びしない?」
「「さんせーい!」」
再度遠くで聞こえ始めた水音を聞きながら、アタイはにやついていた。
「そうだ…妖精がいるじゃないか」
あの可愛らしい小さい連中は好事家の間で高く売れる。一匹売るだけで死んだ仲間分の復活費用は回収できるほどの価値があるんだ。エルフ達がいなくなったのを見計らい、アタイは再度泉に近寄った。
「へっへ…。おいでー妖精ちゃん。こっちだよー」
にんまり笑顔を浮かべ、手招きする。だが、先程近づいてきたはずの妖精達は一向に寄ってこない。それどころか―。
「あっ!逃げるな!」
人の心の内を感じ取る能力があるのか、危険を察知した妖精達は一斉に散る。だがアタイも必死、全力で追いかけた。
「待てええええ!!」
ふわりふわりと飛ぶ妖精達は一直線にどこかへと向かう。その先に会ったのは蓋が半開きの大きい箱、彼女達は次々とその中に身を隠した。だけどそれは袋のネズミ、アタイにとっては絶好の機会だった。
「そんなところに隠れても無駄無駄…!もう逃がさないからね!」
手をパキパキ、勢いよく開けようと蓋を掴んだ。その時だった。
「それはこっちの台詞よ」
ガシッ
「はっ…!?」
箱の中にいる何かに、服を掴まれた。そしてそのままバクンと引き込まれてしまった。
「あ…あ…」
メキメキ…グルグル…
訳も分からないうちに身体を絨毯のように丸められたアタイは、今際の際に変なものを見た。それは箱からひょっこりと姿を現した女魔物の姿だった。
「はーい妖精さん達、もう大丈夫だよー。怖かったねー。…この職場良いわぁ。手足を触手に出来ないのはちょっと面倒だけど、ここにいるだけですごい力が湧いてくるし、美味しい湧き水飲み放題だし、エルフの人達優しいし。社長に感謝ね」
…そう言っていた気がする。あれが幻覚幻聴だったかはわからない。結果アタイ達は全滅、依頼主に平謝りするはめになってしまった。
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