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第二章 発展

【国家再建】

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【国家再建】

□ 前置き、現在の情勢

チベスタンを併合してから約1年が過ぎた。
 結果的にチベスタンの貴族の大半はそのままのこって領地運営をする事となった。

 現状を報告すると、一言で言えば順調だ。
 チベスタンを併合した事で南北に繋がった国土となり南の海産資源、北の海産資源、農耕にしても各地域で違う品種を作れる事から農業、漁業、工業と急激に発展して人材不足が続いている。

 防衛は北と南に戦闘艦を配置して警戒に当たらせてるし上空は同型艦で巡回を行っている。

 インフラもほぼ全て復旧して、教育機関も小学校は無料として貴族平民の区別無く受け入れた。
 (ま、貴族は来ないけどね。高等教育は無料とは行かないが成績優秀者であれば免除から奨学金の支給まで行っている。

 物流は線路を敷き南のサウスポートから来たのノースポートまで鉄道を引いた、現在は魔石を使った魔道機関車だが、順次重油を使った機関車に変わって行く、国際間の物流は飛行艇による輸送がメインだ、その所為もあって途中の拠点が衰退化してうちに流れ込み住民が増えるといった具合になっている。

 行政は主にルワーヌが影で握っている。市民全員にIDカードを持たせた、魔力認識型で偽造は不可能になっており、健康状態、賞罰等が記されていた。旅行者でも7日以上滞在する者は短期のIDを取る様に義務づけられていた。

 国際情勢は隣接国とは同盟を結んでいる為、インフラの復旧もめざましくより発展しているために友好関係が築かれているが非同盟国との国力の差は開きつつある



□ 結婚

 本来ならもっと早くにと思っていたがチベスタン併合で延び延びになっていた。
 婚約者からは婚約者になったのか労働者として連れて来られたのかわからない言って散々文句を言われてしまった。

 本来、派手なのは好きではなくひっそりとやりたかったのだが各国の王女を貰う以上、そういう訳にも行かず、半ばやけくそで国を挙げての結婚式となった。
 王城には招待客のみだが式の様子は外のモニターに公開された。
 王都の城外の指定店では数種類の酒、軽食などは無料の食べ放題になっていたので多くの民が詰め寄せて対応に当たった騎士団は大変だった。
 もちろん、後でボーナスを出した。

 第一王妃、サリーナ、第2王妃、ルワーヌ、第3王妃、シーナ、第4王妃、アリア、第5王妃シシリアとの婚姻が成立した。隣接する国の殆どから嫁を貰った事になる。

 結婚に際して、聖レジストリア教国より祝辞を頂いた。
 レジストリア教会は王都にプレデシャール国本部教会をたて、各地に建設予定になっている

 この国ではあまり新婚旅行など一般的ではないが貴族の場合は出かけるとこもあるらしい。ただ、うちではまだ、内政の根幹を嫁が動かしているのが現状で新婚旅行は暫く先の話になりそうだ。

 今日は結婚式と言うよりはお祭り騒ぎで朝までは続きそうである。
 貴族達はと言うと、当然飲食よりも製品、技術提供など、この時ばかりと図々しく言ってくる、そもそも、貴族は自分の利権を守るためには頭が下がるほどの図々しさが無いとやっていけないらしい。

 「ラージニアの王と話している時だった。
 「陛下、火急のお知らせがあります。」

 「どうした?、構わん言って見ろ」
 衛兵はしばし考え込んでいたが、口を開いた。

 「魔道研究所より新型推進用魔道機関の試作品ととその設計図が何者かに盗まれました。」

 「けが人は?」
 「幸い、こちら側は軽傷者2名で死者はありません。犯人側は死者6名、重傷者3名を確保しております。」
 「重傷者は最善の治療を行う様にしろ。、死者は一応、確保しておけ」

 「追跡の部隊を放ちましたが、現在の所見つかっておりません。」
 「よい、折角の式典中だ、追跡の部隊は呼び戻して休暇にしろ」

 「それでは・・・我が国の秘密が・・・」
 「それは俺が心配する事だ、気にしなくて良い・・・」

 「レイカは無事だろうな、」
 「はい、式典に参加中でした、無事を確認しております。」
 「うむ、結構、もう、下がって良いぞ!」

 「最重要機密ではないのですか?、宜しいんですか?」
 ラージニア王が心配そうな顔をして俺の顔色をうかがっている。
 
 「心配ご無用です。うちからそんな簡単に機密が盗まれるとお思いですか?」
 公王は笑って答えた。

 「そうでしたか、お考え有っての事なんですね。」
 「はい、今日、何処の誰がどれくらいの規模でやって来るかは事前に把握しておりましたから・・・」
 シシリアが率いる諜報部門から結婚式に乗じて盗み出す計画は事前に把握出来ていた。下手に妨害するよりは盗み出させてやった方が混乱は少ないだろうと偽物を事前に用意していた。偽物には小さな街なら破壊されるほどの破壊力を持つ爆弾が仕込まれていた。無論、安全の為、国境に設置してある結界石のなかにあるばあいは爆発しない様になっていた。
 
 「まあ、近いうちに祝いの花火がどこかで上がるでしょう。」

 これを聞いてラージニア王は背筋に冷たい物が流れるのを感じた。
 敵の略奪を事前に知っていた・・・・

 駄目だ、やっぱりこの男を敵に回してはいけない、味方のうちは利益をもたらしてくれるが敵に回すと全くもって容赦が無い。改めて対立しない様にと考えるラージニア王だった。

□ 聖レジストリア教国 教皇の寝室

 「はぁ、今日は疲れたよ~、イミストリア癒してくれ~」
 「あら、あら、新婚初夜にこんな所に来てていいんですか?」

 「あぁ、今日はそんな雰囲気でないしな、気を遣う相手より馴染んでる相手とゆっくりしたいんだ。」
 「あら、あら、お上手ですこと・・・」

 「イミストリアに唇を重ね、そのまま、一つになっていく」

 しばらくの間、イミストリアの四肢肉を思う存分に堪能する。

 「そうそう、お前の所が送ってきた司教は女好きで困ってるまともなのと替えてくれ、各地の神父が迷惑している。!」

 「わかりました、直ぐに手配します。」
 「頼んだぞ、どうも評判が悪くていかん。それからエリクシールだが30本用意してきた。これはレジストリアの専売と為るから表向きは常に在庫は1,2本ってことにして販売してくれ・・・」

 「すいません、代金は幾らですか?」

 「ちょっとそこまでの本数の代金となると流石にうちでも急には払えないわ。」
 教皇はちょっとだけ困った顔をしているが、無理な取り立てをされる事は無いと想っているので本気で心配している訳では無かった。
 
 「お前の体で返して貰うから心配するな。」

 「えへっ、それでいいんですか?」
 (もう、嬉しい事を言うんだから・・もう、一杯サービスしなきゃ・・あれ、一杯サービスして貰ってる気もするけど、まあ良いかぁ・・)
 
 「あぁ、十分だ。」

 「ただ、うちと古くから付き合いのある商会にも年に1,2本は出すから了承してくれ。」
 「もちろんですよ、ノブ様の思し召しの通りで結構です。」

 「さて、朝方まではまだ、時間がある、イミストリア・・・」
 横に座っているイミストリアの肩に手を回し右手は右胸を揉む様にしてそのままベッドへ押し倒す。

 「もう、ノブ様ったら・・・あん・・・・」
 イミストリアに唇を重ねながら太股へと手を這わせて行く・・・
 教皇の秘所を乱暴にかき回して糸を引く指先を舐めるのをみて、教皇は恥ずかしさに身じろいでいる。
 俺は教皇の股間に顔をうずめた・・・

朝方、城に戻った。

 部屋に戻るとシシリアがいた。

 「今までどこにいってたんですかぁ?」
 「大事な初夜ですよ~」

 「あれ、初夜は済んだんじゃなかったっけ?」
 「それとこれとは別です。」

 シシリアは顔膨らませてちょっとだけ怒っている。
 「あぁ、あっち呼ばれ、こっち呼ばれ、その辺で休んでるうちに気づいて部屋に戻ってきたところだ・・・」

 「もう、そんな事だろうと思ってましたよ。」
 「ちゃんと初夜の順番も決まってるんですからね。明日からは夜はちゃんとして下さいね。」

 「はい、はい、仰せの通りにさせて頂きます。王妃様」
 茶化して言うとシシリアは「ほんとにもう!!」っと呆れた顔をしていた。

 「あまり寝てないんだ、少し休ませてくれ・・・」
 俺はそう言うとシシリアのロングスカートをまくり上げてショーツを一気に下ろした。

 「ひゃっ!!」
 ショーツを足下まで下ろされたせいで足が思う様に動かせずに,ベッドに手を付く様にして倒れ込んだ・・・
 
 ベッドに手を付いたシシリアの足下に落ちているショーツの片方の足を外して、乱暴に足を蹴る様にして広げさせてからバックの状態でシシリアに一気に突き立てた。..

 「はぅっ、あぁん、も、もう、ノブは言う事とやってる事が別々なんですぅ、はぁん、あぁん」
 「そう言うお前も、いつでも準備万端なんだな・・」


 その日はそのまま、シシリアを抱いて寝た。
 
 


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