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2 エルフの国と生贄の山
2- 9.エルフの国と生贄の山
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オスティオスはニトゥリーに鎮静の魔法を掛けると、ソゴゥの背を撫でた。
ソゴゥは怒りと悲しみに震え、血が滲むほど自身の口を噛んで耐えながら、ニトゥリーを行かせてはいけないと判断し、行動したのだ。
「ニトゥリー、弟が怪我をしている。気を静めるんだ」
ニトゥリーは地面を搔いていた手をとめ、やがて力を抜いて虚空を見つめた。
ソゴゥは口から血を吐き出し、オスティオスに剝がされるままニトゥリーから腕を放した。
「肋骨が折れているな・・・・・・・」
ニトゥリーに殴られた背から、負傷の気配を悟ったオスティオスは治療の魔法を施す。
「ソゴゥ、ごめん、ソゴゥ・・・・・・・ミッツ、まだ生きとる」
「何だって! どういうことだ、ニトゥリー」
「たぶん、化け物の中だと思う言うてる。けれど、全く別の場所みたいだとも。あと、イセ兄も一緒の場所におるて」
ソゴゥは息を吐き出し「そうか、なら助けられるな」と、ニトゥリーの頭を小突いた。
「園長先生、俺に考えがあります」
先までよどんでいた暗い目を希望に光らせて、ソゴゥが言う。
「何処にいるか分からんもんを、どうやって助けるん?」
ソゴゥはヨドゥバシー達の様子を確認してから、こちら側で何かを探すように周囲を見回し、時折虚空に視線を止めて、そしてオスティオスに向き直った。
「園長先生、俺は自分が印をつけた場所へなら何処からでも戻ってこられます。空壁でも試したことがあるから、恐らく、あの怪物の腹の中からでも戻ってこられると思う。だから、先生たちは、ヨドゥバシーを傷つけられないよう、時間を稼いでほしい」
「いま、聞き捨てられないところがあったが、空壁で試したとか・・・・・・・」
「あ、しまった、いや、言い間違いです。園の建物の壁とかでした。とにかく、俺は行きます」
「ちょっとまて、何処へ行くんだ!」
「ソゴゥ、待て、お前」
ソゴゥは二人が止める間もなく、穴へと飛び込んだ。
二人とそれに他の教師も縁に駆け寄り、穴の中を覗き込む。
穴の縁から覗き込んだ時、背筋が凍るような、体の制御を奪われそうな恐怖が全身に廻った。
かなり深い位置にあるそれが、距離感がおかしくなるほどに巨大で、一個の生命体というより、池や湖のような景色のようだ。しかも、一部しか見えていない。
一言でいうなら、羽化する直前の蝉の幼虫のような形。
宇宙のように暗くどことなく透けていて、背に浮かび上がる幾何学模様が呼吸するように黄緑に光り、明滅している。
虎穴に入らずんば虎子を得ず。
園長先生とニッチの制止を振り切り、飛び出してみたものの、風を切り降下しながら滝汗状態である。
先にこの怪物を具に観察していたら、ここまで思いっ切り飛び出していなかっただろう。
ソゴゥは怪物を見ないように目を瞑った。
やがて、柔らかいものにぶつかり、ほんの少しの抵抗を感じたのち、空気よりも密度の濃い何かに包まれるような一瞬の浮遊感、そして直ぐにまた引力により、されるがままに、何かにぶつかった。
噎せ返るような花の匂い。
目を開けるとそこは一面の花畑だった。
しまった、これ、死んでね?
ソゴゥの知るありとあらゆる花が、生息地も季節もまるっきり無視して、同じ場所に咲き誇っている。
「何が落ちてきたと思ったら、ヨドじゃのうて、ソゴゥじゃ」
仰向けに倒れ、胸の前で手を組んで目を閉じているソゴゥの耳に、ミッツの声が聞こえた。
「ここは天国ですか?」
「あー、いや、まあ、天国かのう、じゃが、あれを見てみぃ、ある意味地獄よ」
起き上がり、ミトゥコッシーの指す方を見て、ソゴゥは舌打ちをした。
「クソか」
「クソよ」
二人の視線の先には、白い翼の少女たちに囲まれたイセトゥアンがいた。
「先に生贄にされた、有翼人の子らじゃ」
ソゴゥは徐に立ち上がると「助けに来てくれたんですね、勇者様」と大盛り上がりの輪に進み入り「はいはい、ちょっと御免なさいよ」と少女たちをかき分けて、イセトゥアンの髪を掴み上げる。
「おい、てめえ、俺たちが上で死ぬほどお前たちを心配していたのに、いいご身分だな。俺は許すが、ニトゥリーにこの状況を話したら、お前、たぶん殺されるぞ」
道行く大人の男さえ脇に避けてしまうであろう形相のソゴゥが、額を付き合わせんばかりの距離で言った。
「ひぃ、ソゴゥ⁉︎ お前どうやってここに」
「助けに来たに決まっているだろ、園長先生たちや、軍の人たちもいる。それより、この子たちは何? スパルナ族だろ、なんでいるんだ?」
「私たちも、落とされたんです」と赤髪の少女が応える。
「生贄ってミッツが言っていたけど、どういうこと? あんたらのとこの大人の間で、子供を化け物に食わすのが流行ってんの?」
赤髪の少女が「魔力の強い者で、自分たちに抵抗できない者を選んだんだと思います」と答えた。
「だから、子供を狙うのか。でも何がしたいんだ?」
「私たちは休止している魔獣を目覚めさせ、地上へ導く餌にされたのだと思います」
「地上に引っ張り出してどうするつもりなんだ?」とイセトゥアンが尋ねる。
「分からなけれど、私が読んだ本では地上に出現した『災』という魔獣はかつて、いくつもの国を滅ぼしたって・・・・・・・」
「なんてことだ」とイセトゥアンが憂いを帯びた声を発する。それだけで、周囲の少女たちが色めき立つ。
いつの間にか輪に加わっていたミトゥコッシーが、イセトゥアンの横腹を蹴る。
「すまん、なんかイラっとしたんじゃ、我慢できんかった」
ソゴゥがミトゥコッシーの肩を、ポンと叩く。窘めるのではなく、同意の合図だ。
数人の少女が「大丈夫ですか」とイセトゥアンを助け起こす。
ソゴゥはそれを出来るだけ視界に入れないように、赤髪の少女に「目的は? そんなことをして、スパルナ族に何の意味があるの?」と尋ねる。
「聖地奪還です。父の目的は、イグドラムの首都、セイヴにあるイグドラシルの聖骸にある知識を得ることだと思います」
挙手するソゴゥに、少女は「どうぞ」と応える。
「父って言った?」
ソゴゥは怒りと悲しみに震え、血が滲むほど自身の口を噛んで耐えながら、ニトゥリーを行かせてはいけないと判断し、行動したのだ。
「ニトゥリー、弟が怪我をしている。気を静めるんだ」
ニトゥリーは地面を搔いていた手をとめ、やがて力を抜いて虚空を見つめた。
ソゴゥは口から血を吐き出し、オスティオスに剝がされるままニトゥリーから腕を放した。
「肋骨が折れているな・・・・・・・」
ニトゥリーに殴られた背から、負傷の気配を悟ったオスティオスは治療の魔法を施す。
「ソゴゥ、ごめん、ソゴゥ・・・・・・・ミッツ、まだ生きとる」
「何だって! どういうことだ、ニトゥリー」
「たぶん、化け物の中だと思う言うてる。けれど、全く別の場所みたいだとも。あと、イセ兄も一緒の場所におるて」
ソゴゥは息を吐き出し「そうか、なら助けられるな」と、ニトゥリーの頭を小突いた。
「園長先生、俺に考えがあります」
先までよどんでいた暗い目を希望に光らせて、ソゴゥが言う。
「何処にいるか分からんもんを、どうやって助けるん?」
ソゴゥはヨドゥバシー達の様子を確認してから、こちら側で何かを探すように周囲を見回し、時折虚空に視線を止めて、そしてオスティオスに向き直った。
「園長先生、俺は自分が印をつけた場所へなら何処からでも戻ってこられます。空壁でも試したことがあるから、恐らく、あの怪物の腹の中からでも戻ってこられると思う。だから、先生たちは、ヨドゥバシーを傷つけられないよう、時間を稼いでほしい」
「いま、聞き捨てられないところがあったが、空壁で試したとか・・・・・・・」
「あ、しまった、いや、言い間違いです。園の建物の壁とかでした。とにかく、俺は行きます」
「ちょっとまて、何処へ行くんだ!」
「ソゴゥ、待て、お前」
ソゴゥは二人が止める間もなく、穴へと飛び込んだ。
二人とそれに他の教師も縁に駆け寄り、穴の中を覗き込む。
穴の縁から覗き込んだ時、背筋が凍るような、体の制御を奪われそうな恐怖が全身に廻った。
かなり深い位置にあるそれが、距離感がおかしくなるほどに巨大で、一個の生命体というより、池や湖のような景色のようだ。しかも、一部しか見えていない。
一言でいうなら、羽化する直前の蝉の幼虫のような形。
宇宙のように暗くどことなく透けていて、背に浮かび上がる幾何学模様が呼吸するように黄緑に光り、明滅している。
虎穴に入らずんば虎子を得ず。
園長先生とニッチの制止を振り切り、飛び出してみたものの、風を切り降下しながら滝汗状態である。
先にこの怪物を具に観察していたら、ここまで思いっ切り飛び出していなかっただろう。
ソゴゥは怪物を見ないように目を瞑った。
やがて、柔らかいものにぶつかり、ほんの少しの抵抗を感じたのち、空気よりも密度の濃い何かに包まれるような一瞬の浮遊感、そして直ぐにまた引力により、されるがままに、何かにぶつかった。
噎せ返るような花の匂い。
目を開けるとそこは一面の花畑だった。
しまった、これ、死んでね?
ソゴゥの知るありとあらゆる花が、生息地も季節もまるっきり無視して、同じ場所に咲き誇っている。
「何が落ちてきたと思ったら、ヨドじゃのうて、ソゴゥじゃ」
仰向けに倒れ、胸の前で手を組んで目を閉じているソゴゥの耳に、ミッツの声が聞こえた。
「ここは天国ですか?」
「あー、いや、まあ、天国かのう、じゃが、あれを見てみぃ、ある意味地獄よ」
起き上がり、ミトゥコッシーの指す方を見て、ソゴゥは舌打ちをした。
「クソか」
「クソよ」
二人の視線の先には、白い翼の少女たちに囲まれたイセトゥアンがいた。
「先に生贄にされた、有翼人の子らじゃ」
ソゴゥは徐に立ち上がると「助けに来てくれたんですね、勇者様」と大盛り上がりの輪に進み入り「はいはい、ちょっと御免なさいよ」と少女たちをかき分けて、イセトゥアンの髪を掴み上げる。
「おい、てめえ、俺たちが上で死ぬほどお前たちを心配していたのに、いいご身分だな。俺は許すが、ニトゥリーにこの状況を話したら、お前、たぶん殺されるぞ」
道行く大人の男さえ脇に避けてしまうであろう形相のソゴゥが、額を付き合わせんばかりの距離で言った。
「ひぃ、ソゴゥ⁉︎ お前どうやってここに」
「助けに来たに決まっているだろ、園長先生たちや、軍の人たちもいる。それより、この子たちは何? スパルナ族だろ、なんでいるんだ?」
「私たちも、落とされたんです」と赤髪の少女が応える。
「生贄ってミッツが言っていたけど、どういうこと? あんたらのとこの大人の間で、子供を化け物に食わすのが流行ってんの?」
赤髪の少女が「魔力の強い者で、自分たちに抵抗できない者を選んだんだと思います」と答えた。
「だから、子供を狙うのか。でも何がしたいんだ?」
「私たちは休止している魔獣を目覚めさせ、地上へ導く餌にされたのだと思います」
「地上に引っ張り出してどうするつもりなんだ?」とイセトゥアンが尋ねる。
「分からなけれど、私が読んだ本では地上に出現した『災』という魔獣はかつて、いくつもの国を滅ぼしたって・・・・・・・」
「なんてことだ」とイセトゥアンが憂いを帯びた声を発する。それだけで、周囲の少女たちが色めき立つ。
いつの間にか輪に加わっていたミトゥコッシーが、イセトゥアンの横腹を蹴る。
「すまん、なんかイラっとしたんじゃ、我慢できんかった」
ソゴゥがミトゥコッシーの肩を、ポンと叩く。窘めるのではなく、同意の合図だ。
数人の少女が「大丈夫ですか」とイセトゥアンを助け起こす。
ソゴゥはそれを出来るだけ視界に入れないように、赤髪の少女に「目的は? そんなことをして、スパルナ族に何の意味があるの?」と尋ねる。
「聖地奪還です。父の目的は、イグドラムの首都、セイヴにあるイグドラシルの聖骸にある知識を得ることだと思います」
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「父って言った?」
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