9 / 42
3 十三領の獣害
3-2. 十三領の獣害
しおりを挟む
ニトゥリーはヨドゥバシーの首周りをモフりながら「今回は、ヨドに免じて許してやろうかのう」と手を忙しなく動かしている。
「ニッチ兄さん、アザッス。ところで、そもそも、鹿は何処から来たんだろう? もともとこの土地にいたのが、最近になって湿地帯に出現するようになったのかな?」
「ここら辺の森林にいた狼が、最近姿を見せんようになったせいだと思うって、ヨドが」
「天敵がいなくなったおかげで数が増えて、生息域を広げているのかな」
「ヨド、狼は何でいなくなったんかのう? ヨドや親父どのが駆除したんか?」
ヨドゥバシーは首を振る。
「まあ、ヨドのその勇ましい姿を鹿に見せつけてちょっと脅してくれば、生息地を変えるかもしれん」
ヨドゥバシーは耳をピンと立て、賢そうな顔で任せろと言わんばかりに「ウォフ」と返事をしたところへ、屋敷の使用人がお茶を運んで来た。
兄弟の前のローテーブルに紅茶を用意して、ヨドゥバシーの前にはスープ皿で水を置く。
ニトゥリーは天井を見上げ、ミトゥコッシーが腕で顔を隠して横を向いている。
使用人至っては、至極真面目な顔で、何もおかしなことなどないように振舞うのが、かえって笑いを誘う。
彼女はピリカと言い、いつも気難しそうな顔をしていて、エルフにしては背が低いが、かなりの武闘派で楽器演奏が得意なのだそうだ。
ヨドゥバシーからの手紙には、この屋敷で働く人達のことが詳しく書かれているため、初めて会うのに、ずっと前から知っているような気分になる。
「ソゴゥ様、ヒャッカ様が客室へお出でくださいとのことです」
「わかった。直ぐに行こう」
ソゴゥはお茶を飲み干すとが立ち上がり、ヨルが続く。
「なら、俺たちは、ヨドと鹿を追い払いに行ってくるわ」
ヨドゥバシーは尻尾をピーンと立たせて、やる気満々だ。
そう上手くいくとは思えないが、水を差すのも悪いと思い黙っていた。
客室には母ヒャッカと、イグドラシルの前司書長のジャカランダ、それに見知らぬエルフの女性がいた。
「ソーちゃん久しぶり、ジャカランダさんと、こちらはカルミアさん。私の前に大司書をされていたのよ」
「ジャカランダさん、お久しぶりです。カルミアさん、初めまして、ノディマー家五男の、ソゴゥ・ノディマーです。イグドラシルの第一司書を務めさせていただいております」
「久しぶりですね、ソゴゥ様」
「初めまして、私、ヒャッカとはお友達なのよ、イグドラムのご当地スイーツを食べ歩くのが趣味なの」
「母と仲良くしてくださってありがとうございます、こちらは護衛のヨルです」
「カルミア・・・・・・?」
「ヨル?」
ヨルは何か思案顔でカルミアを見つめ続けている。
「あの、どこかでお会いしたことがあったかしら?」
「ああ、いや、済まない。たぶん気のせいであろう」
「こんなに、かっこいい方に見つめられて悪い気はしないわ。さあ、座って話しましょう」
カルミアは微笑んで、ソゴゥとヨルに椅子をすすめた。
「ソーちゃんからもらった手紙を読んで、二人に来てもらったの」
「ありがとう母さん、すみませんお二人にはご足労おかけいたしました」
ソゴゥは極東の赴任先から帰ってきたレベル5の司書であるセアノサスの話を、母親と、ジャカランダとカルミアに話し、そしてセアノサスから預かった物を取り出した。
「これが、セアノサスが極東で少女に渡されたものです」
テーブルに小さな靴下を置く。
「あら、可愛い靴下ね」
ヒャッカはそっとそれを持ち上げて、しげしげと眺め、横に座るカルミアに手渡す。
ジャカランダはカルミアの手元を見て「片方だけなのですね」と、尋ねる。
「はい、預かったのはこれだけです。イグドラシルに少女の霊体を見かけた者達がいて、少し騒ぎになりました。セアノサスが言うには、その霊は極東で、その靴下を渡してきた少女だったとのことです」
「ソーちゃんも見たの?」
「いえ、僕は見ていません。気配は感じていたんですけどね。ヨルは見た?」
「いや、駆け付けたときはいつも既に消えた後だったからな、それにこの靴下をマスターが預かってからは、気配も消えた」
靴下を手にしたカルミアの様子がおかしい事に、ソゴゥは気づいて母親の顔を見た。
母、ヒャッカも気付き「カルミア、どうかしたの?」と尋ねる。
よく見ると、カルミアの手は震えている。
「カルミアさん?」
「これは、この靴下は私の娘の物です」
「え?」
ソゴゥはカルミアを見つめ、その言葉の続きを促していいものか迷い黙った。
ヒャッカとジャカランダは驚いた様子で、カルミアを気遣わしげに見つめている。
「もう六十年ほど前になるかしら、私がイグドラシルの大司書をしていた際に、誘拐された娘の物です。この靴下の片方は、私がずっと持っていたので間違いないわ」
「これを託された者は、イグドラシルの大司書に渡すようにと言われたようでした。やはり、これは私宛に託されたものではなかったようです。そうすると、これを渡したのはいったい誰なのでしょうか?」
「幼い娘がいつもこの靴下をポケットに入れて持ち歩いていたのよ、自分にこんな小さな靴下を履いていた時期があるなんて不思議だって、その時もまだ十分小さかったのに、赤ちゃんだった頃の物を興味深く思っていたみたいで・・・・・・」
「では、これは娘さんが、カルミアさんに?」
「極東の少女に渡されたと言っていたわね、カルミア、直ぐに極東へ行ってみましょう!」
「ええ、ええ、ずっと探していたのよヒャッカとジャカランダにつき合わせて、やっと光明がみえたわ!」
「早速準備をいたしましょう」
ジャカランダが席を立つ。
「ソーちゃん、ヨド君の事お願いね、母さんたちは直ぐに出発するわ」
「ちゃんと極東の事を事前に調査してから行ってください。赴任先から戻ってきた司書からは、かなり厳しい場所だと聞いています」
ヒャッカは頷き、驚きの速記で手紙をいくつか書くと、それがオレンジ色のフカフカした丸い鳥になって、窓辺からそれぞれ飛び発っていった。
「ニッチ兄さん、アザッス。ところで、そもそも、鹿は何処から来たんだろう? もともとこの土地にいたのが、最近になって湿地帯に出現するようになったのかな?」
「ここら辺の森林にいた狼が、最近姿を見せんようになったせいだと思うって、ヨドが」
「天敵がいなくなったおかげで数が増えて、生息域を広げているのかな」
「ヨド、狼は何でいなくなったんかのう? ヨドや親父どのが駆除したんか?」
ヨドゥバシーは首を振る。
「まあ、ヨドのその勇ましい姿を鹿に見せつけてちょっと脅してくれば、生息地を変えるかもしれん」
ヨドゥバシーは耳をピンと立て、賢そうな顔で任せろと言わんばかりに「ウォフ」と返事をしたところへ、屋敷の使用人がお茶を運んで来た。
兄弟の前のローテーブルに紅茶を用意して、ヨドゥバシーの前にはスープ皿で水を置く。
ニトゥリーは天井を見上げ、ミトゥコッシーが腕で顔を隠して横を向いている。
使用人至っては、至極真面目な顔で、何もおかしなことなどないように振舞うのが、かえって笑いを誘う。
彼女はピリカと言い、いつも気難しそうな顔をしていて、エルフにしては背が低いが、かなりの武闘派で楽器演奏が得意なのだそうだ。
ヨドゥバシーからの手紙には、この屋敷で働く人達のことが詳しく書かれているため、初めて会うのに、ずっと前から知っているような気分になる。
「ソゴゥ様、ヒャッカ様が客室へお出でくださいとのことです」
「わかった。直ぐに行こう」
ソゴゥはお茶を飲み干すとが立ち上がり、ヨルが続く。
「なら、俺たちは、ヨドと鹿を追い払いに行ってくるわ」
ヨドゥバシーは尻尾をピーンと立たせて、やる気満々だ。
そう上手くいくとは思えないが、水を差すのも悪いと思い黙っていた。
客室には母ヒャッカと、イグドラシルの前司書長のジャカランダ、それに見知らぬエルフの女性がいた。
「ソーちゃん久しぶり、ジャカランダさんと、こちらはカルミアさん。私の前に大司書をされていたのよ」
「ジャカランダさん、お久しぶりです。カルミアさん、初めまして、ノディマー家五男の、ソゴゥ・ノディマーです。イグドラシルの第一司書を務めさせていただいております」
「久しぶりですね、ソゴゥ様」
「初めまして、私、ヒャッカとはお友達なのよ、イグドラムのご当地スイーツを食べ歩くのが趣味なの」
「母と仲良くしてくださってありがとうございます、こちらは護衛のヨルです」
「カルミア・・・・・・?」
「ヨル?」
ヨルは何か思案顔でカルミアを見つめ続けている。
「あの、どこかでお会いしたことがあったかしら?」
「ああ、いや、済まない。たぶん気のせいであろう」
「こんなに、かっこいい方に見つめられて悪い気はしないわ。さあ、座って話しましょう」
カルミアは微笑んで、ソゴゥとヨルに椅子をすすめた。
「ソーちゃんからもらった手紙を読んで、二人に来てもらったの」
「ありがとう母さん、すみませんお二人にはご足労おかけいたしました」
ソゴゥは極東の赴任先から帰ってきたレベル5の司書であるセアノサスの話を、母親と、ジャカランダとカルミアに話し、そしてセアノサスから預かった物を取り出した。
「これが、セアノサスが極東で少女に渡されたものです」
テーブルに小さな靴下を置く。
「あら、可愛い靴下ね」
ヒャッカはそっとそれを持ち上げて、しげしげと眺め、横に座るカルミアに手渡す。
ジャカランダはカルミアの手元を見て「片方だけなのですね」と、尋ねる。
「はい、預かったのはこれだけです。イグドラシルに少女の霊体を見かけた者達がいて、少し騒ぎになりました。セアノサスが言うには、その霊は極東で、その靴下を渡してきた少女だったとのことです」
「ソーちゃんも見たの?」
「いえ、僕は見ていません。気配は感じていたんですけどね。ヨルは見た?」
「いや、駆け付けたときはいつも既に消えた後だったからな、それにこの靴下をマスターが預かってからは、気配も消えた」
靴下を手にしたカルミアの様子がおかしい事に、ソゴゥは気づいて母親の顔を見た。
母、ヒャッカも気付き「カルミア、どうかしたの?」と尋ねる。
よく見ると、カルミアの手は震えている。
「カルミアさん?」
「これは、この靴下は私の娘の物です」
「え?」
ソゴゥはカルミアを見つめ、その言葉の続きを促していいものか迷い黙った。
ヒャッカとジャカランダは驚いた様子で、カルミアを気遣わしげに見つめている。
「もう六十年ほど前になるかしら、私がイグドラシルの大司書をしていた際に、誘拐された娘の物です。この靴下の片方は、私がずっと持っていたので間違いないわ」
「これを託された者は、イグドラシルの大司書に渡すようにと言われたようでした。やはり、これは私宛に託されたものではなかったようです。そうすると、これを渡したのはいったい誰なのでしょうか?」
「幼い娘がいつもこの靴下をポケットに入れて持ち歩いていたのよ、自分にこんな小さな靴下を履いていた時期があるなんて不思議だって、その時もまだ十分小さかったのに、赤ちゃんだった頃の物を興味深く思っていたみたいで・・・・・・」
「では、これは娘さんが、カルミアさんに?」
「極東の少女に渡されたと言っていたわね、カルミア、直ぐに極東へ行ってみましょう!」
「ええ、ええ、ずっと探していたのよヒャッカとジャカランダにつき合わせて、やっと光明がみえたわ!」
「早速準備をいたしましょう」
ジャカランダが席を立つ。
「ソーちゃん、ヨド君の事お願いね、母さんたちは直ぐに出発するわ」
「ちゃんと極東の事を事前に調査してから行ってください。赴任先から戻ってきた司書からは、かなり厳しい場所だと聞いています」
ヒャッカは頷き、驚きの速記で手紙をいくつか書くと、それがオレンジ色のフカフカした丸い鳥になって、窓辺からそれぞれ飛び発っていった。
0
お気に入りに追加
38
あなたにおすすめの小説
【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
虐げられた令嬢、ペネロペの場合
キムラましゅろう
ファンタジー
ペネロペは世に言う虐げられた令嬢だ。
幼い頃に母を亡くし、突然やってきた継母とその後生まれた異母妹にこき使われる毎日。
父は無関心。洋服は使用人と同じくお仕着せしか持っていない。
まぁ元々婚約者はいないから異母妹に横取りされる事はないけれど。
可哀想なペネロペ。でもきっといつか、彼女にもここから救い出してくれる運命の王子様が……なんて現れるわけないし、現れなくてもいいとペネロペは思っていた。何故なら彼女はちっとも困っていなかったから。
1話完結のショートショートです。
虐げられた令嬢達も裏でちゃっかり仕返しをしていて欲しい……
という願望から生まれたお話です。
ゆるゆる設定なのでゆるゆるとお読みいただければ幸いです。
R15は念のため。
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
【完結】私だけが知らない
綾雅(りょうが)祝!コミカライズ
ファンタジー
目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。
優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。
やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。
記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位
2023/12/19……番外編完結
2023/12/11……本編完結(番外編、12/12)
2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位
2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」
2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位
2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位
2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位
2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位
2023/08/14……連載開始
【完結】言いたいことがあるなら言ってみろ、と言われたので遠慮なく言ってみた
杜野秋人
ファンタジー
社交シーズン最後の大晩餐会と舞踏会。そのさなか、第三王子が突然、婚約者である伯爵家令嬢に婚約破棄を突き付けた。
なんでも、伯爵家令嬢が婚約者の地位を笠に着て、第三王子の寵愛する子爵家令嬢を虐めていたというのだ。
婚約者は否定するも、他にも次々と証言や証人が出てきて黙り込み俯いてしまう。
勝ち誇った王子は、最後にこう宣言した。
「そなたにも言い分はあろう。私は寛大だから弁明の機会をくれてやる。言いたいことがあるなら言ってみろ」
その一言が、自らの破滅を呼ぶことになるなど、この時彼はまだ気付いていなかった⸺!
◆例によって設定ナシの即興作品です。なので主人公の伯爵家令嬢以外に固有名詞はありません。頭カラッポにしてゆるっとお楽しみ下さい。
婚約破棄ものですが恋愛はありません。もちろん元サヤもナシです。
◆全6話、約15000字程度でサラッと読めます。1日1話ずつ更新。
◆この物語はアルファポリスのほか、小説家になろうでも公開します。
◆9/29、HOTランキング入り!お読み頂きありがとうございます!
10/1、HOTランキング最高6位、人気ランキング11位、ファンタジーランキング1位!24h.pt瞬間最大11万4000pt!いずれも自己ベスト!ありがとうございます!
転生したら赤ん坊だった 奴隷だったお母さんと何とか幸せになっていきます
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
転生したら奴隷の赤ん坊だった
お母さんと離れ離れになりそうだったけど、何とか強くなって帰ってくることができました。
全力でお母さんと幸せを手に入れます
ーーー
カムイイムカです
今製作中の話ではないのですが前に作った話を投稿いたします
少しいいことがありましたので投稿したくなってしまいました^^
最後まで行かないシリーズですのでご了承ください
23話でおしまいになります
【完結】貧乏令嬢の野草による領地改革
うみの渚
ファンタジー
八歳の時に木から落ちて頭を打った衝撃で、前世の記憶が蘇った主人公。
優しい家族に恵まれたが、家はとても貧乏だった。
家族のためにと、前世の記憶を頼りに寂れた領地を皆に支えられて徐々に発展させていく。
主人公は、魔法・知識チートは持っていません。
加筆修正しました。
お手に取って頂けたら嬉しいです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる