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6. 神の庭と王家の書
6-5 神の庭と王家の書
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「そうだ、霧の中心地に行こう。マーキングしておいたから、瞬間移動する」
ソゴゥが言うなり、全員がたった今いた場所から、まったく異なる景色を目の当たりにしていた。
枯れた植物の中心に、銀色の人の形をしたものが蠢いている。
エルフ達は、一斉にそれと距離を取り、自分たちとそれの間に幾重にも防護壁を張り、鑑定眼を持つに至ったロブスタスが「大きな力を持った魔族の感覚器だ」と告げる。
「まだ、目や耳はないようだが、このまま放っておくと成長する」
枯れた植物は、世界樹伐りの斧で変質したのではなく、濃い邪気に当てられて枯死していた。
この世界の大気に大きな影響を与える植物を枯らそうとしてくるのは、魔族の特徴の一つだった。
カデンの横にいたガジュマルが、立ち眩みの様に頭を揺らしたのちに、膝を付く間もなく倒れ込んだのを、サンスベリアが彼の下に体を滑り込ませて、何とか頭を打ち付けるのをぎりぎりで防いだ。
「班長!」
サンスベリアが、意識を失ったガジュマルを呼ぶ。
おなじ陸曹の三人だが、ガジュマルは陸曹長で、作業班のリーダーだった。
ガジュマルの両腕が持ち上がり、全ての指に綿毛のような小さな光が集まって来ると、ガジュマルはその瞼を持ち上げて、光る眼玉が左右へ移動する。数度の瞬きの後に、中央に留め、体が起き上がった。
関節を無視した、幽鬼のような立て直しの後、何か、色々な声が口から溢れている。漸く聞き取れる音になったかと思うと、くるりと顔をソゴゥの方に向けた。
ソゴゥはガジュマルの足元から伸びる影を見て、悲鳴を上げそうになるのを何とか堪えた。
『〇×$&』
ガジュマルの中の何かが言う。
『▽△%&%!』
「ヨル、何て言っているか分かる?」
「いや、我にはわからぬ」
「え? 前にあんな感じの言葉話していたよね?」
「いや、まったく違うのである」
その間も、何かを訴えるようにガジュマルの中の何かの言葉が続く。
やがて、ガジュマルは頭を振ると、自身の頭を撫でるような仕草をして「精霊殿、それではエルフには伝わらないですよ」とガジュマルの元の声が聞こえた。
「班長!」
「大丈夫だ」とサンスベリアに告げる。
「彼らは、強い魔力がこの浮島に飛来したのを感じて、聖域の窮地を誰かに知らせようとしていたようですが、目の前の魔物が霧で森林を覆ってしまったと言っています」
「ガジュマルさんの中の光は、この森林の精霊だったのか」
「聖域からの力が断たれ、浮島群の精霊が弱っているせいで、本来なら多くの精霊が協力して浄化してきた邪気が、浄化できず育ってしまったようです」
「なら、これは始末しておいた方がいいってことだな」
イセトゥアンが人魚の剣を抜いて、銀の塊に斬り掛かる。
攻撃を察知したように、銀色の物体は形を変化させて、剣戟を避けるように動く。その速さは、ゆっくりと揺らめいていた先ほどからは想像できないほど速く、人が追い切れるものではないように見えた。イセトゥアンの剣は、掠りもしないのではと思った次の瞬間、銀色の物体から、大きな破裂音がして、泡のように弾けて霧散した。
一瞬だった。
「いい剣だな」
カデンが、人魚の剣を見て言う。
「破邪の剣だね、どうしたの、それ?」
「ああ、曰くつきの剣だ。使うたびに、ミトゥコッシーに呪われるという」
ノディマー家親子の関心は剣にばかり向いているが、軍部の三人はイセトゥアンの剣技に驚いて言葉もなかった。
魔力量や特殊魔法において、ノディマー家は化け物揃いと有名であり、王宮騎士の中で実力者と謳われるイセトゥアンもまた、魔力量や魔法に対する評価だと思っていた三人の予想を、超えていたのだ。
ノディマー親子は、イセトゥアンの剣技に驚いている様子もなく、また同じ王宮騎士の訓練を受けているロブスタスも、イセトゥアンの実力を知っているため「よくやった」という反応ではなく「当然だ」といった風情で見ている。
イグドラム国において、最強の戦力は王宮騎士団ではなく、陸軍特殊部隊であるという、同じ陸軍としての自負が揺らぐ光景だった。
魔物が消えると、ガジュマルの影から小さな木々の精霊がポンポンと弾けるように飛び出してくる。
ハリネズミの針の部分が針葉樹の葉のような、小さな精霊たちだ。
ソゴゥが地面に膝を付いて、両手を差し出すと、精霊達が代わる代わる、ソゴゥの手をちょんと触って、ガジュマルの背中に隠れる。
『ミュ、ミョウ、ミョッ、ミョッ』と精霊たちが、鳥の鳴き声にも似た高い声で、しきりにガジュマルの後ろから話しかけてくる。
「聖域の神樹を守って欲しい、もし、聖域が邪気に満ちて汚染されているのなら、神樹を汚染されていない浮島に連れ出して欲しいと言っています」
ガジュマルには、精霊を宿す才があったようで、彼らの言葉が理解できるようになり、訳して伝える。
彼らの可愛らしい鳴き声が、そんなに深刻な事を伝えてきているのか俄かに信じがたくはあるものの、必死な訴えであることは理解できた。
「とりあえず、聖域に行って、竜神王に精霊の言葉を伝えよう」
「そうだな、あの黒い森の中に神樹があるなら、別の場所に移した方がよさそうだ」
「竜神王の意向と、一致すればいいが」とロブスタスは不安を口にする。
「父さんたちは、どうする?」
「俺たちも行った方がいいだろう、何か手伝えることがあるかもしれない」
「そうですね、私たちも行きましょう」
ガジュマルが言い、そして彼の言葉は精霊にも伝わったようで、彼らが嬉しそうに飛び跳ねているのを見て、ソゴゥは「お腹の毛が柔らかそうだ」と一人皆とは違う事を考えていた。
ソゴゥが言うなり、全員がたった今いた場所から、まったく異なる景色を目の当たりにしていた。
枯れた植物の中心に、銀色の人の形をしたものが蠢いている。
エルフ達は、一斉にそれと距離を取り、自分たちとそれの間に幾重にも防護壁を張り、鑑定眼を持つに至ったロブスタスが「大きな力を持った魔族の感覚器だ」と告げる。
「まだ、目や耳はないようだが、このまま放っておくと成長する」
枯れた植物は、世界樹伐りの斧で変質したのではなく、濃い邪気に当てられて枯死していた。
この世界の大気に大きな影響を与える植物を枯らそうとしてくるのは、魔族の特徴の一つだった。
カデンの横にいたガジュマルが、立ち眩みの様に頭を揺らしたのちに、膝を付く間もなく倒れ込んだのを、サンスベリアが彼の下に体を滑り込ませて、何とか頭を打ち付けるのをぎりぎりで防いだ。
「班長!」
サンスベリアが、意識を失ったガジュマルを呼ぶ。
おなじ陸曹の三人だが、ガジュマルは陸曹長で、作業班のリーダーだった。
ガジュマルの両腕が持ち上がり、全ての指に綿毛のような小さな光が集まって来ると、ガジュマルはその瞼を持ち上げて、光る眼玉が左右へ移動する。数度の瞬きの後に、中央に留め、体が起き上がった。
関節を無視した、幽鬼のような立て直しの後、何か、色々な声が口から溢れている。漸く聞き取れる音になったかと思うと、くるりと顔をソゴゥの方に向けた。
ソゴゥはガジュマルの足元から伸びる影を見て、悲鳴を上げそうになるのを何とか堪えた。
『〇×$&』
ガジュマルの中の何かが言う。
『▽△%&%!』
「ヨル、何て言っているか分かる?」
「いや、我にはわからぬ」
「え? 前にあんな感じの言葉話していたよね?」
「いや、まったく違うのである」
その間も、何かを訴えるようにガジュマルの中の何かの言葉が続く。
やがて、ガジュマルは頭を振ると、自身の頭を撫でるような仕草をして「精霊殿、それではエルフには伝わらないですよ」とガジュマルの元の声が聞こえた。
「班長!」
「大丈夫だ」とサンスベリアに告げる。
「彼らは、強い魔力がこの浮島に飛来したのを感じて、聖域の窮地を誰かに知らせようとしていたようですが、目の前の魔物が霧で森林を覆ってしまったと言っています」
「ガジュマルさんの中の光は、この森林の精霊だったのか」
「聖域からの力が断たれ、浮島群の精霊が弱っているせいで、本来なら多くの精霊が協力して浄化してきた邪気が、浄化できず育ってしまったようです」
「なら、これは始末しておいた方がいいってことだな」
イセトゥアンが人魚の剣を抜いて、銀の塊に斬り掛かる。
攻撃を察知したように、銀色の物体は形を変化させて、剣戟を避けるように動く。その速さは、ゆっくりと揺らめいていた先ほどからは想像できないほど速く、人が追い切れるものではないように見えた。イセトゥアンの剣は、掠りもしないのではと思った次の瞬間、銀色の物体から、大きな破裂音がして、泡のように弾けて霧散した。
一瞬だった。
「いい剣だな」
カデンが、人魚の剣を見て言う。
「破邪の剣だね、どうしたの、それ?」
「ああ、曰くつきの剣だ。使うたびに、ミトゥコッシーに呪われるという」
ノディマー家親子の関心は剣にばかり向いているが、軍部の三人はイセトゥアンの剣技に驚いて言葉もなかった。
魔力量や特殊魔法において、ノディマー家は化け物揃いと有名であり、王宮騎士の中で実力者と謳われるイセトゥアンもまた、魔力量や魔法に対する評価だと思っていた三人の予想を、超えていたのだ。
ノディマー親子は、イセトゥアンの剣技に驚いている様子もなく、また同じ王宮騎士の訓練を受けているロブスタスも、イセトゥアンの実力を知っているため「よくやった」という反応ではなく「当然だ」といった風情で見ている。
イグドラム国において、最強の戦力は王宮騎士団ではなく、陸軍特殊部隊であるという、同じ陸軍としての自負が揺らぐ光景だった。
魔物が消えると、ガジュマルの影から小さな木々の精霊がポンポンと弾けるように飛び出してくる。
ハリネズミの針の部分が針葉樹の葉のような、小さな精霊たちだ。
ソゴゥが地面に膝を付いて、両手を差し出すと、精霊達が代わる代わる、ソゴゥの手をちょんと触って、ガジュマルの背中に隠れる。
『ミュ、ミョウ、ミョッ、ミョッ』と精霊たちが、鳥の鳴き声にも似た高い声で、しきりにガジュマルの後ろから話しかけてくる。
「聖域の神樹を守って欲しい、もし、聖域が邪気に満ちて汚染されているのなら、神樹を汚染されていない浮島に連れ出して欲しいと言っています」
ガジュマルには、精霊を宿す才があったようで、彼らの言葉が理解できるようになり、訳して伝える。
彼らの可愛らしい鳴き声が、そんなに深刻な事を伝えてきているのか俄かに信じがたくはあるものの、必死な訴えであることは理解できた。
「とりあえず、聖域に行って、竜神王に精霊の言葉を伝えよう」
「そうだな、あの黒い森の中に神樹があるなら、別の場所に移した方がよさそうだ」
「竜神王の意向と、一致すればいいが」とロブスタスは不安を口にする。
「父さんたちは、どうする?」
「俺たちも行った方がいいだろう、何か手伝えることがあるかもしれない」
「そうですね、私たちも行きましょう」
ガジュマルが言い、そして彼の言葉は精霊にも伝わったようで、彼らが嬉しそうに飛び跳ねているのを見て、ソゴゥは「お腹の毛が柔らかそうだ」と一人皆とは違う事を考えていた。
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