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初めて同士※
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びっくりしている顔のジャックに、自分からチュッと口吻けた。
「一番仲良しの証」
そう言って笑ってみせると、ジャックが困った顔で言い淀む。
「あ、そのぉ。それは……」
「でも、オレは。ジャックが好きだから、キスしてたっちゃ」
えへへ、とルディが照れ笑いを浮かべると、ジャックはまるで雷に打たれたかのように動きを止めた。
「……ジャック?」
何か怒られせてしまっただろうかと顔を覗き込もうとしたところで、齧りつくような口付けをされる。
「ん……っ、んふぅ……っ!」
息が苦しいくらいに、ルディの口内のあらゆるところを舌でなぞられる。上顎を擽られ、おかしな風に力が抜けてしまった。
飲み込みきれない涎が、口の端から溢れてしまうのが恥ずかしい。
口の中から、内臓全て食べ尽くされてしまうんじゃないかと本気で怯える頃にやっとジャックがルディを離した。
「ハァハァ、やっぱキスやべぇ……興奮する……」
心なしか紅潮した頬のジャックがそう言うと、自分とルディの体をくるりと入れ替え寝台に押し倒した。
「ジャ、ジャック……?」
「ルディ……可愛い……可愛すぎる……その、い、いいか?」
ぐいぐいと腰を押し付けられて、ジャックの熱く固いものが自分のものと布越しに擦れ合った。ジャックがルディを求めているのが、嫌というほど分かる。
ルディはカッと頬が熱くなるのを感じながら、素直な気持ちを伝えた。
「も、もう途中でやめないで欲しいっちゃ……」
「あああ……ルディ……っ!」
感極まったように頬や額、耳朶に唇を落とされた。
「ち、ちなみに、どこまでしていいんだ?」
血走った目で聞かれ、わけが分からず聞き返す。
「どこまでって……その、男同士って、おちんちんを擦りつけ合うんじゃないっちゃ?」
ジャックがまたしても雷に打たれたように動きを止めた。
「おちんちん呼び……半端ねぇな」
さらに息が荒くなったジャックが、肩を上下させながら一度寝台から離れる。温もりが消えて少し不安になっていていると、何かを棚から取り出してすぐにこちらに戻ってきた。
「ルディ……男同士の性交は尻の穴に入れるんだ」
「お尻っ⁉ 誰のっ⁉」
「すまんがルディにお願いしたい。俺はルディに入れたくて入れたくて入れたくて実はこんなものを作った」
ジャックが鼻息荒く硝子の小瓶を掲げた。
「……それは?」
「俺の住んでいたところには男同士の性交をスムーズにするアナルローションってものがあったんだ。お前にスライムなんか入れたくないからな。飛行魔法を研究する合間、休憩がてらそれを作ってみた」
ジャックが瓶の中身を自分の手のひらにだす。それは透明のスライムのようにどろりと粘度の高い液体で、なにやらとても甘い匂いがした。くん、と近くで嗅いでみる。
「蜂蜜のチャパの匂いだっちゃ!」
「お前が好きだと聞いてな。少しでもリラックス出来るように」
照れたようにそう言うジャックを呆然と見る。これって、もしかしてかなりの高度な魔法が組み込まれているのでは。そんなものを飛行魔法の合間に作っていたとなると、物凄い労力だったんじゃないだろうか。
「他にもクッキーの香りバージョン、花の香りバージョンでそれぞれ十個作ってある」
「それぞれ十個……」
「お前のことを考えてる間に、思わずな」
合計三十個……ジャックのどうしても入れたい、という熱い想いが伝わってくるようだ。
「その、よく分からないから。ジャックに任せるっちゃ。好きにして欲しいっちゃ」
「本当かっ⁉」
ジャックが前のめりに詰め寄ってきた。
「じゃあ、早速って、しまった! 手がネトネトで服を脱がせられんっ」
早く拭かねばっ、と慌てているので、ルディは自ら服を脱ぎ捨てる。
「服くらい、自分で脱げるっちゃよ」
「うわぁぁぁぁっ」
ジャックが手をワキワキとさせながら、意味不明な叫び声を上げる。
「お、俺が童貞なばかりに。自分で脱がせることになるなんて。しかし、ルディが自分で脱ぐのもたまらんっ」
俺はどうしたらっ⁉ とジャックがネトネトの手で天を仰いだ。
よく分からないが、ジャックが困っている。
「童貞って、初めてって事だっちゃ?」
「あ、ああ……」
「じゃあ、オレと一緒だっちゃ。嬉しいっちゃよ」
脱ぎづらそうだったので、ジャックの服も脱がせてやる。だって、本当に嬉しいのだ。ジャックも初めてということは、今までジャックと肌を重ねた人はいないということだ。
ふふっと笑みを溢すと、ジャックは惚けたようにルディを見つめた。お互い裸になった寝台で暫し見つめあう。
「ルディ……好きだ」
思わずといったように呟かれるストレートな言葉に、胸がじわりと熱くなった。
「……オレもだっちゃ」
膝立ちのまま、ぎゅっとジャックに抱きついた。素肌で触れ合うだけで、驚くほど心地よい。
「じゃあ、いいか?」
「うん」
なにが、とは聞かなかった。ジャックに任せようと思ったのだ。
お互い膝立ちのまま、抱きしめ合う形でジャックがルディの尻に手をやった。
「ひゃっ」
窄みに濡れた感触が走る。初めは驚いたがジャックの手が熱いせいか、液体は温く意外に気持ちいい。
「い、痛かったら、言ってくれ」
「一番仲良しの証」
そう言って笑ってみせると、ジャックが困った顔で言い淀む。
「あ、そのぉ。それは……」
「でも、オレは。ジャックが好きだから、キスしてたっちゃ」
えへへ、とルディが照れ笑いを浮かべると、ジャックはまるで雷に打たれたかのように動きを止めた。
「……ジャック?」
何か怒られせてしまっただろうかと顔を覗き込もうとしたところで、齧りつくような口付けをされる。
「ん……っ、んふぅ……っ!」
息が苦しいくらいに、ルディの口内のあらゆるところを舌でなぞられる。上顎を擽られ、おかしな風に力が抜けてしまった。
飲み込みきれない涎が、口の端から溢れてしまうのが恥ずかしい。
口の中から、内臓全て食べ尽くされてしまうんじゃないかと本気で怯える頃にやっとジャックがルディを離した。
「ハァハァ、やっぱキスやべぇ……興奮する……」
心なしか紅潮した頬のジャックがそう言うと、自分とルディの体をくるりと入れ替え寝台に押し倒した。
「ジャ、ジャック……?」
「ルディ……可愛い……可愛すぎる……その、い、いいか?」
ぐいぐいと腰を押し付けられて、ジャックの熱く固いものが自分のものと布越しに擦れ合った。ジャックがルディを求めているのが、嫌というほど分かる。
ルディはカッと頬が熱くなるのを感じながら、素直な気持ちを伝えた。
「も、もう途中でやめないで欲しいっちゃ……」
「あああ……ルディ……っ!」
感極まったように頬や額、耳朶に唇を落とされた。
「ち、ちなみに、どこまでしていいんだ?」
血走った目で聞かれ、わけが分からず聞き返す。
「どこまでって……その、男同士って、おちんちんを擦りつけ合うんじゃないっちゃ?」
ジャックがまたしても雷に打たれたように動きを止めた。
「おちんちん呼び……半端ねぇな」
さらに息が荒くなったジャックが、肩を上下させながら一度寝台から離れる。温もりが消えて少し不安になっていていると、何かを棚から取り出してすぐにこちらに戻ってきた。
「ルディ……男同士の性交は尻の穴に入れるんだ」
「お尻っ⁉ 誰のっ⁉」
「すまんがルディにお願いしたい。俺はルディに入れたくて入れたくて入れたくて実はこんなものを作った」
ジャックが鼻息荒く硝子の小瓶を掲げた。
「……それは?」
「俺の住んでいたところには男同士の性交をスムーズにするアナルローションってものがあったんだ。お前にスライムなんか入れたくないからな。飛行魔法を研究する合間、休憩がてらそれを作ってみた」
ジャックが瓶の中身を自分の手のひらにだす。それは透明のスライムのようにどろりと粘度の高い液体で、なにやらとても甘い匂いがした。くん、と近くで嗅いでみる。
「蜂蜜のチャパの匂いだっちゃ!」
「お前が好きだと聞いてな。少しでもリラックス出来るように」
照れたようにそう言うジャックを呆然と見る。これって、もしかしてかなりの高度な魔法が組み込まれているのでは。そんなものを飛行魔法の合間に作っていたとなると、物凄い労力だったんじゃないだろうか。
「他にもクッキーの香りバージョン、花の香りバージョンでそれぞれ十個作ってある」
「それぞれ十個……」
「お前のことを考えてる間に、思わずな」
合計三十個……ジャックのどうしても入れたい、という熱い想いが伝わってくるようだ。
「その、よく分からないから。ジャックに任せるっちゃ。好きにして欲しいっちゃ」
「本当かっ⁉」
ジャックが前のめりに詰め寄ってきた。
「じゃあ、早速って、しまった! 手がネトネトで服を脱がせられんっ」
早く拭かねばっ、と慌てているので、ルディは自ら服を脱ぎ捨てる。
「服くらい、自分で脱げるっちゃよ」
「うわぁぁぁぁっ」
ジャックが手をワキワキとさせながら、意味不明な叫び声を上げる。
「お、俺が童貞なばかりに。自分で脱がせることになるなんて。しかし、ルディが自分で脱ぐのもたまらんっ」
俺はどうしたらっ⁉ とジャックがネトネトの手で天を仰いだ。
よく分からないが、ジャックが困っている。
「童貞って、初めてって事だっちゃ?」
「あ、ああ……」
「じゃあ、オレと一緒だっちゃ。嬉しいっちゃよ」
脱ぎづらそうだったので、ジャックの服も脱がせてやる。だって、本当に嬉しいのだ。ジャックも初めてということは、今までジャックと肌を重ねた人はいないということだ。
ふふっと笑みを溢すと、ジャックは惚けたようにルディを見つめた。お互い裸になった寝台で暫し見つめあう。
「ルディ……好きだ」
思わずといったように呟かれるストレートな言葉に、胸がじわりと熱くなった。
「……オレもだっちゃ」
膝立ちのまま、ぎゅっとジャックに抱きついた。素肌で触れ合うだけで、驚くほど心地よい。
「じゃあ、いいか?」
「うん」
なにが、とは聞かなかった。ジャックに任せようと思ったのだ。
お互い膝立ちのまま、抱きしめ合う形でジャックがルディの尻に手をやった。
「ひゃっ」
窄みに濡れた感触が走る。初めは驚いたがジャックの手が熱いせいか、液体は温く意外に気持ちいい。
「い、痛かったら、言ってくれ」
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