初恋の人。

かのん

文字の大きさ
上 下
72 / 105
甘くて酸っぱい苺のような恋愛

屋上で。。。照②

しおりを挟む
「マネージャー、ここわからないんです。教えてください♪」
「ご飯ですか?私ここら辺詳しくないので、マネージャー一緒にご飯いいですか?」
「コーヒーどうぞ。マネージャーの好みにしておきました♪」




「…」



まったく話せないし、近寄れない。



いやいや今勤務中だし…



だけど一言も話せないなんて涙



カノンさんもライバルだったけどまだ同じ課じゃなかったからな…



「あれ?先輩どこに行くんですか?」



「ちょっと休憩してくる。」



「ふぅ…」



社内恋愛って近くにいるようで遠い感じがする



勝手に話しかけれないし



凛ちゃんみたいな子に嫉妬したり――



意外と辛いものなのかもしれない



「相変わらず変わった飲み物飲んでるな~」



「え?」



「ん?これ何?」



屋上で休んでいたのにいつの間にか翔が横に来て花音が手にもっていたジュースを飲んでいた。



「イチゴだよ。イチゴジュース。」



「ふぅ~ん。ジュースまでイチゴなんだ…もしかして俺のこと考えてた?」



「…うん。」



「…」



チラッと翔の顔を見ると赤く照れていた。



「照れてるの…?」



「…まさか本当に俺のこと考えてたなんて思わなかったから。」



「ふふ…じゃあ聞かなきゃいいじゃん。」

















「俺のこと考えてくれていたらいいなって思ったんだ。俺もいつも花音のこと考えているから。」



















社内恋愛辛いだけじゃない



こうやってちょっとした時間一緒に入れるだけで幸せ――



好きな人が笑っている顔を少しでも見れて元気がもらえる…



会いたくないときも会わないといけないけど



でも会えて幸せになれることもたくさんあるから…




「マネージャー!!」



凛が屋上まで翔を呼びにきたようだ。



「松阪か…花音またね。」



花音の耳元で囁いてそのまま軽く耳にキスしてきた。



「キャッ…///」



「俺だけ顔が赤いのはズルイから。これでおあいこ。」



「もう…///」




もうと言いながら本当は怒ってない



嬉しい『もう』なのだ



「探したんですよ~わからないところがあって~」



“バタン…”



凛にはキスされたところは見えていなかったようで何事もないかのように翔と下に行ってしまった。



「ふふふ…」



さっきのキス思い出したら顔のにやけが止まらない



「よし!仕事頑張ろう!!」


















しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

これ以上私の心をかき乱さないで下さい

Karamimi
恋愛
伯爵令嬢のユーリは、幼馴染のアレックスの事が、子供の頃から大好きだった。アレックスに振り向いてもらえるよう、日々努力を重ねているが、中々うまく行かない。 そんな中、アレックスが伯爵令嬢のセレナと、楽しそうにお茶をしている姿を目撃したユーリ。既に5度も婚約の申し込みを断られているユーリは、もう一度真剣にアレックスに気持ちを伝え、断られたら諦めよう。 そう決意し、アレックスに気持ちを伝えるが、いつも通りはぐらかされてしまった。それでも諦めきれないユーリは、アレックスに詰め寄るが “君を令嬢として受け入れられない、この気持ちは一生変わらない” そうはっきりと言われてしまう。アレックスの本心を聞き、酷く傷ついたユーリは、半期休みを利用し、兄夫婦が暮らす領地に向かう事にしたのだが。 そこでユーリを待っていたのは…

ほらやっぱり、結局貴方は彼女を好きになるんでしょう?

望月 或
恋愛
ベラトリクス侯爵家のセイフィーラと、ライオロック王国の第一王子であるユークリットは婚約者同士だ。二人は周りが羨むほどの相思相愛な仲で、通っている学園で日々仲睦まじく過ごしていた。 ある日、セイフィーラは落馬をし、その衝撃で《前世》の記憶を取り戻す。ここはゲームの中の世界で、自分は“悪役令嬢”だということを。 転入生のヒロインにユークリットが一目惚れをしてしまい、セイフィーラは二人の仲に嫉妬してヒロインを虐め、最後は『婚約破棄』をされ修道院に送られる運命であることを―― そのことをユークリットに告げると、「絶対にその彼女に目移りなんてしない。俺がこの世で愛しているのは君だけなんだ」と真剣に言ってくれたのだが……。 その日の朝礼後、ゲームの展開通り、ヒロインのリルカが転入してくる。 ――そして、セイフィーラは見てしまった。 目を見開き、頬を紅潮させながらリルカを見つめているユークリットの顔を―― ※作者独自の世界設定です。ゆるめなので、突っ込みは心の中でお手柔らかに願います……。 ※たまに第三者視点が入ります。(タイトルに記載)

夫の告白に衝撃「家を出て行け!」幼馴染と再婚するから子供も置いて出ていけと言われた。

window
恋愛
伯爵家の長男レオナルド・フォックスと公爵令嬢の長女イリス・ミシュランは結婚した。 三人の子供に恵まれて平穏な生活を送っていた。 だがその日、夫のレオナルドの言葉で幸せな家庭は崩れてしまった。 レオナルドは幼馴染のエレナと再婚すると言い妻のイリスに家を出て行くように言う。 イリスは驚くべき告白に動揺したような表情になる。 子供の親権も放棄しろと言われてイリスは戸惑うことばかりでどうすればいいのか分からなくて混乱した。

(完結)あなたの愛は諦めました (全5話)

青空一夏
恋愛
私はライラ・エト伯爵夫人と呼ばれるようになって3年経つ。子供は女の子が一人いる。子育てをナニーに任せっきりにする貴族も多いけれど、私は違う。はじめての子育ては夫と協力してしたかった。けれど、夫のエト伯爵は私の相談には全く乗ってくれない。彼は他人の相談に乗るので忙しいからよ。 これは自分の家庭を顧みず、他人にいい顔だけをしようとする男の末路を描いた作品です。 ショートショートの予定。 ゆるふわ設定。ご都合主義です。タグが増えるかもしれません。

運命は、手に入れられなかったけれど

夕立悠理
恋愛
竜王の運命。……それは、アドルリア王国の王である竜王の唯一の妃を指す。 けれど、ラファリアは、運命に選ばれなかった。選ばれたのはラファリアの友人のマーガレットだった。 愛し合う竜王レガレスとマーガレットをこれ以上見ていられなくなったラファリアは、城を出ることにする。 すると、なぜか、王国に繁栄をもたらす聖花の一部が枯れてしまい、竜王レガレスにも不調が出始めーー。 一方、城をでて開放感でいっぱいのラファリアは、初めて酒場でお酒を飲み、そこで謎の青年と出会う。 運命を間違えてしまった竜王レガレスと、腕のいい花奏師のラファリアと、謎の青年(魔王)との、運命をめぐる恋の話。 ※カクヨム様でも連載しています。 そちらが一番早いです。

透明令嬢、自由を謳歌する。

ぽんぽこ狸
恋愛
 ラウラは仕事の書類に紛れていた婚約破棄の書面を見て、心底驚いてしまった。  だって、もうすぐ成人するこの時期に、ラウラとレオナルトとの婚約破棄の書面がこんな風にしれっと用意されているだなんて思わないではないか。  いくらラウラが、屋敷で透明人間扱いされているとしても、せめて流行の小説のように『お前とは婚約破棄だ!』ぐらは言って欲しかった。  しかし現実は残酷なもので、ラウラは彼らに抵抗するすべも仕返しするすべも持っていない、ただ落ち込んで涙をこぼすのが関の山だ。  けれども、イマジナリーフレンドのニコラは違うと言い切った。  彼女は実態が無くラウラの幻覚のはずなのに、力を与えてやると口にしてきらめく羽を羽ばたかせ、金の鱗粉を散らしながら屋敷の奥へとツイッと飛んでいったのだった。

仰る通り、貴方の子ではありません

ユユ
恋愛
辛い悪阻と難産を経て産まれたのは 私に似た待望の男児だった。 なのに認められず、 不貞の濡れ衣を着せられ、 追い出されてしまった。 実家からも勘当され 息子と2人で生きていくことにした。 * 作り話です * 暇つぶしにどうぞ * 4万文字未満 * 完結保証付き * 少し大人表現あり

自称ヒロインに「あなたはモブよ!」と言われましたが、私はモブで構いません!!

ゆずこしょう
恋愛
ティアナ・ノヴァ(15)には1人の変わった友人がいる。 ニーナ・ルルー同じ年で小さい頃からわたしの後ろばかり追ってくる、少しめんどくさい赤毛の少女だ。 そしていつも去り際に一言。 「私はヒロインなの!あなたはモブよ!」 ティアナは思う。 別に物語じゃないのだし、モブでいいのではないだろうか… そんな一言を言われるのにも飽きてきたので私は学院生活の3年間ニーナから隠れ切ることに決めた。

処理中です...