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第七章
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「ぁぁっ…んっ…アシュ…気持、ち、ぃぃょ…ぉ…」
魔法で解したからか痛みは全くなく、痺れるような快感だけが僕を包む。
「ジュリ…」
呟くように名前を呼ばれ、碧い瞳に吸い寄せられるように唇を寄せた。触れる唇は僕だけのもの。柔らかい感触をお互いが楽しむようにキスをする。
舌を絡ませ、口内の感じるところを難なく探し当て、そこばかりを執拗に舌先で刺激する。サラリと触れる舌は僕を痺れさせる。
「ジュリ、愛してるよ」
アシュリーの愛が溢れている。言葉だけじゃなく、碧い瞳が僕だけを見つめる。胸の突起を抓るように揉まれて、腰が揺れてしまう。
深くまで繋がっているのに、少しでも身体が離れると寂しくなる。離れないように首に腕を回してしがみ付いた。身体が密着すると僕の立ち上がったおちんちんは二人の間で擦れてしまう。それに煽られて腰が揺れる。
「ぁん…ア、アシュ…いっぱい、ちょうだい…僕、もぉ…ダメ…ぁぁぁっ…んっ」
「ジュリ、イクよ」
「うん、きて…んっ、んっ…あああっ…」
「んっ…ジュリ」
アシュリーに抱きしめられ、ベッドに横たわる。僕は今、アシュリーの毛布だ。向かい合って全身をアシュリーの上に乗せている。アシュリーが僕のベッドになっている…の方が正しいかもしれない。
まだお互い裸だから、アシュリーの熱を感じて身体の奥が疼く。
「いつものジュリだ。もう平気だね」
「うん、いつもありがとう」
「考えるなって言っても無理だと思う。俺も考えてしまうから。だから、そんな時はいつでも、どこでも俺の側にいて抱きついておいで」
「うん、そうする」
「……」
「どうしたの?」
「いや、いつものジュリなら、ここは恥ずかしがるかなって思った」
「は、恥かしいけど…嬉しいから」
アシュリーは満面の笑みで、僕を少し浮かせ顔の高さを合わせるとキスをした。
「ねえ、アシュリーは先代の記憶があるんだよね?じゃあ、この二重の虚構のことは知ってたの?」
「先代の記憶が俺の中に入ってきた時に、そんなことは見えなかった。先代は同じ運命の俺にさえ教えなかったってことだよな。まあ、混乱するだろうし…もし、誰かに…例えば父上にしゃべってしまったら困ると思ったんだろうな」
「そうだね」
「もう、大丈夫みたいだな」
そんなふうにジョナスに普通に言われると恥かしい。魔力の回復に僕たちが何をしていたかは知られている。
「顔、赤いぞ?いつまでもジュリアンは恥ずかしがり屋なんだな」
こんなことを言うダレルも揶揄う様子ではない。
「良かったですね。魔力も落ち着いてます。今までより強くなってますね」
凄いですね、なんてイーノックにまで真顔で言われると居た堪れない。
『ア、アシュ…恥かしい』
『気にしなくても良いよ。みんなわかってる』
『だから!それが恥かしいのに』
『そうか?』
笑顔で抱き寄せ頬にキスをする。ちらりとみんなを見ると気付いていても何も言わない。これは…良いのか、悪いのか?これがアシュリーと僕の距離って思われてるんだ。
「そう言えば…、先生に何を渡されたの?」
出発の時、バーンズ先生が魔法の道具をダレルに手渡していた。
「ああ、一つはこれ」
そう言って僕の頭にベールを被せた。途端にブロンドの髪になる。風が吹いても飛んでいかないように丁寧にピンで留めてくれた。
ジョナスにも同じようにベールを被せる。ジョナスの髪色は漆黒からブラウンに変わった。黒髪の人も居るには居るけれど、これで印象はぐっと変わる。声をかけられても、髪色が違うから、似ているねと言われるだけだろう。もう少し田舎の方に行くまでは歩いて移動する。だから、目立たなくなるこのベールは有難い。
ダレルが僕の髪色を変えようとしていたことをご存知だったのかな?
田舎道に入ってからは、暗くなってから使い魔に乗って移動する。そこまでは歩いて行くのだそうだ。急いでいるからずっと使い魔に乗っていくのかと思っていたけれど違うみたいだ。
「この旅は見聞を広める為にも丁度いい。お前らあまり地方には行ったことないだろ?陛下のお気持ちだ。このベールがあるから、もうちょっと行ったら宿に泊まるのもいいかもな」
魔法で解したからか痛みは全くなく、痺れるような快感だけが僕を包む。
「ジュリ…」
呟くように名前を呼ばれ、碧い瞳に吸い寄せられるように唇を寄せた。触れる唇は僕だけのもの。柔らかい感触をお互いが楽しむようにキスをする。
舌を絡ませ、口内の感じるところを難なく探し当て、そこばかりを執拗に舌先で刺激する。サラリと触れる舌は僕を痺れさせる。
「ジュリ、愛してるよ」
アシュリーの愛が溢れている。言葉だけじゃなく、碧い瞳が僕だけを見つめる。胸の突起を抓るように揉まれて、腰が揺れてしまう。
深くまで繋がっているのに、少しでも身体が離れると寂しくなる。離れないように首に腕を回してしがみ付いた。身体が密着すると僕の立ち上がったおちんちんは二人の間で擦れてしまう。それに煽られて腰が揺れる。
「ぁん…ア、アシュ…いっぱい、ちょうだい…僕、もぉ…ダメ…ぁぁぁっ…んっ」
「ジュリ、イクよ」
「うん、きて…んっ、んっ…あああっ…」
「んっ…ジュリ」
アシュリーに抱きしめられ、ベッドに横たわる。僕は今、アシュリーの毛布だ。向かい合って全身をアシュリーの上に乗せている。アシュリーが僕のベッドになっている…の方が正しいかもしれない。
まだお互い裸だから、アシュリーの熱を感じて身体の奥が疼く。
「いつものジュリだ。もう平気だね」
「うん、いつもありがとう」
「考えるなって言っても無理だと思う。俺も考えてしまうから。だから、そんな時はいつでも、どこでも俺の側にいて抱きついておいで」
「うん、そうする」
「……」
「どうしたの?」
「いや、いつものジュリなら、ここは恥ずかしがるかなって思った」
「は、恥かしいけど…嬉しいから」
アシュリーは満面の笑みで、僕を少し浮かせ顔の高さを合わせるとキスをした。
「ねえ、アシュリーは先代の記憶があるんだよね?じゃあ、この二重の虚構のことは知ってたの?」
「先代の記憶が俺の中に入ってきた時に、そんなことは見えなかった。先代は同じ運命の俺にさえ教えなかったってことだよな。まあ、混乱するだろうし…もし、誰かに…例えば父上にしゃべってしまったら困ると思ったんだろうな」
「そうだね」
「もう、大丈夫みたいだな」
そんなふうにジョナスに普通に言われると恥かしい。魔力の回復に僕たちが何をしていたかは知られている。
「顔、赤いぞ?いつまでもジュリアンは恥ずかしがり屋なんだな」
こんなことを言うダレルも揶揄う様子ではない。
「良かったですね。魔力も落ち着いてます。今までより強くなってますね」
凄いですね、なんてイーノックにまで真顔で言われると居た堪れない。
『ア、アシュ…恥かしい』
『気にしなくても良いよ。みんなわかってる』
『だから!それが恥かしいのに』
『そうか?』
笑顔で抱き寄せ頬にキスをする。ちらりとみんなを見ると気付いていても何も言わない。これは…良いのか、悪いのか?これがアシュリーと僕の距離って思われてるんだ。
「そう言えば…、先生に何を渡されたの?」
出発の時、バーンズ先生が魔法の道具をダレルに手渡していた。
「ああ、一つはこれ」
そう言って僕の頭にベールを被せた。途端にブロンドの髪になる。風が吹いても飛んでいかないように丁寧にピンで留めてくれた。
ジョナスにも同じようにベールを被せる。ジョナスの髪色は漆黒からブラウンに変わった。黒髪の人も居るには居るけれど、これで印象はぐっと変わる。声をかけられても、髪色が違うから、似ているねと言われるだけだろう。もう少し田舎の方に行くまでは歩いて移動する。だから、目立たなくなるこのベールは有難い。
ダレルが僕の髪色を変えようとしていたことをご存知だったのかな?
田舎道に入ってからは、暗くなってから使い魔に乗って移動する。そこまでは歩いて行くのだそうだ。急いでいるからずっと使い魔に乗っていくのかと思っていたけれど違うみたいだ。
「この旅は見聞を広める為にも丁度いい。お前らあまり地方には行ったことないだろ?陛下のお気持ちだ。このベールがあるから、もうちょっと行ったら宿に泊まるのもいいかもな」
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