21 / 108
エルフェリア内乱編
第21話 精神拘束
しおりを挟む
翌日もフィオナの家へを訪れた。
目的の為というより、俺が話したかったからだが。
彼女から「エルフェリアの外の話が聞きたい」と頼まれ、自分がゲームをプレイしていた頃の話を中心に話をした。
フィオナは話を聞くたびにその目を輝かせ、何かをメモしていく。
「何を書いているんだ?」
「召喚魔法は想像力とこの世界に存在する物を結び付けなければいけないのです。書物以外の話は貴重なので。今まで1番驚いた事はなんですか?」
「驚いたこと? うぅん……生きていた場所からずっと遠い場所へと飛ばされたことかな」
「飛ばされた? 移動魔法ですか?」
「いや、なんと言っていいか……」
異世界に転移したことなどとは流石に言えないな。
「遠い場所……別の世界? この世界の外の法則はどうなってるの? 混沌?」
彼女は何かを思い付いたようにブツブツ呟きながら黒板に何かを書き出した。
「今度はどうした?」
「ちょっと思ったことがありまして。ヴィダルさんの話を聞いて思ったのです。この世の外からも召喚ができるのでは無いかと」
おい。この世の外って……。
「まさか……異世」
「あ! 渾沌世界です! きっとあるはず!」
「渾沌世界?」
「ええ! 魔法の源となる元素は渾沌世界から引き出しているという文献を読んだことがあります! もしかしたら渾沌世界にも精霊のような存在がいるかも!」
すごい勢いで黒板が文字で埋め尽くされていく。その顔は夢中で遊んでいる子供のようだった。
椅子に座ってしばらくその様子を眺めていると、急にフィオナの手がピタリと止まった。
「ご、ごめんなさい。つい夢中になってしまって……」
「構わない。本当に召喚魔法が好きなんだな」
「もうずっとこればかりやっていたので」
「こればかりとは?」
「子供の頃からなぜか召喚魔法が好きで」
「魔法を作るのも昔から?」
「はい。私が初めて召喚魔法を作ったのは子供の頃でした。その話が広まると、アルダー先生が訪ねて来たのです。私の魔法を世の役に立てたいと言って。そして、この家と魔法学院で研究するように言われました」
「それで研究設備が整っているのか」
「はい。アルダー先生は私に好きなだけ研究をして良いと言ってくれました! 文献も沢山! なんでも読み放題!」
フィオナが無邪気に笑う。評議会の監視下とは言え、それが彼女なりの居場所だったのか。
「あ、すみません。私ばかり話をして……」
「気にしないさ」
「そうだ。召喚魔法のヒントも頂けましたし、お礼をさせて下さい」
「礼?」
「そうです! ん~何がいいでしょうか……」
フィオナは腕を組んで何かを考えていた。そして、何かを思い付いたように手を叩いた。
「そうだ! ヴィダルさんの魔法を強化しますよ」
「魔法の強化? そんなことをできるのか?」
「はい! 召喚魔法以外は専門外ですが、少し力を伸ばすくらいならできますよ。ヴィダルさんは何が使えますか?」
自分の力を他人に話すなんて迂闊なことはできない。しかし……。
「どうしました?」
俺を信用し切っている顔を見ると……。
話しても良い気がした。
「精神支配の魔法と、擬態の魔法だ」
「え? その2つ?」
「あ、ああ……それだけだ」
「いえいえいえいえ! すみません! 驚いただけですから! 気にしないで下さい!」
フィオナが慌てたように両手を振る。
「それじゃあ、ヴィダルさんは戦闘力にお困りですよね?」
戦闘力は工夫して戦えばなんとでもなる。それに、レオリアがいるから困っていないのだが……まぁ、良いか。
計算式を夢中で書いているフィオナを見ると、水を差すようなことは言えなかった。
10分ほど計算と格闘していたフィオナが急に立ち上がる。そして、俺の頬に両手を当て、目を覗き込んで来た。
「お、おい! 何をする!?」
「待って! 強化ではなく、魔法を拡張しますから! 私の目を見て下さい」
突然瞳を覗かれて心臓が跳ねる。眼は擬態魔法をかけているから大丈夫だよな? 前の俺と同じ眼のはずだ。
真剣なフィオナの瞳を見つめる。彼女の瞳がぼんやりと青く輝いていく。
両眼が痺れるような感覚がする。
その感覚は徐々に強くなっていく。
「もういいか?」
「まだです……待って」
フィオナの吐息を感じる。これほどまでに他人の瞳を近くで見たことは無かったから、無意識に目を逸らしそうになるのを抑え込む。
そうしていると俺の瞳に力が宿って行くのが分かった。
「フィオナ? もう終わったのか?」
「……」
フィオナが黙る。今も拡張の作業は続いているのだろうか?
「綺麗な瞳……」
彼女がポツリと呟く。
「え?」
「え、あ、いえいえ! もう大丈夫ですよ」
離れると、急激に瞳から力が失われていく。これで拡張は終わったのか。
「鏡~鏡~。あ、見つからないですね。召喚しますね」
彼女が空中に手をかざし、魔法名を告げた。
「鏡影召喚」
すると、空中に鏡の破片が散らばる。その中の1つが俺の目の前にフワリと浮いた。そこに移ったのは前の俺と同じ黒い瞳。擬態魔法がかかった瞳。だが、瞳の周りに青い円のような光が浮かんでいる。そして、それは俺の瞳に溶け込むように消えていった。
「ふふ。これで新しい魔法が使えるようになりましたよ」
「新しい魔法?」
「精神支配の派生魔法、精神拘束です」
「そんな魔法聞いたことないぞ……」
「ヴィダルさんの為に作りましたから。召喚魔法とは違うので、その、イマイチかも知れませんが」
軽く言っているけど物凄い事をしているぞ。全く新しい魔法を作ってしまうなんて。
「精神支配は命令の範囲が広い代わりに時間の制限があると考えられます」
「まぁ……時間切れになることはそうそう無いけどな」
「この精神拘束は、相手の精神はそのままにする代わりに、精神へ簡単な命令を植え付ける魔法です。その効果は半永久。これでモンスターもテイムできますし、戦闘も恐く無いですね」
「恐く無いと言われても……だがありがとう。嬉しいよ」
相手は意思を持ち、自身の考えで動く。しかし、下した命令には逆らえない……色々と使い道がありそうだ。
「しばらくこの国にはいらっしゃるんですか?」
「仕事が終わるまでは滞在するつもりだ」
「ならまた遊びに来て下さい。ヴィダルさんのお話を聞くの、楽しいですから」
なんだか、随分打ち解けてしまった。
フィオナが笑う。幼さの残るような、そんな笑顔を見ていると、何だか……。
……。
いや、やめておこう。これ以上深く考えるのは。
次は、評議会も調べないとな。
目的の為というより、俺が話したかったからだが。
彼女から「エルフェリアの外の話が聞きたい」と頼まれ、自分がゲームをプレイしていた頃の話を中心に話をした。
フィオナは話を聞くたびにその目を輝かせ、何かをメモしていく。
「何を書いているんだ?」
「召喚魔法は想像力とこの世界に存在する物を結び付けなければいけないのです。書物以外の話は貴重なので。今まで1番驚いた事はなんですか?」
「驚いたこと? うぅん……生きていた場所からずっと遠い場所へと飛ばされたことかな」
「飛ばされた? 移動魔法ですか?」
「いや、なんと言っていいか……」
異世界に転移したことなどとは流石に言えないな。
「遠い場所……別の世界? この世界の外の法則はどうなってるの? 混沌?」
彼女は何かを思い付いたようにブツブツ呟きながら黒板に何かを書き出した。
「今度はどうした?」
「ちょっと思ったことがありまして。ヴィダルさんの話を聞いて思ったのです。この世の外からも召喚ができるのでは無いかと」
おい。この世の外って……。
「まさか……異世」
「あ! 渾沌世界です! きっとあるはず!」
「渾沌世界?」
「ええ! 魔法の源となる元素は渾沌世界から引き出しているという文献を読んだことがあります! もしかしたら渾沌世界にも精霊のような存在がいるかも!」
すごい勢いで黒板が文字で埋め尽くされていく。その顔は夢中で遊んでいる子供のようだった。
椅子に座ってしばらくその様子を眺めていると、急にフィオナの手がピタリと止まった。
「ご、ごめんなさい。つい夢中になってしまって……」
「構わない。本当に召喚魔法が好きなんだな」
「もうずっとこればかりやっていたので」
「こればかりとは?」
「子供の頃からなぜか召喚魔法が好きで」
「魔法を作るのも昔から?」
「はい。私が初めて召喚魔法を作ったのは子供の頃でした。その話が広まると、アルダー先生が訪ねて来たのです。私の魔法を世の役に立てたいと言って。そして、この家と魔法学院で研究するように言われました」
「それで研究設備が整っているのか」
「はい。アルダー先生は私に好きなだけ研究をして良いと言ってくれました! 文献も沢山! なんでも読み放題!」
フィオナが無邪気に笑う。評議会の監視下とは言え、それが彼女なりの居場所だったのか。
「あ、すみません。私ばかり話をして……」
「気にしないさ」
「そうだ。召喚魔法のヒントも頂けましたし、お礼をさせて下さい」
「礼?」
「そうです! ん~何がいいでしょうか……」
フィオナは腕を組んで何かを考えていた。そして、何かを思い付いたように手を叩いた。
「そうだ! ヴィダルさんの魔法を強化しますよ」
「魔法の強化? そんなことをできるのか?」
「はい! 召喚魔法以外は専門外ですが、少し力を伸ばすくらいならできますよ。ヴィダルさんは何が使えますか?」
自分の力を他人に話すなんて迂闊なことはできない。しかし……。
「どうしました?」
俺を信用し切っている顔を見ると……。
話しても良い気がした。
「精神支配の魔法と、擬態の魔法だ」
「え? その2つ?」
「あ、ああ……それだけだ」
「いえいえいえいえ! すみません! 驚いただけですから! 気にしないで下さい!」
フィオナが慌てたように両手を振る。
「それじゃあ、ヴィダルさんは戦闘力にお困りですよね?」
戦闘力は工夫して戦えばなんとでもなる。それに、レオリアがいるから困っていないのだが……まぁ、良いか。
計算式を夢中で書いているフィオナを見ると、水を差すようなことは言えなかった。
10分ほど計算と格闘していたフィオナが急に立ち上がる。そして、俺の頬に両手を当て、目を覗き込んで来た。
「お、おい! 何をする!?」
「待って! 強化ではなく、魔法を拡張しますから! 私の目を見て下さい」
突然瞳を覗かれて心臓が跳ねる。眼は擬態魔法をかけているから大丈夫だよな? 前の俺と同じ眼のはずだ。
真剣なフィオナの瞳を見つめる。彼女の瞳がぼんやりと青く輝いていく。
両眼が痺れるような感覚がする。
その感覚は徐々に強くなっていく。
「もういいか?」
「まだです……待って」
フィオナの吐息を感じる。これほどまでに他人の瞳を近くで見たことは無かったから、無意識に目を逸らしそうになるのを抑え込む。
そうしていると俺の瞳に力が宿って行くのが分かった。
「フィオナ? もう終わったのか?」
「……」
フィオナが黙る。今も拡張の作業は続いているのだろうか?
「綺麗な瞳……」
彼女がポツリと呟く。
「え?」
「え、あ、いえいえ! もう大丈夫ですよ」
離れると、急激に瞳から力が失われていく。これで拡張は終わったのか。
「鏡~鏡~。あ、見つからないですね。召喚しますね」
彼女が空中に手をかざし、魔法名を告げた。
「鏡影召喚」
すると、空中に鏡の破片が散らばる。その中の1つが俺の目の前にフワリと浮いた。そこに移ったのは前の俺と同じ黒い瞳。擬態魔法がかかった瞳。だが、瞳の周りに青い円のような光が浮かんでいる。そして、それは俺の瞳に溶け込むように消えていった。
「ふふ。これで新しい魔法が使えるようになりましたよ」
「新しい魔法?」
「精神支配の派生魔法、精神拘束です」
「そんな魔法聞いたことないぞ……」
「ヴィダルさんの為に作りましたから。召喚魔法とは違うので、その、イマイチかも知れませんが」
軽く言っているけど物凄い事をしているぞ。全く新しい魔法を作ってしまうなんて。
「精神支配は命令の範囲が広い代わりに時間の制限があると考えられます」
「まぁ……時間切れになることはそうそう無いけどな」
「この精神拘束は、相手の精神はそのままにする代わりに、精神へ簡単な命令を植え付ける魔法です。その効果は半永久。これでモンスターもテイムできますし、戦闘も恐く無いですね」
「恐く無いと言われても……だがありがとう。嬉しいよ」
相手は意思を持ち、自身の考えで動く。しかし、下した命令には逆らえない……色々と使い道がありそうだ。
「しばらくこの国にはいらっしゃるんですか?」
「仕事が終わるまでは滞在するつもりだ」
「ならまた遊びに来て下さい。ヴィダルさんのお話を聞くの、楽しいですから」
なんだか、随分打ち解けてしまった。
フィオナが笑う。幼さの残るような、そんな笑顔を見ていると、何だか……。
……。
いや、やめておこう。これ以上深く考えるのは。
次は、評議会も調べないとな。
0
お気に入りに追加
59
あなたにおすすめの小説
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
異世界の約束:追放者の再興〜外れギフト【光】を授り侯爵家を追い出されたけど本当はチート持ちなので幸せに生きて見返してやります!〜
KeyBow
ファンタジー
主人公の井野口 孝志は交通事故により死亡し、異世界へ転生した。
そこは剣と魔法の王道的なファンタジー世界。
転生した先は侯爵家の子息。
妾の子として家督相続とは無縁のはずだったが、兄の全てが事故により死亡し嫡男に。
女神により魔王討伐を受ける者は記憶を持ったまま転生させる事が出来ると言われ、主人公はゲームで遊んだ世界に転生した。
ゲームと言ってもその世界を模したゲームで、手を打たなければこうなる【if】の世界だった。
理不尽な死を迎えるモブ以下のヒロインを救いたく、転生した先で14歳の時にギフトを得られる信託の儀の後に追放されるが、その時に備えストーリーを変えてしまう。
メイヤと言うゲームでは犯され、絶望から自殺した少女をそのルートから外す事を幼少期より決めていた。
しかしそう簡単な話ではない。
女神の意図とは違う生き様と、ゲームで救えなかった少女を救う。
2人で逃げて何処かで畑でも耕しながら生きようとしていたが、計画が狂い何故か闘技場でハッスルする未来が待ち受けているとは物語がスタートした時はまだ知らない・・・
多くの者と出会い、誤解されたり頼られたり、理不尽な目に遭ったりと、平穏な生活を求める主人公の思いとは裏腹に波乱万丈な未来が待ち受けている。
しかし、主人公補正からかメインストリートから逃げられない予感。
信託の儀の後に侯爵家から追放されるところから物語はスタートする。
いつしか追放した侯爵家にザマアをし、経済的にも見返し謝罪させる事を当面の目標とする事へと、物語の早々に変化していく。
孤児達と出会い自活と脱却を手伝ったりお人好しだ。
また、貴族ではあるが、多くの貴族が好んでするが自分は奴隷を性的に抱かないとのポリシーが行動に規制を掛ける。
果たして幸せを掴む事が出来るのか?魔王討伐から逃げられるのか?・・・
【完結】いせてつ 〜TS転生令嬢レティシアの異世界鉄道開拓記〜
O.T.I
ファンタジー
レティシア=モーリスは転生者である。
しかし、前世の鉄道オタク(乗り鉄)の記憶を持っているのに、この世界には鉄道が無いと絶望していた。
…無いんだったら私が作る!
そう決意する彼女は如何にして異世界に鉄道を普及させるのか、その半生を綴る。
ズボラ通販生活
ice
ファンタジー
西野桃(にしのもも)35歳の独身、オタクが神様のミスで異世界へ!貪欲に通販スキル、時間停止アイテムボックス容量無限、結界魔法…さらには、お金まで貰う。商人無双や!とか言いつつ、楽に、ゆるーく、商売をしていく。淋しい独身者、旦那という名の奴隷まで?!ズボラなオバサンが異世界に転移して好き勝手生活する!
ただしい異世界の歩き方!
空見 大
ファンタジー
人生の内長い時間を病床の上で過ごした男、田中翔が心から望んでいたのは自由な世界。
未踏の秘境、未だ食べたことのない食べ物、感じたことのない感覚に見たことのない景色。
未だ知らないと書いて未知の世界を全身で感じることこそが翔の夢だった。
だがその願いも虚しくついにその命の終わりを迎えた翔は、神から新たな世界へと旅立つ権利を与えられる。
翔が向かった先の世界は全てが起こりうる可能性の世界。
そこには多種多様な生物や環境が存在しており、地球ではもはや全て踏破されてしまった未知が溢れかえっていた。
何者にも縛られない自由な世界を前にして、翔は夢に見た世界を生きていくのだった。
一章終了まで毎日20時台更新予定
読み方はただしい異世界(せかい)の歩き方です
天才女薬学者 聖徳晴子の異世界転生
西洋司
ファンタジー
妙齢の薬学者 聖徳晴子(せいとく・はるこ)は、絶世の美貌の持ち主だ。
彼女は思考の並列化作業を得意とする、いわゆる天才。
精力的にフィールドワークをこなし、ついにエリクサーの開発間際というところで、放火で殺されてしまった。
晴子は、権力者達から、その地位を脅かす存在、「敵」と見做されてしまったのだ。
死後、晴子は天界で女神様からこう提案された。
「あなたは生前7人分の活躍をしましたので、異世界行きのチケットが7枚もあるんですよ。もしよろしければ、一度に使い切ってみては如何ですか?」
晴子はその提案を受け容れ、異世界へと旅立った。
キャンピングカーで往く異世界徒然紀行
タジリユウ
ファンタジー
《第4回次世代ファンタジーカップ 面白スキル賞》
【書籍化!】
コツコツとお金を貯めて念願のキャンピングカーを手に入れた主人公。
早速キャンピングカーで初めてのキャンプをしたのだが、次の日目が覚めるとそこは異世界であった。
そしていつの間にかキャンピングカーにはナビゲーション機能、自動修復機能、燃料補給機能など様々な機能を拡張できるようになっていた。
道中で出会ったもふもふの魔物やちょっと残念なエルフを仲間に加えて、キャンピングカーで異世界をのんびりと旅したいのだが…
※旧題)チートなキャンピングカーで旅する異世界徒然紀行〜もふもふと愉快な仲間を添えて〜
※カクヨム様でも投稿をしております
悠久の機甲歩兵
竹氏
ファンタジー
文明が崩壊してから800年。文化や技術がリセットされた世界に、その理由を知っている人間は居なくなっていた。 彼はその世界で目覚めた。綻びだらけの太古の文明の記憶と機甲歩兵マキナを操る技術を持って。 文明が崩壊し変わり果てた世界で彼は生きる。今は放浪者として。
※現在毎日更新中
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる