上 下
62 / 126
家を出てから

家を出てから 第二十二話

しおりを挟む
ドアへ向かった

「おい!待て!ゆき!」と言う怜央さんの大きな声を無視して

ドアを開けた

部屋の外はメイドさんたちが慌てだしていたが、そんなことはお構い無し!

第一、悠羽が大きな声を出したから行けないんだ

怒りを抑えながら玄関を出た

走りながら怜央さんのことを考える

ぼ、僕は運命の番に憧れてたけど...愛されたいんだ!

きっと怜央さんは愛してくれないんだ

だって、こんな大きな会場に呼ばれてスピーチをするぐらい有名な人

僕よりいいたくさんのオメガを見てきたはず...

行為が上手だったのだってそうゆうことをしてきたからだろう

ゆきは怜央さんとの行為を思い出してしまい、急に顔を赤らめた 

カァーッ、逃げてるのに何考えてんだ

とりあえず、急がないと...殴り殺される

後ろを振り返って誰もいないことを確認する

ゆきは今日、パーティーに参加してわかった

怜央さんと僕は天と地の存在なのだと

まず、パーティーに参加していた人はどれもお上品、宝石なんかも身にまとっていた

そんな人の中で上に立って話をするってことはどれだけすごい人なのかを世間知らずなゆきも分かった

だから、こんな慌ただしくて、貧乏人は性奴隷なのだと察した

奴隷が逃げたら飼い主は追いかける

今この状況ってこと、もし、捕まれば死ぬ!

それだけはいや!まだ、したいことたくさんある!

でも、あのオーラ殺しにかかってる

少し、疲れた。休憩しよう

僕はしゃがんで息を整えた

「はぁ~なんて最悪な日」

数分間休憩したら、また走った

だけど、ゆきは方向音痴なので行き止まりの所へ辿り着いてしまった

ここどこだ?

もう1回戻ろうとした瞬間、影に覆いかぶさった











しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

隠れSubは大好きなDomに跪きたい

みー
BL
⚠️Dom/Subユニバース 一部オリジナル表現があります。 ハイランクDom×ハイランクSub

幼馴染から離れたい。

June
BL
アルファの朔に俺はとってただの幼馴染であって、それ以上もそれ以下でもない。 だけどベータの俺にとって朔は幼馴染で、それ以上に大切な存在だと、そう気づいてしまったんだ。 βの谷口優希がある日Ωになってしまった。幼馴染でいられないとそう思った優希は幼馴染のα、伊賀崎朔から離れようとする。 誤字脱字あるかも。 最後らへんグダグダ。下手だ。 ちんぷんかんぷんかも。 パッと思いつき設定でさっと書いたから・・・ すいません。

僕のために、忘れていて

ことわ子
BL
男子高校生のリュージは事故に遭い、最近の記憶を無くしてしまった。しかし、無くしたのは最近の記憶で家族や友人のことは覚えており、別段困ることは無いと思っていた。ある一点、全く記憶にない人物、黒咲アキが自分の恋人だと訪ねてくるまでは────

秘花~王太子の秘密と宿命の皇女~

めぐみ
BL
☆俺はお前を何度も抱き、俺なしではいられぬ淫らな身体にする。宿命という名の数奇な運命に翻弄される王子達☆ ―俺はそなたを玩具だと思ったことはなかった。ただ、そなたの身体は俺のものだ。俺はそなたを何度でも抱き、俺なしではいられないような淫らな身体にする。抱き潰すくらいに抱けば、そなたもあの宦官のことなど思い出しもしなくなる。― モンゴル大帝国の皇帝を祖父に持ちモンゴル帝国直系の皇女を生母として生まれた彼は、生まれながらの高麗の王太子だった。 だが、そんな王太子の運命を激変させる出来事が起こった。 そう、あの「秘密」が表に出るまでは。

1人のαと2人のΩ

ミヒロ
BL
αの筈の結月は保健室で休んでいた所を多数に襲われ妊娠してしまう。結月はΩに変異していた。僅か12歳で妊娠してしまった結月だったが。 ※表紙イラスト as-AIart- 様(素敵なイラストありがとうございます!) ·.⟡┈┈┈┈┈︎ ✧┈┈┈┈┈⟡.· BLを書くに辺り、ハッシュタグでオメガバースを知り、人気なんだな、とネットで調べて初めて書いたオメガバースものです。 反省点、多々。 楽しみながら精進します☆

初心者オメガは執着アルファの腕のなか

深嶋
BL
自分がベータであることを信じて疑わずに生きてきた圭人は、見知らぬアルファに声をかけられたことがきっかけとなり、二次性の再検査をすることに。その結果、自身が本当はオメガであったと知り、愕然とする。 オメガだと判明したことで否応なく変化していく日常に圭人は戸惑い、悩み、葛藤する日々。そんな圭人の前に、「運命の番」を自称するアルファの男が再び現れて……。 オメガとして未成熟な大学生の圭人と、圭人を番にしたい社会人アルファの男が、ゆっくりと愛を深めていきます。 穏やかさに滲む執着愛。望まぬ幸運に恵まれた主人公が、悩みながらも運命の出会いに向き合っていくお話です。本編、攻め編ともに完結済。

毒/同級生×同級生/オメガバース(α×β)

ハタセ
BL
βに強い執着を向けるαと、そんなαから「俺はお前の運命にはなれない」と言って逃げようとするβのオメガバースのお話です。

お世話したいαしか勝たん!

沙耶
BL
神崎斗真はオメガである。総合病院でオメガ科の医師として働くうちに、ヒートが悪化。次のヒートは抑制剤無しで迎えなさいと言われてしまった。 悩んでいるときに相談に乗ってくれたα、立花優翔が、「俺と一緒にヒートを過ごさない?」と言ってくれた…? 優しい彼に乗せられて一緒に過ごすことになったけど、彼はΩをお世話したい系αだった?! ※完結設定にしていますが、番外編を突如として投稿することがございます。ご了承ください。

処理中です...