上 下
51 / 126
家を出てから

家を出てから 第十一話

しおりを挟む
悠羽が早く座れるよう、入口に近い、左側の席を開け、席に座って教壇の上の壁に立てかけてある時計を見た

時刻は講義が始まる5分前

悠羽は間に合うんだろうか僕は悠羽のことが心配だった

間に合うかなぁ~

それとも、事故にあったなんてことも...

あぁ~悪いふうに考えちゃダメだ!しっかりしろ!

悠羽は間に合う!信じてる!

そう心の中で唱え、僕は講義の準備をし始めた

昔から使ってるお気に入りの鞄から筆箱と講義に必要なプリントを出し、机の上に置いてプリントを読む

ん~難しい

頭がパンクしそうだ

半分諦めながら、プリントを読んでいると、左から「ガタッ!」と音がした、横目で何があったんだろうと確認すると、鞄が置いてあった

いつも悠羽の使ってる鞄だ!

悠羽だ!僕は左を向いて話しかける「おはよぉ~」と言った

悠羽も息を荒くしながらおはようと言った

走ってきたのだろうか、疲れた~と言いながら席を座り、一緒に講義を受けた

悠羽はいつもなら寝てるはずなのに今日は最後まで真面目に受けていた

講義が終わり、悠羽に話しかける

「悠羽~今日は真面目に受けていたんだね~」

「あっ、うん」と言い、悠羽は次の講義に向かう準備をし始めた

僕はさっきの会話が変ではないか?や、短くないか?などという、疑問が頭の中にぐるぐる回っていた

僕は話を続けることができない

相手が返事をして終わり

昔も、それでつまらない人認定されて、友達が出来なかった

僕は俗に言う、陰キャみたいな感じだ

話すことを嫌い、オドオドしてて気味悪がられ、相手に嫌われる

悠羽には嫌われたくないと思い、必死に話しかけるが、気まずい空気が流れる

あっ!そうだ!この話題があった

「悠羽!」

「ん~?」

「明日何時からだった?」

そう!僕は明日悠羽と一緒にサークルの見学に行くんだ

「ん~わかんない~午後3時ぐらいだったよぉ~」と半分あくびをしながら言う

講義の時、寝てなかったもんね

「わかった!ありがと~」

「どんなことするんだろう?」と悠羽に聞く

「わかんないけど、この前はサークルがどのように活動してるのか映像を見せられたよぉ~」

「そうなんだ!楽しみだなぁ~」とワクワクしていた

次の講義も終わり、家に帰って、お風呂に入り、ご飯を食べ、興奮しながら、就寝した







しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

隠れSubは大好きなDomに跪きたい

みー
BL
⚠️Dom/Subユニバース 一部オリジナル表現があります。 ハイランクDom×ハイランクSub

振り向いてよ、僕のきら星

街田あんぐる
BL
大学4年間拗らせたイケメン攻め×恋愛に自信がない素朴受け 「そんな男やめときなよ」 「……ねえ、僕にしなよ」 そんな言葉を飲み込んで過ごした、大学4年間。 理系で文学好きな早暉(さき)くんは、大学の書評サークルに入会した。そこで、小動物を思わせる笑顔のかわいい衣真(いま)くんと出会う。 距離を縮めていく二人。でも衣真くんはころころ彼氏が変わって、そのたびに恋愛のトラウマを深めていく。 早暉くんはそれでも諦めきれなくて……。 星のように綺麗な男の子に恋をしてからふたりで一緒に生きていくまでの、優しいお話です。

幼馴染から離れたい。

June
BL
アルファの朔に俺はとってただの幼馴染であって、それ以上もそれ以下でもない。 だけどベータの俺にとって朔は幼馴染で、それ以上に大切な存在だと、そう気づいてしまったんだ。 βの谷口優希がある日Ωになってしまった。幼馴染でいられないとそう思った優希は幼馴染のα、伊賀崎朔から離れようとする。 誤字脱字あるかも。 最後らへんグダグダ。下手だ。 ちんぷんかんぷんかも。 パッと思いつき設定でさっと書いたから・・・ すいません。

僕のために、忘れていて

ことわ子
BL
男子高校生のリュージは事故に遭い、最近の記憶を無くしてしまった。しかし、無くしたのは最近の記憶で家族や友人のことは覚えており、別段困ることは無いと思っていた。ある一点、全く記憶にない人物、黒咲アキが自分の恋人だと訪ねてくるまでは────

1人のαと2人のΩ

ミヒロ
BL
αの筈の結月は保健室で休んでいた所を多数に襲われ妊娠してしまう。結月はΩに変異していた。僅か12歳で妊娠してしまった結月だったが。 ※表紙イラスト as-AIart- 様(素敵なイラストありがとうございます!) ·.⟡┈┈┈┈┈︎ ✧┈┈┈┈┈⟡.· BLを書くに辺り、ハッシュタグでオメガバースを知り、人気なんだな、とネットで調べて初めて書いたオメガバースものです。 反省点、多々。 楽しみながら精進します☆

初心者オメガは執着アルファの腕のなか

深嶋
BL
自分がベータであることを信じて疑わずに生きてきた圭人は、見知らぬアルファに声をかけられたことがきっかけとなり、二次性の再検査をすることに。その結果、自身が本当はオメガであったと知り、愕然とする。 オメガだと判明したことで否応なく変化していく日常に圭人は戸惑い、悩み、葛藤する日々。そんな圭人の前に、「運命の番」を自称するアルファの男が再び現れて……。 オメガとして未成熟な大学生の圭人と、圭人を番にしたい社会人アルファの男が、ゆっくりと愛を深めていきます。 穏やかさに滲む執着愛。望まぬ幸運に恵まれた主人公が、悩みながらも運命の出会いに向き合っていくお話です。本編、攻め編ともに完結済。

毒/同級生×同級生/オメガバース(α×β)

ハタセ
BL
βに強い執着を向けるαと、そんなαから「俺はお前の運命にはなれない」と言って逃げようとするβのオメガバースのお話です。

お世話したいαしか勝たん!

沙耶
BL
神崎斗真はオメガである。総合病院でオメガ科の医師として働くうちに、ヒートが悪化。次のヒートは抑制剤無しで迎えなさいと言われてしまった。 悩んでいるときに相談に乗ってくれたα、立花優翔が、「俺と一緒にヒートを過ごさない?」と言ってくれた…? 優しい彼に乗せられて一緒に過ごすことになったけど、彼はΩをお世話したい系αだった?! ※完結設定にしていますが、番外編を突如として投稿することがございます。ご了承ください。

処理中です...