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「いや~なすびは…違う気が…」
「お菓子大魔王とそう変わらんだろ」
んーあんまり変わらないかも?でも、僕はみんなから言われてるし、その差は絶大!やっぱり、お菓子大魔王の方が恥ずかしさもあるし!変なあだ名だと思う!
「変わらないかもしれないですけど!恥ずかしいの!」
「そんなに嫌なら、あだ名つけた奴を見つけ出して、追放してもいい、どうする?この世から消してもいい」
この世から消す!?追放!?なんじゃそりゃ!って、そうだ…忘れてた…一条様はこの学園…いやこの世で絶対的な王だった
僕のせいでこの王に消されるのは可哀想だし、大量に貰ってしまったプリンのことだって元はと言えば僕が悪い
「この世から消すのも追放するのもやめてください。そんなあだ名ひとつで殺されるなんて可哀想です。一条様はそういう感情がないんですか?」と聞くと「そうだな…無いかもしれん。昔からこの世にあるものは全て手に入ると思って生きてきたからな…気に食わないものは全て壊してきた」と真剣な顔で言われた
そんな漫画みたいなセリフ言う人がこの世にいたとは…けど、一条様が言うとなんかしっくりくる
なんだか、本当に別の世界から来た人だな…僕みたいな一般人には考えられない発想。そんな世界の人になんかこき使われたくないし、絶対つがいたくない!
「やっぱり、一条様は生きてる世界が違いますね」
「いや、一緒だが?」
「一緒じゃないですよ!ぼくは田舎にいた頃なんか、生きることで精一杯でしたから!人をこんな扱いすることなんて考えれません」
「・・・そうか…ゆず…一つだけ言ってやる、金持ちのαなんてみんなこんなものだ。なんでも手に入ると思っている。だがゆずと一緒にいたことで変わったことがある」
「なんですか?」
「ゆずは物をあげるとパァっと顔が喜ぶ、プリンなんかは本当に、顔がニマニマしている」
ニマニマ!?そんな…僕変な顔していたんだ!今度からは気をつけよう
「そんなゆずを見ていると、こっちまで笑顔になってしまいそうなんだ。今までは全て手に入っていたから物をプレゼントされたところでなんの感情もなかったが、ゆずに物をあげることで尽くしたいって気持ちが芽生えたし、嬉しいという感情も学ばせてもらったよ」
「だから、あんなにプリンくれたんですか?」
「まぁ、それもあるが…何をしても俺になびかない、ゆずを手に入れたいからだよ。こんなに人を愛したことも、落とすのに苦労したこともない」
今までずっと素直に聞いてきたけど、この流れは長い告白!?的な!?
こんな話されたって、一条様は俺様ってのは変わらないんだから絶対に告白されたってなびかない!
「だから…また俺のプリンを受け取ってくれ」
「ごめって!」
告白じゃなかったぁ!
「・・・まぁ受け取りますけど…大切なんで」
「ごめ?ってなんだ?」
「ごめは、ごめですよ!ごめごめ~」と何とか押し切った
「お菓子大魔王とそう変わらんだろ」
んーあんまり変わらないかも?でも、僕はみんなから言われてるし、その差は絶大!やっぱり、お菓子大魔王の方が恥ずかしさもあるし!変なあだ名だと思う!
「変わらないかもしれないですけど!恥ずかしいの!」
「そんなに嫌なら、あだ名つけた奴を見つけ出して、追放してもいい、どうする?この世から消してもいい」
この世から消す!?追放!?なんじゃそりゃ!って、そうだ…忘れてた…一条様はこの学園…いやこの世で絶対的な王だった
僕のせいでこの王に消されるのは可哀想だし、大量に貰ってしまったプリンのことだって元はと言えば僕が悪い
「この世から消すのも追放するのもやめてください。そんなあだ名ひとつで殺されるなんて可哀想です。一条様はそういう感情がないんですか?」と聞くと「そうだな…無いかもしれん。昔からこの世にあるものは全て手に入ると思って生きてきたからな…気に食わないものは全て壊してきた」と真剣な顔で言われた
そんな漫画みたいなセリフ言う人がこの世にいたとは…けど、一条様が言うとなんかしっくりくる
なんだか、本当に別の世界から来た人だな…僕みたいな一般人には考えられない発想。そんな世界の人になんかこき使われたくないし、絶対つがいたくない!
「やっぱり、一条様は生きてる世界が違いますね」
「いや、一緒だが?」
「一緒じゃないですよ!ぼくは田舎にいた頃なんか、生きることで精一杯でしたから!人をこんな扱いすることなんて考えれません」
「・・・そうか…ゆず…一つだけ言ってやる、金持ちのαなんてみんなこんなものだ。なんでも手に入ると思っている。だがゆずと一緒にいたことで変わったことがある」
「なんですか?」
「ゆずは物をあげるとパァっと顔が喜ぶ、プリンなんかは本当に、顔がニマニマしている」
ニマニマ!?そんな…僕変な顔していたんだ!今度からは気をつけよう
「そんなゆずを見ていると、こっちまで笑顔になってしまいそうなんだ。今までは全て手に入っていたから物をプレゼントされたところでなんの感情もなかったが、ゆずに物をあげることで尽くしたいって気持ちが芽生えたし、嬉しいという感情も学ばせてもらったよ」
「だから、あんなにプリンくれたんですか?」
「まぁ、それもあるが…何をしても俺になびかない、ゆずを手に入れたいからだよ。こんなに人を愛したことも、落とすのに苦労したこともない」
今までずっと素直に聞いてきたけど、この流れは長い告白!?的な!?
こんな話されたって、一条様は俺様ってのは変わらないんだから絶対に告白されたってなびかない!
「だから…また俺のプリンを受け取ってくれ」
「ごめって!」
告白じゃなかったぁ!
「・・・まぁ受け取りますけど…大切なんで」
「ごめ?ってなんだ?」
「ごめは、ごめですよ!ごめごめ~」と何とか押し切った
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