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クイズ大会

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「そっちが呼んでいいって言ったんじゃないか」

「呼んでいいなんて一言も言ってないんですけど!」

「けど、俺のゆずたん呼び良かっただろ?」

「はいはい、よかったですよー」なんて僕的にはいつものように話していたんだど周りの反応は

「なんか、熟年夫婦感に似たものを感じる」と翼くんが言うと周りも頷く

「熟年夫婦感?」と言うと唯くんが「よく分からないけど、なんて言うか慣れている掛け合い?お互いを熟知しているような…」

「まだ、出会って間もないよ?」と僕が言うと一条様は「前世で会ってたんだろ…ゆずのことはまだまだ分からないこともあるが、そんじょそこらの友達とやらよりかは熟知している」とドヤ顔で言うと翼くんが「僕だって!ゆずたんのこと大好きだし、一緒に暮らしてるんだから、一条様よりかわかってます」

「なんだと?俺が一番わかってる」

「僕が一番分かってます!」とバチバチになってしまった

すかさず僕も「いや、僕が一番分かってるんだけど…」と割り込むけど

「ゆずはいい子だから静かにしてろ」

「ゆずたんは黙ってて!これは男と男の戦いなの!」とさらにヒートアップしてしまった

そこで、一ノ瀬様が「ゆず…くん…のクイズしたら分かるんじゃない?」という提案で僕クイズをすることになった

司会は月城様

月城様は、頭脳明晰だからクイズとか好きらしい

「ゆずくんクイズ…第一問、ゆずくんの好きな食べ…」と言うと一条様が「はい、○○屋のプリン」

「一条、正解!」

確か、僕がいちばん食べてるプリン屋さん

「問題はゆずくんの好きな食べ物はプリンです。そのプリンを一条はどこで買ってる?でした」

「ふん、簡単だ」とスカした顔の一条様と「そんなのズル!」と駄々をこねる翼くんだけど一条様から「ゆずが毎回このプリンを食べてることぐらい知ってるだろ?」

「ぐぬぬぬ…」

「じゃあ、第二問目…ゆずくんは、毎日何時何分におふ…」と言ったところで同時に「「はい」」と言ったけど、みんなの判定で翼くんが答えることになった

「ゆずたんは毎日20時30分頃にお風呂に入ってます」

「翼、正解!」

安堵の表情で「ふぅ~危なかった」と肩を下ろす

一条様は少し悔しそうにしている

ざまぁみろだよ…フッフッフ…と笑ってやった

「では、最終問題!どちらかが正解したらゆずくんが頬にキスしてくれます!」

「ちょっと!そんなこと許可してないですよ!しかも、一条様はともかく、翼くんは…」とちらっと翼くんを見たらめちゃくちゃ燃えていた

僕がちらっと見たことに気がついたのか「ゆずたん、僕も頬にキスされてみたいんだ、だから良いよ」と言って集中した

頭おかしくなったんじゃないかと思ったけど言わないでおいた

「では、最終問題…ゆずくんの実家は…」というところで一条様が「はい、ゆずの実家は野菜農家です」と言った

緊張感の中、答えは「一条………正解!」ということで一条様が勝利する形で終わった
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